高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

再診料570円っておかしくないですか?

保険診療では、再診料は570円と決められています。初診料でも、2750円と決められています。初診の時に検査をして、その結果を伝えて、これからどう治療を進めていくかお話しするのに、たった570円しか支払われません。

では、医療機関がどれくらい経費がかかっているでしょうか?医者一人1時間で1万円が相場です。看護師は1600円、受付と医療事務で、事務系は1200円が二人分必要です。人にかかる費用だけで、1時間14000円必要で、6分で1400円必要になります。再診料で賄おうと思えば、6分で、2.5人終わらせないとなりません。

人件費以外に、もちろん家賃や光熱費もありますし、電子カルテなど機械類のリース、そのメンテナンス料、設備投資もしているわけで、それを時間で計算するともっと必要になってくるわけです。まったく採算なんて合わないわけです。

ところが、この再診料、総合病院の認可を取っていれば、複数取れますが、そうではない病院では、一回しか取れないと最近知りました。総合病院ではない病院に行って、内科に行き、ついでに眼科と耳鼻科に行ったとしましょう。3人の医者と話をして、3人の看護師と6人の事務員が、関与するのに、再診料はたった570円なのです。12人で割ると47.5円ですよ。

おまけに、なりたての医者にかかっても、有名なベテランの医者にかかっても同じ額です。そんなことがほかの世界に存在するでしょうか?

医療費を削減するために、2年おきに何かされています。儲かりだしたところは、儲からないように調整されるのです。それが繰り返された結果が今の初診料と再診料なのです。

どうすれば、医療費を抑えることができるのか?予防医学を充実させることですよ。でも、国は予防医学には何も支払いはしません。病気になった人しか、保険診療できないのです。病気になる前に、予防すれば、医療費は少なくなると誰でもわかることをしないのです。

どうすれば、医療費を抑えることができるのか?それをずっと考えていました。それで思いついたのが、薬は自費にすることです。血圧の薬や、高脂血症の薬など、1錠で、300円近くするものがたくさんあります。それが。3割負担なら、100円ぐらいになります。毎日300円かかってると思ったら、何とかしようと思いませんか?

たばこがいい例です。値上がりして、400円を超え出したので喫煙者が禁煙をする率が増えました。それなら、薬もそうすべきでしょう。高血圧、高脂血症、糖尿病の多くは、食生活の改善だけで治る病気だからです。

世の中で、サプリメントが高額で売られているのに、それは買っても医療にはお金を支払いたくない人をたくさん見てきました。治療を始める際に、お金がないんですけどと平気で言われる人もたくさん見てきました。ところが、高額なサプリメントはたくさん飲んでいる人も見てきました。薬より、サプリメントで済ませたい人もたくさん見てきました。

でも、サプリメントってなんでしょうか?結局、薬と同じで、合成された化学物質です。薬には副作用があるけどサプリメントにはないのでしょうか?そんなことはないと思います。私は、治療を開始するにあたり、サプリメントは全面的にやめてもらうことにしています。食の大切さを知ってもらい、何か補給したいなら、食事から補給するように指導しています。

こういった事実を、広くみんなに知ってもらいたいと日々考えています。

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