糖尿病治療の歴史に感動しました
糖尿病患者向け雑誌で”さかえ”と言うものがあります。毎月発行されるのですが、糖尿病の方も糖尿病じゃない方も読んだ方がいいと思います。病気になってからいろんなことを勉強するより、病気になる前から勉強することの方が重要だと思うからです。特に、糖尿病になりたくない人が多いので、そういう人は是非とも読んでほしいと思います。
”さかえ”の付録で創刊号が復刻版でついてきたことがあります。創刊は何と1961年です。すでに、糖尿病による目の病気の説明がされていました。Q&Aもあるのでびっくりします。糖尿病協会ができる前に日本糖尿病学会はあったようです。学会とは別に患者さんの治療や糖尿病予防にまで範囲を広げて、学会と連携して活動していこうとしていたそうです。
糖尿病協会ができるのに、まず東京大学の学士会館に人が集まり、第2回の集まりもあり、第3回は大阪大学の病院講堂で話し合われ、第1回の世話人会が東京虎ノ門の共済会館で行われたと書かれています。なんと、この話し合いは私の誕生日を挟んで行われ、その年の9月に会が設立されたそうです。この、壮大な話し合いに私の誕生日は全く関係ないのですが、そんなさなかに自分が生まれたことに感動しました。