今、ある病気を疑われていろんな検査を受けています。それでわかったことが、相変わらず医療機関の常識で行われていると言うことです。
ある検査では12時55分の検査予約を取りました。これなら12時まで仕事をしても十分間に合うから、予約を取りました。ところが前日に携帯電話に電話があって、30分以上前に来る様に言われました。
はあ?って感じでした。それなら、12時25分の予約とするべきでしょうと思いました。12時まで外来をしてくるまで送ってもらって、敷地内を走って移動してかろうじて間に合いました。遅れたら検査できないどころか、違約金で数万円支払わないとならなかったからです。
ある検査では検査の説明でDVDを5分程度見てもらいますと言われました。なるほど、内視鏡検査がどのように行われるのか、ビデオを見せてくれるのかと医療の現場も進んだなあと喜んでDVDを見てました。
ところが、検査を受ける際の注意がスライドで流れるだけで、どんな検査かをビデオで見ることはありませんでした。今まで、看護師が書類を見ながら説明していたのをビデオにしただけでした。
会計では長蛇の列、事務の人は座ったままで”はい次の方”と言います。並んでいるのは検査や診察、抗がん剤治療が終わって疲れている病人たちです。ファイルを渡すだけなら、ポストでいいはずです。そういう病院もあります。ところが最先端の病院では相変わらず、並ばせて平気です。最後は番後が出た人から自動清算機で清算です。何万円も取られて、お大事の一言もありません。
相変わらず、医療側の都合だけで流れ作業が行われているのを目の当たりにして、開いた口がふさがりませんでした。おまけに、明細書を後で見てびっくりしました。手術になるなら別の病院を希望していると言ったのに、手術することを前提にした検査がオーダーされていたからです。私が医者だと言うことも知った上で、これですからあきれ果てました。そこで手術を受ける可能性もあるからでしょうけど、それならそう決まってからオーダーすべきでしょう。
押し付けの医療ではなくて、納得して受けられる医療になってほしいものです。検査内容の説明とそれにかかる費用も説明された上で、受けるかどうかの判断は患者側に求めてほしいと思います。無駄な医療費はこういうとことから発生していると実感しました。