高血糖と低血糖のひらいクリニック

アクセス
内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

Home >> 5月, 2020

糖尿病治療の歴史に感動しました

Posted on: 日曜日, 5月 31st, 2020 in: クリニックより

糖尿病患者向け雑誌で”さかえ”と言うものがあります。毎月発行されるのですが、糖尿病の方も糖尿病じゃない方も読んだ方がいいと思います。病気になってからいろんなことを勉強するより、病気になる前から勉強することの方が重要だと思うからです。特に、糖尿病になりたくない人が多いので、そういう人は是非とも読んでほしいと思います。

”さかえ”の付録で創刊号が復刻版でついてきたことがあります。創刊は何と1961年です。すでに、糖尿病による目の病気の説明がされていました。Q&Aもあるのでびっくりします。糖尿病協会ができる前に日本糖尿病学会はあったようです。学会とは別に患者さんの治療や糖尿病予防にまで範囲を広げて、学会と連携して活動していこうとしていたそうです。

糖尿病協会ができるのに、まず東京大学の学士会館に人が集まり、第2回の集まりもあり、第3回は大阪大学の病院講堂で話し合われ、第1回の世話人会が東京虎ノ門の共済会館で行われたと書かれています。なんと、この話し合いは私の誕生日を挟んで行われ、その年の9月に会が設立されたそうです。この、壮大な話し合いに私の誕生日は全く関係ないのですが、そんなさなかに自分が生まれたことに感動しました。

新型コロナ感染症について(パート6)

Posted on: 土曜日, 5月 30th, 2020 in: クリニックより

症状は痰のない咳、息切れで”痰、鼻水、のど痛は目立たない”ようです。熱は初期には38度未満の微熱が2割で4割は発熱しないようです。ただし、肺炎を起こしていれば9割は発熱しているそうです。

無味無臭という症状は、発熱や咳、疲労感、下痢、腹痛、食欲消失などの症状と組み合わせて出ていれば、コロナの可能性が高くなりますが、無味無臭が単独で出ている場合はコロナの可能性は低いようです。ただ、鼻水がないのに無臭になっている人は要注意のようです。

問題は2割の人が重症化してしまうことですが、血栓ができて一気に悪くなる人がいることです。発症から数日でARDSという深刻な状況に陥っているようです。それとは別に、普通の肺炎のように肺のダメージが大きくなり重症化している場合もあるようです。大事なことは感染しても8割の人は自然に治り、7日以内に治るということ、発症から6日ぐらいで人へ移す力も失っているということです。

血栓に関しては、サイトカインストームが起きて微小血管障害を起こし、全身に血管系の異常が起こりショックや多臓器不全を起こすようです。サイトカインストームとは自分の免疫力が異常に活性化して自分を攻撃しだすようなことだと思います。興味ある方は調べてみてください。

一気に重症になっている人も、からだはなんとか治そうと必死になっていることがわかります。それが行き過ぎてしまい、死に至ってしまっているようです。からだの免疫反応が行き過ぎてしまうぐらい、新型コロナウイルスって悪いやつなんだと思います。

新型コロナ感染症について(パート5)

Posted on: 金曜日, 5月 29th, 2020 in: クリニックより

ソーシャルディスタンスが取れないときにマスクが必要になります。ソーシャルディスタンスとは”1m”です。1m以内の距離で他の人と会話するときはマスクをして、自分が持っているウイルスを他人にうつさないことが重要です。

濃厚接触者とはPCR陽性になった人の症状が出る2日前から隔離解除されるまでの間に1m以内で15分以上の接触をした人となります。2-3分立ち話をしたぐらいでは濃厚接触者になりません。理由は1人が何人にうつすかという基本再生産数だろうと思います。はしかは12-18なのに、新型コロナは1.3-2.5でインフルエンザと変わりないからだそうです。接触したからと言ってうつりやすいわけでは無いそうです。

PCR検査は推奨されていません!

理由は、感染してても(-)に出ることがあるからです。安易に検査してしまって(-)になると、本人は喜んで出歩くと思います。でも、後日陽性に変わる場合があるのです。インフルエンザの時もそうでしたが、インフルエンザの場合、高熱が出ているので安静にしてくれました。それで、翌日再度検査に来てくれました。ところが新型コロナは症状がない場合があるため、安易にPCR(ー)にすべきではないと思います。

それから、インフルエンザの検査されたことがある人は知っておられますが、非常に痛い検査です。鼻から喉の奥まで細い綿棒を突っ込まれるのです。くしゃみが出ることが多いので、医療関係者は防護服を着用しないと行うことが出来ません。(防護服なしに行うべきではありません)

安易にPCR検査を受けたいと言わないほうがいいと思います。PCR検査は新型コロナ感染症であることが濃厚な人に対して、陰性に出ても複数回行うことが推奨されています。症状がない人には行うべきではないと考えられています。

 

新型コロナ感染症について(パート4)

Posted on: 木曜日, 5月 28th, 2020 in: クリニックより

妊婦さんが一番心配されているようですが、子供への垂直感染はないそうです。妊婦さんが感染した場合を調べるため、PCR検査を進めるという病院もあるようですが、国際的な機関や日本産婦人科学会は検査を推奨していません。”PCR検査せず、すべての妊婦が感染者だと想定して、防護手段を取る”を推奨しています。

これは、PCR(-)だから安心してる方が怖いからだそうです。(-)になっても後日(+)になることもあるからです。防護処置というのはPPEと言いますが、マスク、ガウン、手袋、フェイスシールドです。出産に必要なスタッフは3人程度だと思うので、人数分揃えたらいいのだと思います。出産に使った部屋は手で触るところはアルコール消毒して、換気は3時間ほどすれば再度使えるようです。エアゾル内のウイルスは3時間程度しか生存しないからです。

妊婦さんは出産までの短期間でいろんな免疫力が付いていると思います。受け入れ病院が限られてきているようですが、自宅で助産婦さんに助けてもらいながらの出産の方が今は安心かもしれません。生まれてきた子供に何かあったらNICUを持っている病院がすぐに対応してくれると思います。

どうか、変な心配せずに出産してほしいと思います。なるようにしかなりません。こんな時期に生まれた子供はきっと感染症に強い子供に育つと思いますよ!

新型コロナウイルスについて(パート3)

Posted on: 水曜日, 5月 27th, 2020 in: クリニックより

新型コロナウイルスに感染しても8割は軽症です。14%が重症になりますが、ショックや死に至る状態になるのは5%です。死亡された方の8割以上が65歳以上です。死亡者の多くが高齢者で基礎疾患(心臓病、糖尿病、肥満、悪性腫瘍、慢性腎臓病、肝臓病、喫煙者)があるようです。小児は感染しても24時間以内に自然に治っているようです。

大切なことは、ほとんどが免疫力で治っているということです。薬を必要とするのは、重症になりやすい高齢者や合併症を持っている人と言うことになります。薬はまだありませんし、出来る可能性のほうが低いと思うので、大事なことは免疫力を上げることです。

免疫力を上げるには・・・・よく寝て、バランスのいい食事をして、適度な運動をして、いつも笑っていることです。

新型コロナを”笑い飛ばす”ことが大事なんじゃないでしょうか?

新型コロナウイルスについて(パート2)

Posted on: 火曜日, 5月 26th, 2020 in: クリニックより

新型コロナウイルスに感染しても症状がない人が移すのじゃないかと不安ですよね。確かに、感染力は発症の2-3日前から始まり、発症0.7日前に最も感染力が高まるそうです。他の感染症は、症状が出てから感染力が生じるので、症状が出る前に感染力が出るCOVID19は難儀ですね。

でも、感染した人の8割は人への感染を起こさないようです。感染者を拡大しているのは一部の無症状の感染者であって、その人が閉鎖空間で、大声を出すなど飛沫を起こさなければクラスター感染も起きていないのだと思います。閉鎖空間の次に家族内感染が多く、7-10%だそうです。怖いのは、高齢者が生活している施設や、病院などで建物内感染が生じるとクルーズ船と同様に広まりやすいだろうと考えられていることです。

施設や病院内、家族内感染が多いのはクルーズ船の調査から、飛沫したウイルスを手に付けて、あちこち触れたためにそこに触れた他の人がウイルスが付いている手を顔に持っていき、口や目の粘膜から感染したのではないかと考えられています。空気内感染はないことがわかっているので、密室でもソーシャルディスタンスをとるか、マスクをして触れたところはアルコール消毒すれば感染することはないのかもしれません。

クルーズ船の調査ではトイレ周辺にもウイルスが多く見つかっており、排泄物からウイルスが出ている可能性も高いのですが、シューズカバーは必要ないと言われています。理由は、”靴の裏をなめる人はいないだろう”と言うことです。なるほど!!

新型コロナウイルスについて(パート1)

Posted on: 月曜日, 5月 25th, 2020 in: クリニックより

新型コロナウイルスとは、7種類目のコロナウイルスだそうです。コロナウイルスは風邪の原因になるものが4種類、それにSARSとMARSが追加され、6種類になり、今回、SARS-CoV2と命名されたコロナウイルスで、7種類目だそうです。コロナというのは王冠という意味で、ウイルスがトゲトゲしていることからつけられている名前です。COVID19というのはSARS-CoV2による感染症の事を刺すそうです。

ウイルスの型はS型、L型などがあるようで、欧米には中国からL型が伝わったのではないか、日本は中国からのルートを閉鎖したので、S型が多かったので、重症が少なかったのではないかと言われているようです。さらに、ABCDという系統もあり、どちらかと言えばB系統で、βコロナウイルス属であることから、コウモリから移ったのではないかと言われているようです。

これらの情報は、獣医学部の先生が描かれているサイトから勉強させていただきました。なぜ、獣医学部かと思ったのですが、インフルエンザもそうですが、最初は動物から人にうつって人から人へ移っていく間に変異していくわけで、起源は野生動物だからだと思います。

”コロナウイルスL型S型”で検索されると出てくると思います。リンクさせていいか同意を取っていないので、検索方法だけ紹介します。

4月の点数改定について今頃勉強しています

Posted on: 日曜日, 5月 24th, 2020 in: クリニックより

今年の4月に保険点数の改定があったのですが、当時は臨床に戻ったところで、点数改定に関して全く勉強する余裕はありませんでした。今回、夏にORCAのインストラクターの試験を受けるために保険点数の改定の勉強を始めました。知り合いから、講習会の資料ももらって目を通していましたが、YouTubeで令和2年度診療報酬改定内容説明というものが見られることも知って、自宅で見ていました。

自宅で講習が見られる利点は、事由に休憩が取れることだと思いますが、聞きながら意識が遠のいてしまったのは、現場で講習を受けたときと同様でした。その場合、後から見直すことが出来るので、ありがたいのですが。。。結局、興味ない内容はどこで受けても寝てしまうんだなと思いました。

資料を見ても、講義を受けてもわからない内容はたくさんあります。ところが、それを気軽に聞ける相手がバイト先にいたのです。今月いっぱいまでしか勤務しないので、慌てて勉強して、質問したい内容をまとめないとなりません。持つべきものは、知識を持った友人ってことですね。

喫煙と糖尿病の関係

Posted on: 土曜日, 5月 23rd, 2020 in: クリニックより

喫煙の本数が多いほど糖尿病のリスクが高いという結果が出ているようです。受動喫煙でも糖尿病のリスクが上昇するそうです。私は、喫煙者が無理に禁煙することで、食欲が増えて体重増加して糖尿病になった人を何人か見てきたので、疑問に感じます。

喫煙の本数の多さと糖尿病が関連することは何が原因だと予測されているのでしょうか?お酒をよく飲む人が喫煙の本数が多いことは予測できます。喫煙者に酒飲みが多いことも予測されることなので、リスクファクターとしては別扱いされず、同じリスクと判断されます。

ヘビースモーカーはヘビードリンカーというイメージなので、甘いものは好まないと思います。ただ、揚げ物をあてにしてお酒を飲んでいるなら、糖尿病のリスクが高くなるかもしれません。受動喫煙でも糖尿病のリスクが上がることに関しては、非喫煙者が甘いものが好きな傾向にあるからじゃないでしょうか?

受動喫煙が肺がんのリスクになるのであれば、夜の接客の仕事をしている方々に肺がんが多いのでしょうか?狭い店の中で、かなり受動喫煙していると思うのですが。。。そんな統計を取ってくれる人はいないのでしょうね。

 

銭湯が再開しました

Posted on: 金曜日, 5月 22nd, 2020 in: クリニックより

よく行ってた銭湯が新型コロナの影響で、休業していたのですが、対策をしたうえで、再開したようで行ってきました。休業されている間、別の銭湯に行っていたのですが、そちらは浴室も脱衣場も広いので営業を継続されていたのだと思います。よく行ってた銭湯は少し狭いので、休まれていたと思います。

白山の絵が脱衣場に書かれていて、その絵の写真が欲しいのですが、銭湯では写真を撮っておられないのです。それで、営業時間前に伺うことにしています。銭湯では撮影禁止なので、営業時間外しか難しいのです。

別の場所で、外国の方の入れ墨に対応されている銭湯も見つけています。もともと、日本の伝統的な入れ墨に対して入浴は許可できないというものだったと思うのですが、その影響で、タトゥーを入れているニュージーランドの友人を連れていける場所がありませんでした。温泉に入れたいと思って、白山の知り合いの旅館まで連れて行って、貸し切り状態で初めて入れることが出来たんです。

まだ、コロナの影響が続くだろうから、ニュージーランドの友人がいつ来るかわかりませんが、次回はぜひ、銭湯に連れて行きたいと思っています。なお、銭湯は地元の人が行く場所なので、私が行っている銭湯も秘密です。遠方からの人が来て混雑するのは嫌だからです。でも、銭湯のある街にぜひ住んでみてほしいと思っています。