病院、医院を受診する際、気をつけてほしいことがあります。
1.化粧は落としていきましょう。顔色を見る際、ファンデーションで装飾されているとわからないものです。顔色が悪いことも分からないのですが、ファンデーションが悪いと顔色が悪く見えてしまうこともあります。
2.香水、整髪料などにおいのきついものもやめましょう。最近はハンドクリームなどでもにおいの強いものがあります。においというのも診察のひとつになります。また、胃が悪い方や、咳き込んでいる方には症状を悪化させる可能性もあります。ご自身ではにおいがきついことに気づかないこともありますので、どなたかに聞いてみることも重要かもしれません。
3.靴はズック靴など簡単なものにしましょう。診察の際、ベットに上がることもあります。ブーツなどを時間をかけて脱いでいると診察を待っているほかの方にも迷惑がかかります。また、姿勢、歩き方なども診察に関係あります。整形外科ではもちろんですが、内科でも脳梗塞の初期症状などは歩き方がおかしいことからわかることもあります。なるべく平たい底の靴を履いてきてください。
4.コルセットやガードルは止めましょう。もともと体型補正のためにありますが、腹部の圧迫により症状が悪化している場合もあります。また、診察の際に脱いだり着たりするのにも時間がかかります。下着は簡単なものにしておいた方がいいでしょう。
5.しっかりしたブラジャーも避けてください。特に風邪で咳がでている場合など、とてもゴージャスなブラジャーは聴診の邪魔になります。薄手のものであれば、上から聴診器を当てることも可能ですが、しっかりしたものやワイヤーの入ったものはそれもできません。診察時にブラジャーを取ることに抵抗がある方はスポーツ系の薄手のものか、ノーブラで、大きい目のTシャツを着てきていただければ前に引っ張ることで聴診ができます。また、首の広いTシャツであれば、首元から聴診器を入れることも可能です。確実な診察のためにラフな格好をしてきてください。