医師免許停止4か月
Posted on: 金曜日, 9月 30th, 2011 in: クリニックより今日、ある開業医がそんな処分を受けるそうです。新聞に載ると聞いています。この事件は、前から聞いていたのですが、私は詳しいことは知りません。でも、人の命を奪ったわけではなかったと思います。命なら、4か月の処分ですみませんものね。過去に、まだ生まれてきていない赤ちゃんの命をうばった医者は医師免許取り消しになったそうです。
4か月と言うのが、軽い処分と思うかどうか?4か月診療できないと言うことは、彼が主治医をしている患者さんはどうなるのでしょうか?投薬は、長くても3カ月しか出せません。4か月だと、薬がなくなったしまうんです。それを分かったうえで、あえて4か月とされたんだと思います。嫌がらせですよね。
医者は、医者以外の仕事につけません。医学部で知ったことは、医師免許が取れなければ、中学の保健の先生ぐらいしかなれないことでした。看護師にも薬剤師にも栄養士にもなれないのです。当然、栄養学も看護学も教科にないからです。薬理学はありますが、授業はほんのわずかでした。なので、薬の使い方も学んでいないのです。学んだのは、病気のことだけでした。点滴や採血などの手技も教わっていないのです。当然、手術の手技など教わりません。見学しているだけですから。
元キャビンアテンダントの方としゃべりました。ある大きな飛行機会社の破たんで、仕事を失ったのです。20年以上、国際線で大活躍されていたそうです。ところが、キャビンアテンダントには、資格がないそうです。それは初耳ですね。あれだけ華やかな職業なので、何かあると思っていました。今は、格安の航空会社では、キャビンアテンダントではない、一般の人を使っているそうです。経験を必要とされない分野なのでしょうか?本当にもったいない話です。
4か月医師免許の停止を受ける開業医、そこの患者さんのために、複数の医者でカバーしようとしています。私もそれに協力するために、何カ月も前から待機していました。いったん廃業して、すぐに開設しようとしているのです。国がすることに、真っ向から逆らうわけです。当たり前です、患者さんに迷惑がかかってはいけないからです。
でも、もっとひどい医療があるんですよ。当たり前のように、人の命を奪ってしまうようなことも行われています。発見が遅かったら、命がなくなっていたようなことも見てきました。医者側が、わかっててする場合もあるでしょうし、無知なためにそうなってしまった場合もあると思います。この内容はおかしくないですか?そう言ってあらゆる組織に問題提起しているものもいくつかあります。いくら訴えても誰も聞いてくれません。一開業医の言うことなど、聞くつもりがないのでしょう。
でも、わたしは一開業医以上になる気はありません。かかりつけ医に徹したいからです。理事長、教授、そんな肩書があれば、すぐに話を聞いてくれるのでしょうけど、そういった人になる気はないのです。大学病院を私のかかりつけだと話している方がいました。おかしいと思いません?かかりつけ医は、ひとりの医者をさす言葉で、組織をさすものではありません。まして、大学病院は、教育機関なので、教育が終わった医者は出ていくものです。しょっちゅう医者が変わって当たり前の組織なんです。
日本語は、あいまいで、英語なら、人を指すのかものをさすのか、単数をさすのか複数をさすのかは明確です。ところが日本語は、その辺があいまいなので、ひとりの人を指している言葉を平気で組織に使うのでしょう。ネーミングがおかしいから、ちゃんと理解されないことは、前から言ってきました。ネーミングさえちゃんとしていれば、ちゃんと理解できるはずです。表示されている絵が間違っているから、使い方を間違えることもたくさんあります。それが、病気を作り出していることも多いのです。
そんな話を日々クリニックで行っています。ひとりひとりを大事にしたいから、ひとりひとりにお話ししているんです。話す内容はほぼ同じです。理由が同じだからです。オーダーメイド医療を歌ってる施設もたくさんあります。でも、うちでは全く同じ話を平等にしているだけです。その中から、自分に合ったものを探してもらっています。
クリニックももうじき1年を迎えます。すでに、700人を超える方がいらしてくれました。その中には、残念ながら、私と会わなかった方もあります。でも、人と人のつながりなので、しかたのないことです。相性のいい医者を探してください。そういうしかないんですよ。海外から、一時帰国に合わせて予約してくださる方、帰郷の飛行機の時間に合わせて、予約をしてくださる方。遠くの病院へ紹介しても、頑張っていってくださる方。留学先から、元気だと連絡を入れてくださる方。いろんな方と出会いました。
これからも、いろんな方と出会っていきたいと思っています。