IT関連について
Posted on: 水曜日, 8月 31st, 2011 in: クリニックよりプログラムの勉強をしているという方と知り合いました。何を勉強しているのか聞くと、アンドロイドだとおっしゃってました。アンドロイドはもうすたれるよって話しました。IT技術というのは、本当にスピードがあります。はやると思っていたことも、すぐにすたれていきます。東京ではニーズが多いそうですと言うので、その分ハイレベルな人も多いよと話しました。確かに、東京はすごいけど、生存競争も激しいのです。それは、医療の世界でも同様です。
どんな世界でもそうですが、先読みをしていかないとなりません。今何が求められているか、これから何が主流になっていくかを十分考えないとなりません。携帯電話からの予約サイトを調べていて、個人情報に関して、かなりいい加減なことをしていることがわかりました。それで、独自開発することにしました。ところが、携帯電話の会社によって、システムが違うし、日本はかなり制約が強いので、開発に時間がかかっています。アメリカなら簡単なことなのに、日本ではどうしてこんなことになっているのだろうと思います。
クリニックでも、携帯電話のサイトを立ち上げていました。ところが、個人情報の点で、重大なミスを犯したのです。それ以外でも、当初の話とまったく違ってきているので、サイトは閉鎖しました。現在、GENOVAという会社と交渉中です。ソフトをリースで購入するという新しいやり方をしていました。月1万円のことですが、医療で1万円を作るにはどれだけ苦労するかを最初に話しました。ところが、契約してしまったら後はほったらかし、何度か交渉したのですが、らちが明かないので、閉鎖を決めました。
個人情報保護法ができるずっと前から、医療の世界では個人情報の保護は当たり前の話でした。常に、情報漏えいに気遣って、電話では相手の確認ができないので話さない、道で出会っても細かいことは言わないなど、診察室以外での情報漏えいにはかなり神経質になります。ところが、法律ができたからと個人情報を扱う人たちは、決まり事だからしている程度のことしか考えないのだと思います。
日本って、そういうところがありますよね。なぜその法律ができたかを考えないんですよ。
携帯電話のサイトを登録されている方には、ご迷惑をおかけしますが、メインのHPへのリンクを張っていますので、登録しなおしてください。問題が片付き次第、アドレスも削除する予定です。