病院食の移り変わり。。。
病院食は、昔は病院内で作ることになっていたそうです。ところが、昭和61年に委託してもいいことになったそうです。病院食は、いろんなパターンがあります。治療食として、病気ごとに数種類あって、その中でも硬さの違い、ミキサーにかけるとかとろみをつけるとか本当にこと細かく変えています。
減塩食にするだけでも難しいのに、低たんぱく食やアレルギー食なども考えるとものすごい種類を作らないとならないことになります。ところが、委託できるようになって調理室では盛り付けだけになってる病院もあります。工場で作られてきたいろんなパターンの食事を食器に乗せるだけなのです。
そういった病院でも管理栄養士はいます。でも、実際に作っていなければ、何がわかるというのでしょうか?工場で作られた食事がちゃんと減塩などができているかといえば、そうでもなさそうです。毎日のことなので、たまにはくるってしまうんでしょうね。でも、それでいいのでしょうか?
透析が始まったころ、食品栄養表にはカリウムの記載がなかったそうです。それで、栄養士がカリウムを調べて記入して患者さんに渡していたそうです。透析を受けないとならないことどもたちは、リンゴが怖いと絵を描いたそうです。カリウムが高いから、食べたくても食べられなかったのでしょう。
当時は透析をしても5年くらいしか生きられなかったそうです。今は透析してたら、いつまでも生きられますよ。透析にならないようにするには、食事療法しかないのですが、管理栄養士の栄養指導は全く意味がないのは、何度も見てきました。
昔の栄養士のほうが親身になって指導していたわけです。ここにも、資格を作ったことで能力がなくなってしまった有資格者がいるわけです。管理栄養士を置かないと栄養指導の加算が取れないなど、国の考え方がおかしいのです。栄養指導は、本当はおばあちゃんがやってくれてたことですから。。。