高血糖と低血糖のひらいクリニック

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内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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奥本 亮さんのライブに行ってきました

Posted on: 月曜日, 3月 26th, 2012 in: クリニックより

奥本亮さんは、ロサンゼルスに住むプロのミュージシャンです。プログレッシブロックのバンドのキーボードを担当されています。海外ではそこそこ有名なのですが、日本ではあまり知られていません。数年前に、日本に来られていたときに誰かに紹介され、知り合いました。その後、ロサンゼルスにいる彼と何度かバンドのことでやり取りしたことがあります。とてもフレンドリーな方で、社会人バンドをしていた私たちの練習に来て、アドバイスしてあげるよと言ってもらったこともあります。実現はしませんでしたけど。

長い間、連絡もとっていなかったのですが、1か月以上前、奥本さんのサポーターから電話があり、彼のライブのことを聞きました。メールアドレスが残っていたので、メールしてみたら覚えてくれていたようで、返事をくださいました。今回、2カ所だけのライブだったので、コルセットつけた状態でしたが、出かけてきました。ステージも客席もフレンドリーな感じでよかったですよ。さすが、舞台慣れしているなあと感じました。http://www.ryookumoto.com/japanese/index.html

奥本さんのように海外で頑張っている日本人はたくさんいます。クリニックでも、何人もの患者さんを海外に送り出しました。海外に行ってからまた不安になったら、メールしてくださいねと言って送り出しています。私の妹もアメリカで生活していますが、海外での生活で一番不安になるのが、病気になった時です。すでに、ニュージーランドは医療サポートを開始していますが、アメリカも医療サポートしていこうと考えています。

しかし、海外に住んでいたのに日本に引き揚げてこないとならない友人もいます。理由は、家族の病気です。何かあった時、すぐに駆けつけることができないので、日本に戻るという判断も必要なのでしょうね。私の父親が亡くなった時も、アメリカに住む妹は葬儀に間に合いませんでした。一日遅らせてくれたらよかったのにと本人はいいますが、遠方から葬儀に来られている方もおり、妹のために一日送らすことなどできません。海外で住むのであれば、そういったことが覚悟しておくべきなのでしょう。

フランコの宣伝用ビデオも、最終段階に入ってきたようです。インタビュー画像を入れるのか、日本語訳をつけるのかなど何度もニュージーランドと連絡を取りながら、やっと内容がまとまったのです。彼の映像と歌は、本当に心に響くものです。元気がない時に見ると、元気をもらえます。早くたくさんの人に見てほしいと待ち遠しいです。

音楽に国境はありません。ビデオで見るより生で演奏を聞くほうが、いいものです。是非、いろんなライブハウスに出かけてみて下さい。

やる気が起きない人

Posted on: 金曜日, 3月 23rd, 2012 in: クリニックより

何もかもめんどくさい。そういった人がいることを知りました。確かに、何かするのはめんどくさいので、当たり前の話だと思います。何かをしようと思う気持ちになることのほうが難しいと思います。

でも、本当に性格だけでめんどくさいのでしょうか?慢性疲労症候群というものは、うつ病の一つだと言われてきましたが、血糖値のせいかもしれないと思いだしています。だって、血糖が下がってたら、何もする気にはなれませんからね。逆に、血糖値が高いとやたら元気だったりします。高い血糖値は脳にとってよくないので、消費してしまおうとするからです。持続力がないと言う人も、血糖が下がってるのかもしれません。やる気になって動きだしても、血糖が下がってしまえば当然やる気もうせてしまいますから。

性格だとか、体質だとか思っている中に、重要な症状が隠れていないか、それをどう発見するかが今の課題です。症状だと思っていなければ、本人が話をしないからです。些細なこと、朝は元気だけど夕方になると元気がなくなるとか、おなかが張ってくるとか、根気の無い性格だとか症状には思えないことから、何かを導き出すことが重要だと思います。

医療の現場では、昔から医療機関に来ない人たちをどうするかとういうことが問題視されています。医者嫌いといわれる人たちは、鍼灸や整体には出向いていっていたりします。あるいは、医療と呼ばれるものには全く行かずに、サプリメントの店やマッサージの店で、些細な症状を訴えている場合もあります。

なぜ、医療機関に行かないのか、いろんな理由があると思います。長時間待たされるから。それは私も思います。それで、クリニックでは待たせない診療を心がけています。それ以外に、悪い病気といわれるのが嫌だ。だらしない生活を改善しなさいと言われるのが嫌だ。薬を飲まされるのは嫌だ。いろんな理由があります。

でも、医療機関に行くことで、問題ないことだと安心をもらえることだってあります。不安に感じたまま放置していれば、いつまでたっても症状がなくならないこともあります。原因が治って、症状も消えているはずの時期に、からだが症状再現してしまうことだってあるのです。

よくあるのが、風邪をこじらして医療機関に言って薬をもらったらすぐ治ったと言う話です。薬が症状を楽にしたのかもしれませんが、安心感が症状を消してくれたほうが多いと思います。だって、医者は風邪ひきは治すことができませんから。

薬は飲まないに越したことはありません。でも、薬に少し頼るだけで楽な生活ができる場合もあります。好きなものを食べるためには、薬に少し頼ってみるのもいいかもしれません。

耐糖能異常が思った以上にたくさん見つかりました

Posted on: 水曜日, 3月 21st, 2012 in: クリニックより

耐糖能異常を調べるのに糖負荷試験という検査があります。患者さんでこれといった症状の無い人70人に糖負荷試験をしたところ、26人にインシュリンの異常分泌を認めました。これは、予想外に多い数字だったので、スタッフも全員受けるように指示しました。そしたら、3分の一にかなりひどい血糖変動、3分の一にインシュリンの分泌異常、ほぼ正常だと判断できたのは、たった3分の一でした。これには、スタッフもびっくりしています。あわてて、身内を連れてきて検査を受けさせているものもあります。糖尿病の遺伝的素因がないか調べています。

異常が見つかった人の多くは、空腹時血糖は正常ですし、糖負荷による血糖変動も正常の人がほとんどです。血糖変動に異常が見つかった人も、空腹時は正常で、血糖が上がってもすぐに下がるので、HbA1cでは異常は見つかっていません。糖負荷で、血糖値が250まで上昇した人も、一年前のHbA1cは正常だったそうです。ということは、1年弱で、異常に変わってきたということになります。

これらのデータは、学会で発表するために現在まとめています。抄録が受理されれば、もう少し詳しい調査をして、日本人特有の体質として、いくつかの学会に出して論文にもしていこうと思っています。

インスリン分泌に異常を認めた人に、独自の栄養指導をしたところ、多くの人に改善がみられています。特にこれといった症状はなかったのですが、異常が見つかってから”そういえば。。。。”といった軽い訴えが出てきて、改善してみて初めて、症状だったと言うこともわかりだしました。

朝起きてすごくしんどい、寝る前に過食してしまう、体調が悪く家に引きこもりがち、宴会などに参加するのが苦痛、コブラがえりが起きていたなどなど、本当に些細なものが見つかりだしています。また、食後血糖を安定させることで、食後低血圧を改善したと言う報告も見ました。血糖と循環動態・血圧との関係は、早くから関心を持っていたので、やはりそうだったのかという印象です。

食後1時間の高血糖や食後6時間の高脂血症(中性脂肪高値)は心筋梗塞の原因だともわかってきたので、症状がないうちの検査が非常に重要だと言うこともわかってきました。

これらは、空腹時でしか検査していない検診や人間ドックでは見つかりません。あるいは、少し正常域を出た程度の異常でしか見つかりません。数字にしたら、1-2、0.1-0.2というごく微量の変化です。施設側から異常なので精密検査に行ってくださいと言う指示は出ない範囲です。

糖尿病になってしまったら大変なので、なる前に見つけるにはどうしたらいいのか、ネット上で何を流せば、気づいてもらえるのか?今の問題点は、どうやって新たな患者さんを見つけて行くのかということかもしれません。

彼岸です、お墓参りしましょうね

Posted on: 火曜日, 3月 20th, 2012 in: クリニックより

今日はお彼岸なのでお墓参りに出かけましょう。先祖を供養すると言う意味だけでなく、お墓参りをすることで、気持ちの整理もできると思います。亡くなった方たちを思い出すいい機会です。

私の母方のお墓はないのですが、一心寺にみな眠っているそうです。お墓を持たない人たちがお骨を預けておくと、何年かに一度集まったお骨で仏像が作られます。おじいちゃんは、あの仏像、おばあちゃんは、こっちの仏像にいるって話をしながら、お参りするのです。

今回、墓参りをして新たなことを知りました。父方の祖母が101歳まで生きていたと言うことです。亡くなったことは知っていましたが、親戚の縁を切っていたので、父のお墓に入ったかどうかも知りませんでした。何年も行方が分からなかったので、祖母の名前は、ずっと赤字のままでした。それを見るたび、生きてるのかなあ、どうしてるのかなと思っていました。

今年の墓参りで、祖母の名前が赤字ではなくなり、享年101歳と刻まれたことで、父の作った墓に入ったのだと知ったのです。墓は、先祖代々のものではなく、父が作ったものなので、祖父、伯父、私の兄、水子の供養、父、そして祖母が入ったことになります。元のさやに収まってよかったと思いました。

墓地をおとづれて、きれいなお花を飾ってもらっているお墓が多いことを見ると、とてもうれしくなりました。みんな、喜んでいるんだろうなと。。。

 

弁護士への協力

Posted on: 月曜日, 3月 19th, 2012 in: クリニックより

弁護士から意見を聞きたいと持ちかけられることがあります。事件や事故が病気の発症と関係あるかどうかという意見です。実際にその患者を診ることなく、与えられた情報だけで、意見を出します。そのため、あらゆる可能性を考えて、何パターンかの見解を提出します。診断を求められているわけではないので、いくつかの意見を出すことになってしまいます。

問題は、患者さんが訴える症状と、検査結果から発症の時期を予測して、事件や事故が原因かどうかを考えるところにあります。

これは、一般診療でもよくある話です。症状というのは、本人が自覚した時期と症状が出だした時期が異なっていることがよくあります。本人は、症状が明らかになり何かおかしいと感じだした時期を発症の時期と訴えます。風邪をひいてから起きるようになったから、風邪薬が原因だと思うなど、原因まで考えてから話をされます。でも、本当にそうかどうかは、詳しく聞いていく必要があります。

記憶というのは、何かと関係させないと思いだしにくいという点も関係します。症状は最初は些細なものなので、気にしていないことのほうが多いものです。何度か体験するうちに、何かおかしいと思いだします。そうすると症状に注目しだして、何と関連があるか考えるようになります。そうすることで、必要以上に症状が強く感じられて、ひどい場合は悪化していきます。そうなるとますます神経質になるので、本来なら治っている時期になっても、症状だけ悪化していくというはめになります。

症状というのは、本人が感じるもので、証拠が取れないことが多いからです。出血など外からわかるものは少なく、多くは、しびれるとか痛むとか動きが悪くなったといった本人しかわからないものだからです。事件や事故になると原因は他人だと思っているので、なおさら症状の訴えがひどくなります。本当に原因がそこにあったのかどうかを推測するのは難しいかもしれません。

しかし、多くの症状はあるきっかけで表面化するだけで、そこに達するまでに長い期間が必要なのです。からだは、ぎりぎりまで正常を保とうとするので、かなり悪化していても、本人は自覚していないことがほとんどです。何かのきっかけで、外の向いていた注意を自分に向けるようになると、些細なことでも異常ととらえるようになります。それまで、問題の無いものと考えていたことまで、異常に思えだしたりするのです。

病は気からといいますが、それが当たっているのかもしれません。異常な症状ではないとか、大したことではないとわかると、急速に治っていくことも多いからです。

本当に異常なことなのか、正常範囲のことなのか、いつから起きたことなのか、原因は何なのか、3次元で考えて行かないとならないわけで、大変な作業なのかもしれません。

中性脂肪が1000を超えてる方は要注意

Posted on: 金曜日, 3月 16th, 2012 in: クリニックより

中性脂肪が高いのに体質だとか、マヨネーズが好きだからとか放置していませんか?

クリニックの患者さんで、10年以上医者にかかってるにもかかわらず、中性脂肪が2000ぐらいの高い値の儘で、体質だと諦めていた方から、日本で初めての遺伝子型が見つかりました。

脂質関係については、金沢大学と連携しています。中性脂肪についても相談をしていて、患者さんを説得して、金沢まで受診に行って来てもらったことがありました。中性脂肪の値については、内服を調整し、食事指導を徹底することで、1000を切ることができ、膵炎の可能性が薄らいだということで一段落していました。

あれから、何カ月も過ぎていたので、今回の報告はびっくりする内容でした。脂質異常については、いくつかパターンがあって、元々珍しい症例だったのです。遺伝子異常まで調べてくださってるとは、私も知りませんでしたので、この情報は本当にびっくりしました。

日本での報告は初めてになりますが、本当に一人だけでしょうか?そうではないはずですよね。中性脂肪が高いのは体質だと放置している方の中に、必ずたくさん見つかると思うのです。一般的に、検診などでは空腹時に中性脂肪を測りますので、異常がないとされている方も多くいらっしゃると思います。また、コレステロールと違って、中性脂肪を下げる薬が少ないことから、あまり重要視されていない場合もあります。

ところが、中性脂肪は空腹時と食後では違うものとして判断しないとならないのです。空腹時の中性脂肪は肝臓で作られたものなので、食事とは関係が薄いのです。ところが、食後の中性脂肪は食事の影響で、脂肪分より糖質の取りすぎに影響されます。食後六時間の中性脂肪値が高いと心筋梗塞を起こしやすいという報告もあるので、食後の中性脂肪の測定が重要になってきました。

中性脂肪がかなり高くても、症状は出ません。食事が悪いからとか体質だとかで放置されている方は、是非調べなおしてみてください。食事の影響からだけであれば、1週間でも野菜中心の食事に変えて見れば変化がわかるはずです。

自分の体なので、医者任せにせず自分でも実験をしてみてください。一度の検査ですべてのことはわかりませんので、条件を変えて何度か検査を受けてみてください。本当に体質だと言うのであれば、遺伝子型まで調べてみる必要があるのではないでしょうか?

脂質異常症について

2ヶ月目の経過

Posted on: 木曜日, 3月 15th, 2012 in: クリニックより

2ヶ月たってどの程度治ってきているか確認のため3DCTを取ってきました。結果としては、まだ当分コルセットは外せないという内容でした。腰椎の後方は、骨の再生が見られますが、中心部にぽっかり穴が開いたままで、ここが埋まってこないと治ったことにはならないようです。

ただ、コルセットを長く装着していると腹筋が弱くなってしまうので、極力立っているほうがいいそうです。前かがみの姿勢がよくないので、座ったとしても、胸を後ろにのけぞった姿勢を維持する必要があるようです。

現在、脊柱管へ若干骨が飛び出ていますが、幸運なことに神経障害は全く出ていません。ただ、今後の経過で神経障害が出てきた場合は、緊急手術の必要性があるそうです。

この状況なら、コルセットが外せるのは、GW明けになるかなという感じがします。GWはどの病院も医者が手薄になるので、万が一緊急手術になっても対応できないからです。そういった場合、次の段階の治療に移るのは、少し先延ばしにするのが通例です。

コルセットで動きを制限しながら、筋力の低下を抑えて行く時期に入ったようです。

栄養指導を受けにくる暇がない方へ

Posted on: 火曜日, 3月 13th, 2012 in: クリニックより

栄養指導のための冊子を作成しました。クリニックに受診したことがある方なら、再診予約から栄養指導の冊子購入と申し込んでいただければ、郵送します。最終のチェックをしていますので、早ければ来週ぐらいから販売可能だと思います。他の冊子と同様に500円で配布します。

冊子が栄養指導の代わりになるのかというと、参考程度にしかならないことはわかっておいてください。食生活指導というのは、人によって違った内容になります。職業によってもかなり違ってきますし、男性と女性では違います。また、ひとり暮らしかどうか、食事を作っている人が誰かによっても変わってきます。自炊だからいい食事をしているとは限らないのです。

しかし、栄養指導を受けてもらうほうがいいと思った方でも、時間がない事を理由に先延ばししている方が多くいらっしゃいます。そのことがずっと気になっていたのです。

現代社会では、なぜか健康のことが後回しになっています。仕事が忙しいから、子供の行事で忙しいから、親の介護で出かけられないからと、いろんな理由で、自分の健康を後回しにしています。病気になってからでは間に合いませんよ。いつもそう思います。

かといって、会ったことがない人にまで販売する気はありません。あくまで、うちのクリニックに来られたことがある方に限定します。それには、理由があります。文字だけでは伝わらないことがたくさんあるからです。クリニックでは、なるべく人と人のつながりを大事にしています。検査を提案しても、何のために行う検査か、どういった手順で行うのか、料金はいくらくらいかかるのかなど、事細かくスタッフが説明します。意味を理解して受けていただかないと意味がないと思っているからです。

よく、検査してくれたらそれでいいんだなんておかしなことを言う方がありますが、検査することで、治療方針が変わるとか、治療の効果を見ることができるなど意味がなければする必要はないはずです。検査しておきましょうと言って、なんともなかったですだけで終わって、会計に行ったら、予想外に高額な請求をされたことはありませんか?そういったことは、一般の社会ではあり得ないことです。必ず、料金を知り、料金に見合った内容かどうか考えたうえで、依頼するものですよね。

悪しき風習は、誰かが変えていかないとなりません。そんなことを日々考えています。

大人って、どういうことなんでしょうね。

Posted on: 日曜日, 3月 11th, 2012 in: クリニックより

ある方から、素敵な言葉の並んだ紙を頂きました。大人として、どうふるまうべきかが書かれたものです。

人との付き合い方がわからないと言ってた方に、その紙を見せたところ、とても勉強になると言っていました。人との付き合いというのは、とても難しいことのようですが、本当は簡単なことなのだと思います。人からよく誤解されると言う人は、誤解されたくないという気持ちが強いのだと思います。誤解されたとしても、人と人の付き合いは、円滑にできるものです。

思いや、考えを人に伝えると言うのはとても難しいことです。価値観が違えば、なおのこと難しいことだと思います。自分を高く評価してもらいたいと思えば、なおのこと難しくなります。でも、高い評価をもらう必要があるのでしょうか?

評価というのは後でついてくるものです。当たり前のことをしたと思っても、高い評価をもらうこともありますし、かなり頑張ったと思うのに、評価されなかったりすることもあります。大事なのは、自分にとってどうだったかということだと思います。

自分にとって満足のいく結果であれば、他人から高い評価を得る必要もないかもしれません。ほめられるとうれしいものですが、ほめてもらおうと思えば、他の人をほめるようにしないとならないと思います。その人その人の、いいところを探し出すのはとてもいいことだと思います。

私は、大人という言葉は好きではありませんでした。大人は、子供の延長線上であって、分けられるものではないと思っているからです。子供だからと言って、何でも許していいわけないので、子供の間から、大人としての振る舞い方は勉強していきます。成人したから、急におとなになるはずはないのです。

でも、大人という言葉が、おとなしいという言葉からできたのであれば、納得ができます。自分を主張することから、他人を尊重していくように変わっていくことが、大人への変化でしょうし、そのためにはおとなしくしていなければならないからです。

大人になりきれていないと思っている方、おとなに興味ある方は、クリニックで声をかけてください。こそっとお見せしますね。

皮膚に対する新しい治療法

Posted on: 金曜日, 3月 9th, 2012 in: クリニックより

もともと、レーザー脱毛、しみ、ほくろ治療、二重瞼のプチ手術など美容関係にも携わっていました。横浜のルナクリニックの見学の際にも、美容関係に興味があり、次回自分自身も体験してみようと話していました。今回、骨折の影響で、何日も顔を洗えなかったことや、ストレスから吹き出物も増え、休んでいる間に皮膚のことも相談してみようと思い皮膚科を受診しました。そこで、新しい治療法があることを知ったのです。

レーザー脱毛を教えてくれた、東京の形成外科の院長とは最近も二度ほど会っていたのですが、彼は年齢のことを考えて縮小していく傾向だったので、新しい知識は得られませんでした。また、脳外科病院にいた時期には、脳関係のことばかり興味を持っていたので、数年間まったくかかわっていなかったのです。とはいっても、皮膚についてはいろいろ意見を持っていたので、関連のハーバルで作られたバームを取り入れたり、ラップ療法、独自のフェーシャルの開発も考えていました。

今回、受けてみたのはメソアクティスという方法ですが、電気棒で皮膚に一時的に細かい穴をあけて、すぐにローラーで薬液を浸透させると言う方法です。皮膚というのは、重要なバリアーで、アトピーなどで弱くなるといろんな刺激が肌の中に入ってしまい、大変なことになります。その一方で、しっかりしたバリアーを通して薬液を中に入れるのは、本当にこんなものでした。

保険診療で認可されている塗り薬類は、基材になる油の粒子が粗いため、皮膚に浸透しずらいものでした。それで、クリニックでは、細かい油を基材にして、アロマの成分の効能を使ったバームを治療に使っていました。しかし、単に塗れば効くと言うものではなく浸透させるために、いろいろ工夫をしてきました。浸透という苦労していた部分を解決したメソアクティスという方法は、画期的だと思います。

私の場合、人に薦めるまえに自分で試してみて、効果を見る主義なので、さっそく受けてみました。すでに二度受けてみたのですが、予想以上の効果が出ています。医療機関でしか受けられない技術のようなのですが、エステのジャンルに入るようで、保険は効きません。最新の器械を使うために、料金もかなり高額ですが、受ける価値はあると思います。

ゆくゆくは、このメソアクティスとうちのバームをコンビネーションできればいいなと考えています。皮膚の治療には、メンテナンスがとても重要なので、一時的によくなったものをいかに継続するかが問題です。そういったところでは、バームの効果が期待できるのではないかと思います。