乳がんの勉強会
次の日曜日 13時15分より30分間、乳がんについての勉強会をクリニックの待合室で行います。乳がん検診に行ったら、どんなことをするのか、マンモグラフィーでは、どんなことが分かるのか、精密検査ではどんなことをするのか、そんなことをお話します。
地下鉄の中、街中には、検診を受けましょうという張り紙をよく見つけます。でも、あまりに情報がなさすぎだと思っていました。何のために検診をしているのか、そこから知ってもらわないとならないのに、受けてくれたらそれでいいなんて感じに受け取られる張り紙は大嫌いです。
検診を受けた後、その後が大事なんですよ。検診施設の多くは、結果は郵送するだけなので、異常があっても放置したままの人が本当に多いんです。じゃあ、なんで検診受けたんですか?って話ですが、会社から言われたから、そういう人が多いんです。
会社がなぜ検診を受けさせるのかには、意味があります。国が、検診受診率を上げるために、義務化させているんです。検診受けない会社には、保険料を上げますとか脅しをしているんですよね。だから会社は受けてほしいんです。本来は、社員の健康を守るために受けさせるものが、受けてくれたらそれでいいなんてことになっているんですよ。
国がなぜ検診を受けさせようとしているか、それは医療費を抑えるためです。早期に見つけて治してほしいと思っているのです。医療費は、病気になってからじゃないと使えないので、病気にならないようにすれば、医療費が抑えられますよね。でも、今の状態じゃ、誰もそんなこと思っていませんよ。
病気になってると言われたくないから、検診にはいかない。検診に行っても、異常値があっても意味がわからないし、誰にもとがめられないので放置する。また、次の年の検診に行けばいいやって思う。がんの疑いのある人まで、そんなことやっているんですよ。信じられます?
勉強会では、乳がんにならないためには、どうしたらいいか。。。。そんな話もしています。予防しないと意味がないからです。糖尿病と乳がんは、この50年間で、うなぎ上りに増えています。理由は同じです。同じ理由なら、過ぎに改善できるんですよ。ひとりひとりにそんなお話をしています。
勉強会は、当日参加も大歓迎です。待合室に人が入れる限り聞いてもらおうと思っています。この機会に、病気について勉強してみましょうよ。。。。