インフルエンザの流行について。。。
Posted on: 火曜日, 1月 28th, 2014 in: クリニックより病院の外来をしていると、インフルエンザの方がなんと多いこと。。。結果が出たら、急いで薬を出して帰ってもらってます。だって、他の人に移されるとかないませんから。インフルエンザにかかった人が、自宅から出てこないようにするにはどうしたらいいのか考えていました。
流行するのは、患者さんが自宅から出てくるからですよね。では、自宅で妊娠検査薬のようなキットで検査ができて、検査陽性なら、タミフルなどの抗インフルエンザ薬が手に入ればいいわけです。
でも、休むのに診断書が必要だから、病院に来なければならないようです。それなら、検査キットを見せれば、学校でも会社でも休めるシステムにしたらどうでしょうか?持っていかなくても、写メールで送ればいいじゃないですか。
それよりも問題なのは、予防接種を打ってるから、症状がはっきり出ないで感染を起こしている人が、街中をうろついていることでしょうか?ノロウイルスも不顕性感染の人が集団感染を引き起こしたわけで、インフルエンザでもあり得ますよね。
どちらにせよ、この時期は感染しても自分の免疫力でやっつけられるように、あったかくして十分睡眠をとるべきでしょうね。自分の身は、自分で守る!!
大阪女子マラソンを見ました
Posted on: 月曜日, 1月 27th, 2014 in: クリニックより見に行こうと思っていったのではないのですが、たまたま昼ご飯を食べに出かけた時にマラソンを見ました。選手たちがとても小柄だったのが印象に残りました。それより、報道のためにたくさんの車に挟まれて走っていたことに驚きました。
マラソンって、健康的なスポーツだと思っていたのに、都会の車道を車とかバイクに先導されながら走れば、たくさんの排気ガスを吸ってるんじゃないかと思って、心配になりました。先導者は、電気自動車にするべきなんじゃないでしょうか?
私自身は、マラソンは大嫌いで、高校の時はよくさぼっていました。丘の上にあった学校なので、坂を下ってマラソンに出て、戻ってきた最後にまた坂を登らないとならないのです。それで、出かけるのですが、先頭集団が戻ってきたら、そのままUターンしてました。
運動としては、バスケットボールなどの瞬発力で動くものが好きで、マラソンのような同じ動きの繰り返しは、好きではありませんでした。水泳は何時間でも泳げるのですが、陸上を走るのは、いまだに苦手です。
2時間以上走り続けるマラソン選手は、根気があって粘り強いんだろうなと思いました。
巨大結腸症、偽性腸閉塞症について
Posted on: 木曜日, 1月 23rd, 2014 in: クリニックより以前、中毒性巨大結腸症を見たことがあります。そのときは、高齢でもあったためほどなく亡くなられてしまいました。家族の話では、巨大結腸の状態はかなり前からあって、何度も医療機関に入院したそうです。
外来で相談を受けたこともあります。痩せた方で、おなかが張っているように見えなかったのですが、レントゲンでは大腸がぱんぱんに張っていました。おなかの張りがかなり苦痛だったようですが、大病院で下剤しか方法がないと言われたそうです。
そのときに、横浜に行ってみてはどうだろうかと話しました。そういった疾患を扱っている病院があるからと。その方は、それも良いかもしれませんとおっしゃってました。
今回は、施設入所中の方の治療に困って、知人に聞いたりして調べていました。結局、たどり着いたのは横浜の病院でした。治療が難しい病気というのは、扱っているところが限られています。
一度、本人や家族と相談してみないと行けませんね。
新人画家さんの絵の展示を始めました
Posted on: 水曜日, 1月 22nd, 2014 in: クリニックより新人画家さんの絵を紹介するために、一枚だけ絵の展示を始めました。クリニックで購入したものではなくて、販売目的での展示です。金額は決まっていないので、気に入った方は、画家さんと直接相談していただくことになります。
アロマの講習会も、試験的に始めています。次回はアロマの入浴剤を作ってみようという内容です。詳細が決まったら、HP上で紹介します。リラクゼーションは、病気の治療にも重要なことです。薬だけでなく、いろんなことを病気治療につなげていこうとしています。
健康なうちから医療機関に来てほしい。そんな気持ちでいろんなことを模索しています。受診目的じゃなくても、一度足を踏み入れてみてください。来たことがある人にしか分からない空間を作っています。
肩甲骨の痛みが肺から来ていた?
Posted on: 火曜日, 1月 21st, 2014 in: クリニックより肩甲骨の部分に痛みがあり、整形外科で治療を受けていた方に、肺の病気が見つかりました。痛みがひどくなったと受診され、念のため肺のCTを取ったところ、痛みのある部分に一致して、膿のたまりのようなものが写ったのです。
熱もなく、白血球も上がってなかったので、いったい何の病気かはまだわかりません。患者さん自身は総合病院で精密検査になりましたから。でも、CTを見ると長引いていた肩甲骨の痛みは胸膜の痛みだったと思われます。
同じ日に、肋骨の痛みだと思われていた患者さんに胆嚢炎が見つかりました。脇腹を押さえていたので、肋骨をまず疑ったのでしょう。でも、治らないからと再度来院され、CTを取ったら胆嚢炎だったとわかったのです。
この場合は、腹部の触診をすると、患者さんの痛みの訴えの場所以外に、押さえるといたがる場所がかなり広い範囲でありました。でも、実際の診断はCTを取ってみたからついたのだと思います。
表面の痛みか、内臓の痛みかの区別は難しいと思います。良く、内臓の痛みじゃないかと来られますが、多くは表在の痛みです。でも、表在だと思っていても、内臓から来ることもたまにあるわけで、注意が必要です。
では、患者側はどうしたらいいのでしょうか?痛みが治まらなかったら、”再度訴える”ということが重要だと思います。医者も人間なので、初めて診る患者さんにその場でちゃんとした診断をつけることの方が難しいですから。。。
脂肪筋という考え方
Posted on: 月曜日, 1月 20th, 2014 in: クリニックより脂肪筋というのは霜降り肉のようになってしまった筋肉のことを言うようです。実際には目で見えない状態の霜降り筋肉らしいのですが、これがインスリンが効かなくなる原因と考えられているようです。
脂っこい食事を3日続けただけで、脂肪筋は増えるそうです。脂っこい食事をしてもしっかり動いていれば、脂肪筋にはならないようです。検査ではわからないのですが、肝機能検査で、ALT(GPT)が30を超えている人は要注意だそうです。でも、正常値が40までなので正常だからいいと思っている方は多いでしょう。
脂肪筋と関係するのは脂肪肝の様ですから、腹部エコーを定期的に受けておくのもいいかもしれません。脂肪肝になってしまったら、しっかり運動をしていけばいいわけです。
検査で正常でも、正常とは限らないという話が、こういったところでも出てくるわけで、本当に驚きます。もっとわかりやすいように、正常と異常の間に、イエローカード的な範囲を作ればいいんだと思います
LDLコレステロールをどこまで下げるか。。。超悪玉コレステロール
Posted on: 日曜日, 1月 19th, 2014 in: クリニックより最近、心臓関係、脳関係から情報が入り、どうも徹底的に下げたほうがいいような感じです。脳関係からは50ぐらいまで下げて構わないと連絡が来ました。正常値とされているのが、130未満なので、かなり低いですよね。
糖尿病関連の先生方も糖尿病があるだけで100以下に下げたほうがいいと書いておられます。狭心症など心臓病になったことがある人は100以下と言われているので、クリニックでは目標値を80以下と話してきたので、それも悪くなかったなあという感じです。
LDL値が正常でも、超悪玉コレステロールが高いと脳梗塞、心筋梗塞になりやすいようで、検査が必要だと言われています。ただ、超悪玉コレステロールは自費検査になり、5千円かかります。
もとから低い人はそれでいいのかというと、そうでもないようで、金沢大学の先生からは脂肪肝などがないかチェックが必要と言われています。また、LDLを原料として、女性ホルモンが作られるので、生理不順がないかなども検査が必要でしょう。
ひとつの検査値でも、これだけ細かい読み方があるので、正常だからといって安心できませんね。
食塩の量について初めて計算してみました
Posted on: 木曜日, 1月 16th, 2014 in: クリニックよりバイト先の病院で、食塩を処方されている方がいて、量が多いんじゃないかと薬局から問い合わせされ、初めて塩分量の計算をしてみました。
元々、ナトリウムが低下してくるから、食塩が処方されていたようですが、前の病院から持ってきた分と病院内で処方された分がダブっていたようです。経管栄養だけの方で、経管栄養剤にも食塩が入っていて、一日約1gでした。
高血圧の方には6g以下と制限しますが、経管栄養だけだと1gしかは要らないのには驚きでした。経管栄養の際は、整腸剤を加えることが多いのですが、そこにも塩分が入っていたのにはびっくり、一日3gも入る算段です。
日本では健康指標として、塩分は9g以下となっています。高血圧の人は6g以下、WHOは5g以下としているので、日本の基準は少し高いようです。最低必要な塩分は、1.3gの様なので、かなり少ないですね。
自分がどれだけ塩分を取っているのか知りたい方は、尿検査で調べることができます。随時尿を用いた24時間用ナトリウム排泄量の推定の式で出すことができるんです。最近調べた人で、13gの方がいたので、びっくりしますよね。
高血圧の方は、できるだけ塩分排泄量を調べた方がいいでしょうね。
糖尿病連携についての記事
Posted on: 水曜日, 1月 15th, 2014 in: クリニックより新春の対談として、糖尿病分野のトップの清野先生と医師会のえらいさん、歯科医師会のえらいさんの記事が載っていました。内科、眼科、歯科の連携という意味ではとても素敵な内容だったのですが、問題点もわかりました。
糖尿病と診断されて、治療をしていたが、中断している患者さんの数です。6割が治療を継続していないそうです。その原因として、病院に行ったら一日仕事になるからだろうと書かれていました。
では、それをどう改善したらいいのかについては書かれていませんでした。結局、通院しない人は放置されるんですよね。それでいいんでしょうか?私たちはそういったことに対応するために、土曜の午後や月に一度は日曜診察をしています。
入院施設のある病院なら、時間外にも受診は出来ます。でも、時間外料金が加算されます。私たちのところでは、土曜の午後や日曜日でも時間外料金は頂いていません。検査も平日と同様に受けていただけます。
働いている人なら誰しも、休みが取れないということは深刻な問題です。企業は受診であれば、福利厚生だと考えて有給は使わなくていいようにしなくてはなりません。医療機関側は、ちゃんと予約時間を守って、支払いまでスムーズに済むようにしなくてはなりません。
予約を取って行っても、3時間も待たされてまだ時間がかかると言われて、怒って帰ってきた方がいます。私の友人ですが、予約自体も3カ月先になると言われ、3カ月も待って受診したのにです。怒って帰ってしまっても仕方ないと思います。
私の後輩を受診してもらっていたので、連絡を取り、検査の結果を郵送してもらうことにして、別の医療機関を紹介することにしたのですが、後輩の方は待つのは仕方ないことだと思っているようでした。
診察待ちに関しては、施設ごとの考え方もあるので、口出しはしませんが、そういう所へは二度と紹介は出来ませんよね。世の中は、コンビニがたくさん出来て、なんでも手軽にできるようになりました。そんな中で、医療だけは特別なんでしょうか?
病院は土日でも検査や診察が受けられるようにしないとならないし、それをするためにも、行政が協力しないとなりません。企業も福利厚生を旅行だとかレジャーに当てるのではなくて、健康維持のための病院受診に当てるべきでしょう。
それをしないというのであれば、まずはコンビニを使うなって言いたいです。