問診票の撤廃を考えています
Posted on: 金曜日, 4月 29th, 2011 in: クリニックより以前から、意味があるのかなと思っていました。確かに、アレルギーなどの情報はほしいのですが、そこの部分を書いている人は非常に少ないです。アレルギーというのは、起こってみないとわからないものなので、アレルギーなしの人でも、何が起こるかは予測がつきません。
また、こちらが聞きたい情報と書かれている内容にもかなり隔たりがあります。肛門科ということを前提としてしまって、それ以外の症状を書いている方もあります。
それなら、いっそのこと撤廃してもいいのかなと思うようになりました。
かかる費用についての問い合わせも、最近多くなってきたので、それも決めてしまおうかということになりました。たった、3340円です。値段がわかったほうが来やすいだろうと思っていましたが、ここの値段を書けば、結局一体どれだけかかるか分からなくなるようなので、決めちゃえって。。。
100円ショップと同じで、金額が決まっていれば、お釣りの計算も早いし、会計に時間が取られません。医療の会計はややこしすぎるんです。オーダーメイドと言えばカッコイイですが、結局はオーダーメイドでしている施設などありません。
最近予約が増えてきて、ひとりにかかる時間も増えてしまって、お待たせしてしまうことが多々あるようになってしまいました。それで、スタッフで説明を分担しだしています。私一人では、すべてのことが無理だからです。かといって、中途半端な説明で終わらせたくない。
うちのクリニックでは、2度の来院ですべてが終わるようにしています。特別な場合を除いて、2度あれば十分なんです。肛門のことがきっかけでも、すべての不安を取り除きたいと思っています。しかしそれには患者さん側にも協力してもらわないとなりません。
一緒に考えて、何が一番いいかを探していく。それが医療の本来の姿だと思います。検査漬けの医療から、検査をする意味を考えて、必要ないものはしない選択もありなんです。そういったことを知ってほしいと思っています。
どこまでが病気なのか、病気だったらすべて治さないとならないのか、そんなことを自問自答しています。楽しい生活ができたらそれでいいんですよね。たとえ病気を持ちながらでも、毎日笑っていられたらそれが一番いいわけですよ。
人はいずれ死を迎えます。それを前提に考えましょうよ。