高血糖と低血糖のひらいクリニック

アクセス
内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

Home >> 5月, 2013

夜明けとともに目が覚めてしまいます

Posted on: 金曜日, 5月 31st, 2013 in: クリニックより

夜明けが早くなったので、早くから目が覚めてしまいます。サーフィンしていた時は、夜明け前に海に入るから不思議なことではないですが、朝からいろいろやっていると通常の仕事が始まる時間には疲れてしまっているので、困りものです。

ちょうど、データ解析を始めているので、早い時間に整理するのはいいことかもしれません。糖負荷試験の結果も200名以上集まりましたから、どこかの大学と連携してデータ解析しようとしていたのですが、一開業医相手では無視されるのが落ちですね。

東京の友人がデータ解析を手伝ってくれるので、会いに行く予定です。単一の数字ではなく、2次元のデータなので、何が正常なのかを見つけるだけでも大変なのです。データがまとまったら、海外の医学雑誌に投稿するつもりです。日本で出しても意味を理解してもらえないと思っているからです。

バイトもいったん減っていたのですが、今いい話が来ています。外科の現場に戻りたいという希望を持ち続けて、あきらめなかったからでしょう。なんでも、あきらめないことが大事です。

知り合いのお母さんの手術を見学してきました

Posted on: 木曜日, 5月 30th, 2013 in: クリニックより

知り合いのお母さんの手術を後輩の病院でするので、見学してきました。胃の手術ですが、再建方法など見ておきたかったのです。手術方法は外科医の出身大学によって変わりますし、麻酔方法もそうです。それぞれの病院で、やりやすい方法をとっています。

私は、クリニックの患者さんの手術でもできるだけ見に行くようにしています。大手の病院では、見学を頼んでもだめですが、中小の病院なら可能です。自分の母親の大腸がんの手術だって見てきました。ふつうは、身内の手術は立ち会わないものですが、私は見たいので見せてもらったのです。

母の手術のときには、初対面の外科医ばかりでしたが、最近はこういったこともするんですなどといろんなことを教えてくれました。母の手術なのに、楽しい時間を過ごせたんです。

昨日は、友人たちはお母さんの手術だというのにブラックジャックの漫画を読んでいました。待ち時間は長いですから、いいことだと思います。手術も成功だったし、いい一日でした。

外科医として現場復帰すべく、いいバイトを探していますよ。

在宅医療について。。。。。

Posted on: 水曜日, 5月 29th, 2013 in: クリニックより

在宅医療のバイトの話が来ています。それとは別に、在宅で患者を診てくれないかという依頼も来ています。国は在宅医療を24時間サービスにしようとしています。でも、なんかおかしくないですか?在宅で病人を見ていくことが難しいから、病院に集めてみてきたんじゃないでしょうか?

在宅のバイトは時給は高いのですが、24時間オンコールで、現場に行かないとならなくなったら、その分の給料が出るというシステムです。でも、オンコールについての保証はありません。病院勤務でも、昔は当たり前にオンコールをさせるのに、それに対して給料が出ませんでした。

何年もかかって、オンコールを当番制にして給料が出るようにしていったのです。なぜいまさら、自宅でオンコールをしないとならないんでしょう。

大阪では、大手の病院が転院させることなく、在宅に戻し自分たちが見ることなく、在宅で見る医者を探しています。いったん療養型の病院へ転院させるのが本来の筋じゃないでしょうか?あるいは、一気に在宅に持っていくなら、自分たちで見るべきじゃないでしょうか?

以前、在宅の患者を引き受けたことがありますが、在宅で見る状況じゃないでしょうって思いました。退院してくるまでの状況も詳しく知らされないし、入院中の主治医と会って話することもありませんでした。ある日突然、退院してきたので見に来てくれって感じだったのです。

当時、私が骨折を起こしてしまったために、2度ほど訪問した後、ほかの医療機関に在宅をお願いしました。その後、どうなったのか情報はなかったのですが、介入していた整体師に会える機会があり、ほどなく入院になりなくなったと聞きました。

やっぱり、自宅で見れるような状態じゃなかったんじゃないって思いました。

大阪では転院先を探すほうが大変です。それなら、転院先を大阪以外にしてもいいんじゃないって思います。見放された患者さんたちを何とか救ってあげたいものです。

コンビニが新しい店舗を作ったそうです

Posted on: 火曜日, 5月 28th, 2013 in: クリニックより

健康を意識した店舗を作ったというニュースを見ました。いいことだと思いますが、何かおかしいんです。野菜をたくさん取りましょうということはとてもいいことです。でも、糖質を意識して、カロリーを抑えた食材を販売するってところが。。。

脂質が問題なんですよ。動物性脂肪の取りすぎがいろんな病気を増やしているのに、いまだにカロリーとか、糖質って言ってることがおかしいんです。糖質は脳にとって必要なものだから、制限しすぎたらだめなんですよ。

たんぱく質の取りすぎもいけません。高齢者は腎機能が悪くなってしまいますからね。腎機能がわくるなりだした人にはカリウム制限も必要だから、果物が毒になりだします。総合的に見て判断しないとならないのに、なぜカロリーだけなんですかね。。

健康を意識した店舗なら、まずスナック菓子を置くのをやめてほしいですよ。大人がスナック菓子やケーキを食べるのが間違っているんですもの。

いいニュースのつもりで報道したのでしょうが、私には落胆する話ですわ。

病院食の移り変わり。。。

Posted on: 日曜日, 5月 26th, 2013 in: クリニックより

病院食は、昔は病院内で作ることになっていたそうです。ところが、昭和61年に委託してもいいことになったそうです。病院食は、いろんなパターンがあります。治療食として、病気ごとに数種類あって、その中でも硬さの違い、ミキサーにかけるとかとろみをつけるとか本当にこと細かく変えています。

減塩食にするだけでも難しいのに、低たんぱく食やアレルギー食なども考えるとものすごい種類を作らないとならないことになります。ところが、委託できるようになって調理室では盛り付けだけになってる病院もあります。工場で作られてきたいろんなパターンの食事を食器に乗せるだけなのです。

そういった病院でも管理栄養士はいます。でも、実際に作っていなければ、何がわかるというのでしょうか?工場で作られた食事がちゃんと減塩などができているかといえば、そうでもなさそうです。毎日のことなので、たまにはくるってしまうんでしょうね。でも、それでいいのでしょうか?

透析が始まったころ、食品栄養表にはカリウムの記載がなかったそうです。それで、栄養士がカリウムを調べて記入して患者さんに渡していたそうです。透析を受けないとならないことどもたちは、リンゴが怖いと絵を描いたそうです。カリウムが高いから、食べたくても食べられなかったのでしょう。

当時は透析をしても5年くらいしか生きられなかったそうです。今は透析してたら、いつまでも生きられますよ。透析にならないようにするには、食事療法しかないのですが、管理栄養士の栄養指導は全く意味がないのは、何度も見てきました。

昔の栄養士のほうが親身になって指導していたわけです。ここにも、資格を作ったことで能力がなくなってしまった有資格者がいるわけです。管理栄養士を置かないと栄養指導の加算が取れないなど、国の考え方がおかしいのです。栄養指導は、本当はおばあちゃんがやってくれてたことですから。。。

パンが値上げされます。この機会に、朝食を和食に変えましょう。

Posted on: 土曜日, 5月 25th, 2013 in: クリニックより

朝食を和食に変えると、いろんないいことがあります。便秘が改善する、腹もちがいいので昼間で疲れない。動物性脂肪が減るので、乳がんや糖尿病の予防になる。他にもいっぱい利益がありますよ。

ご飯は前の晩に多めに炊いて、タッパーに入れとけばいいです。夜の間に、具だくさんのとん汁を作っておきましょう。朝は、温めるだけです。納豆も用意しましょう。ちりめんじゃこのふりかけも市販でおいしいものがあります。ついでにしゃけも用意しましょう。

しゃけは、瓶詰めのものでもいいのですが、やっぱり焼いたものがおいしいですよね。いろんなスーパーで買ってきたのですが、塩辛かったり、味がなかったりとなかなかいいものにあたりませんでした。

ところが、最近見つけたのです。東急ハンズの隣にある東北地方のアンテナショップです。目立たないので、知ってる人が少ないのですが、そこの冷凍の焼じゃけ。。。最高です。この店では、骨なしさんまの冷凍もありますし、いろんな食材が手に入ります。

魚を丸ごとせんべいにしたものもありました。骨も食べられるし、ぱりぱりしておいしいです。盛岡冷麺とか、納豆のスナックもあります。一度行くと、大量に買ってしまうので困ったものなんですが、見てるだけでも楽しいものがいっぱいあります。

クリニックを受診された方は、是非帰り道によってみてください。

微量アルブミン尿(糖尿病性腎症の早期発見)

Posted on: 木曜日, 5月 23rd, 2013 in: クリニックより

微量アルブミン尿という検査を知っていますか?尿蛋白は試験紙で反応を見て結果を出しますが、試験紙で陽性になった時には”大量アルブミン尿”という判断になり、腎障害がかなり進行している状態です。検診で見ている蛋白尿というのはこの“大量アルブミン尿”ということになります。

微量アルブミン尿とは尿中のクレアチニンで補正して、30mg/gCr以上300mg/gCr未満のことです。糖尿病透析予防指導管理料というものができたので、早期腎症である2期から腎臓病食の指導が推奨されるようになりました。

尿に微量にアルブミンが下り出した時点から、腎臓保護のためにたんぱく質制限をするということです。

実際、低アルブミン血症で浮腫がひどい人に栄養を補給しようと高カロリーで高栄養の食事を提供しても、一向に良くならない時、低たんぱく食に変えてみると浮腫がましになってきたことがあります。尿中アルブミンは32mg/gCr と微量だったのですが、高たんぱく食が腎臓を傷害していたようです。

たんぱく質は分子量が大きくて、尿に出ていくときに腎臓の糸球体というざるの様な組織を傷めてしまうそうです。

とくに、高齢の方は年と共に腎臓は弱ってきているので、たんぱく質はあまりとらないほうがいいのかもしれません。そういえば、おばあちゃんってお茶づけぐらいしか食べていなかった気がします。年と共に食が細くなるというのも意味があるのかもしれません。

千円の財布と三千円のかばん

Posted on: 水曜日, 5月 22nd, 2013 in: クリニックより

医者だといいものを持っていると勘違いされがちですが、私の愛用の財布は千円ですし、お気に入りのかばんは三千円です。食器はニトリで買っているし、買い物はライフです。医者だからといって、特別なことは何もありません。

でも、靴下だけはこだわります。昔は、大手のスーパーの5足まとまった白い靴下でよかったのですが、どんどん質が落ちています。靴下の中で汗ばむと気持ち悪いので、いろいろ買ってきては、却下してまた新しいものを探しに行きます。

しかし最近、やっと気に入ったものが見つかりました。近くの商店街にあるディスカウントのスポーツ用品店で、安くていい靴下を見つけたのです。没になった靴下は、子どもさんがいるスタッフにあげました。もちろん、はいていないさらのものだけです。

靴にも苦労します。何度も買い替えたのですが、やっと気に入ったものを発見したんです。これも、スポーツブランドのものです。

足元にはお金をかけないといけないって思っています。人間が二本足で立つようになってからいろんな病気が生まれたのですから、足は大事にしないとなりません。お年寄りだって、歩かなくなると急に具合が悪くなっていきます。

歩くって大事ですよね。

お年寄りの収容施設について。。。

Posted on: 月曜日, 5月 20th, 2013 in: クリニックより

杉並区が静岡県に高齢者の収容施設を作ろうとしているようです。ところが、ある人は家族の近くに収容施設があったほうがいいと言っていました。本当にそうでしょうか?私は、老人ホームなどで、お年寄りたちを見ていますが、近くに住んでいる家族が頻繁に来るかといえば、そうではありません。

高齢者は、家族に来てほしいからなにかと事件を起こしたりします。食べ過ぎて吐いたり、転倒したりと。。。。でも、家族は来ません。いつものことだと言います。その一方で、遠いのに毎日来られていたおばあさまがいらっしゃいます。そんなに来なくてもいいですよと言っても、親戚の手前、施設にほりこんだといわれるからと。。。。

ある日、そのおばあさんの話を詰め所でしていたら、ほどなくおじい様が亡くなられたのです。おじい様が聞いていたのかもしれません。

入所施設は、どこにあってもいいはずです。むしろ、遠いほうがお年寄りには説明がしやすいです。働いて忙しいから、そうそうはこれないからねってね。

報道を見ていると、現場を見てない人たちの不用意な発言に本当に腹が立ちますよ。

5時間の絶食は良くないそうです

Posted on: 土曜日, 5月 18th, 2013 in: クリニックより

海外の研究ですが、5時間何も食べずにスーパーに行くと、脂っこいものや不健康なものを買ってしまう傾向が強いそうです。私は、3食ではなくて、5食に増やすべきだと主張しているので、それを裏付けるような情報ですね。

香川県では、野菜をたくさん取る取り組みを始めたそうです。うどんだけでは野菜不足になるためです。うどんは、GIが高いので、糖尿病になりやすいですからね。うちでも、うどんばかり食べていた人が糖尿病になっていたという症例もあります。

麺類なら、蕎麦かパスタがいいと話をしていますが、それでも野菜不足になりやすいですよね。イタリア料理のランチでは、前菜を出してくれる店があるので、そういった店を選ぶほうがいいでしょうね。そばなら、山菜そばでしょうか。

食が一番大事。。。。毎日それを訴えています。