高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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糖質オフは誰にでも合うわけではありません(その1)

Posted on: 水曜日, 9月 30th, 2015 in: クリニックより

糖質オフが流行っているようですが、内容を見て不安を覚えました。全く健康な人ならいいかもしれませんが、糖尿病や高脂血症、高血圧などを持っている方には危険だと思います。

本人が病気がないと思っていても、潜在的にあるかもしれないので、ちゃんと調べてからにしたほうがいいと思います。それと、ご飯の量を半分にするだけといっても、もともとたくさん食べている人には要注意です。

今まで食べていた量の半分ではなくて、通常量の半分です。私のイメージでは、今までの食事で体重の増減がない人が、おかずの量はそのままで糖質を半分にすれば、必ず体重は減ります。

ところが、今までの食事で体重が増えていた人には、体重が増えなくなるだけだと思います。同じような現象が糖尿病の新薬SGLT2(フォシーガ、カナグルなど)で起きています。

薬を飲めば体重が減るはずなのに、減らない人は食事量が多いか、偏っているかなのです。薬でも同じ環境が作れるのだから、無理に食事を変える必要もないんじゃないかって思います。

循環器内科とのコラボレーション

Posted on: 火曜日, 9月 29th, 2015 in: クリニックより

循環器内科とコラボレーションしませんかという話が来ていました。やってもいいのですが、何となくピンと来ませんでした。

糖尿病と循環器疾患はかなりかかわりが強いのですが、どうコラボしていくのかがわからなかったんです。体液管理は飲ボディーでできますが、うちは若い患者さんがほとんどですから。

でも、実際集まって数人で相談を始めてみると、いろんな意見が出てきて、まとまったんですよ。糖尿病のどの時点から心疾患が起きだすのかを調べればいいのです。

糖尿病をいくら良くしても心疾患がよくならないということなので、糖尿病のかなり早い時期から心血管系の異常が始まっているわけで、それを探せばいいわけです。

早速、検査を受けに行ってもらう話を始めました。時間がかかっても面白い結果が出てくると思いますよ。

カウンターに置いてあるキャンディー

Posted on: 月曜日, 9月 28th, 2015 in: クリニックより

飲食店や宿泊施設の支払いカウンターにキャンディーが置いてありますよね。最近はよく見かける風景です。内でも、棒付キャンディーをお子様向けにはおいていますが、大人向けではありません。

成人の方には、魚の干物などの健康的なスナックを置いています。それが、不思議なのか、興味深く見ている人がいるそうです。生活指導をしているから、当たり前だと思っていました。

キャンディーは低血糖の時にはいいのですが、長持ちしないから要注意です。以前、運転中に低血糖が起きだしたので、何かを食べて対処したのに低血糖による事故を起こした人の話が報道されていました。

低血糖を予感して、何か食べることはいいことですが、問題は食べるものです。吸収が早ければ、低血糖はすぐよくなりますが、長続きしないのです。事故も、そのことをわかってなかったのだと思います。

キャンディーばかり舐めている人は、すでに糖尿病になりかけているかもしれないので、是非、糖負荷試験を受けてください。

糖尿病患者の血糖値を経皮的に測定できるセンサー

Posted on: 日曜日, 9月 27th, 2015 in: クリニックより

2009年に東京大生産技術研究所の竹内昌治准教授の教室で開発されているとネットニュースで出ていたのですが、その後どうなっているのかわかりません。

血糖値を皮膚を刺さないで測れるようになることは、切望しています。血圧のように、気軽にはかることができれば、糖尿病が早く見つかるはずだからです。

もちろん、食後血糖が高いことがよくないとわかって、医療機関に来てもらわないとどうにもなりませんが。。。竹内教授の教室は今もあるようですが、どうなったのでしょうね。

知り合いに、経皮的に血糖値を図る装置を開発して、医療器具にせずに一般販売すれば、儲かるよと言われました。でも、私にはそんな科学の知識はありません。

誰でもいいから、開発してほしいです。

医者のアルバイト代が下がっているようです

Posted on: 土曜日, 9月 26th, 2015 in: クリニックより

この1年ぐらいで歴然と下がっています。眼科でも同じことが起きていると聞きました。病院を守るために、開業医を締め付けたのに、なぜ病院のアルバイト代が減っているのでしょうか?

開業医は病院でバイトしないとやっていけないこと十数年前からののことです。改定で病院と開業医の初診料と再診料が同じになり、開業医はますます病院バイトしないとやっていけなくなりました。

ところが、その病院バイトが値下がりしているわけで、意味が解りません。確かに病院も苦しいのですが、それなら一体誰が儲けているのでしょうか?

友人の医者と、以前から医者以外のことで儲けないとやっていけなくなると話してます。その時期は、意外と近いのかもしれません。

栄養についてのおはなし 第7回目

Posted on: 金曜日, 9月 25th, 2015 in: クリニックより

ひらいクリニックでは、毎月第1土曜日に栄養相談を実施しています。
また「ウエイトロス(ダイエット)診療」も行っています。

そこで1週間にわたり、過去に今日子先生が書かれた「栄養」をテーマにしたブログを もう一度ご紹介いたします。

最終回は

 

こっそり、ダイエット指導しています(再)

大々的には宣伝しないのですが、こっそりダイエット指導をしていて、その効果も出ています。ダイエットの指導は、ちょっとした間違いを変えるだけなので、簡単なのですが、その間違いを見つけることが難しいのです。

ひとりひとり、内容が異なるため大々的に宣伝はしていません。市販されているダイエット用のドリンク剤などを飲ませれば、ダイエットなんて簡単なのですが、体重が落ちても筋肉が落ちてしまったら意味がありません。

クリニックでは、筋肉量を管理しながら体重を落としていく指導をしています。
がんばってみようと思われる方は、ぜひお越しください。

ウエイトロス診療

◆ 2014年5月29日の記事です ◆

 

 

 

 

 

栄養についてのおはなし 第6回目

Posted on: 木曜日, 9月 24th, 2015 in: クリニックより

ひらいクリニックでは、毎月第1土曜日に栄養相談を実施しています。
また「ウエイトロス(ダイエット)診療」も行っています。

そこで1週間にわたり、過去に今日子先生が書かれた「栄養」をテーマにしたブログを もう一度ご紹介いたします。

 

 

ありきたりの栄養指導に憤り(再)

糖尿病患者向けの栄養指導の冊子の最初に書かれていたのが、”不規則な食事時間”。。。。それを見て、憤慨しました。職業によってはできないことを最初に取り上げるとはなんたること!

 

おまけに、不規則な食事時間であっても調整はできるわけで、教育入院並みの押しつけの指導だと思いました。そんなことしているから、糖尿病の人が食生活改善できないのです。

指導しているものが、指導内容を守っているのを聞きたいものです。検診の現場では、乳癌の自己検診をしたことがないスタッフだらけ。そんな人に、自己検診指導をさせている施設側にも問題があります。

なんでも、いい加減なことをしているから、よくならないのです。自分に置き換えて考えてみてほしいものです。春だというのに、気分は最悪。

◆ 2015年4月4日の記事です ◆

 

栄養についてのおはなし 第5回目

Posted on: 水曜日, 9月 23rd, 2015 in: クリニックより

ひらいクリニックでは、毎月第1土曜日に栄養相談を実施しています。
また「ウエイトロス(ダイエット)診療」も行っています。

そこで1週間にわたり、過去に今日子先生が書かれた「栄養」をテーマにしたブログを もう一度ご紹介いたします。

 

トランス脂肪酸の話がやっと出てきました(再)

脂質異常症の治療の中で、やっとトランス脂肪酸の話が出てきました。マーガリンなどの減量ですが、アメリカでは規制が始まっているのに日本では野放しだったんです。

低HDLコレステロール血症の治療で、トランス脂肪酸の摂取を控えると書かれていました。植物油の過剰摂取もだめなようです。今まで、HDLが低い人はどうして良いのかわからなかったので、少し頭がすっきりしました。

LDLが高い人、中性脂肪が高い人、それぞれ食事療法の内容が違うので、詳しくは栄養士に聞いてほしいと思います。クリニックでは管理栄養士が二人になりましたので、平日と週末の両方で対応できるようになりました。

栄養指導は、一度受けたらそれで良いと思っておられる方が多いのですが、本当は月に一回受けていただかなくてはならないのです。治療の基本が栄養管理なので、薬を飲んでいる飲んでいないにかかわらず、栄養指導が重要になります。

うちでは、栄養指導とは言わず、栄養相談と話しています。相談に乗ってもらうってスタンスで良いと思うんです。誰だって、指導されるのはいやですからね。。。。

わかっちゃいるけどといってる方も、一度話をしてみてください。

◆ 2014年4月25日の記事です ◆

栄養についてのおはなし 第4回目

Posted on: 火曜日, 9月 22nd, 2015 in: クリニックより

ひらいクリニックでは、毎月第1土曜日に栄養相談を実施しています。
また「ウエイトロス(ダイエット)診療」も行っています。

そこで1週間にわたり、過去に今日子先生が書かれた「栄養」をテーマにしたブログを もう一度ご紹介いたします。

 

糖質の重要性を再度知ってください(再)

糖尿病であって、糖質は制限しないとならない人でも食事中の糖質は50-60%取らないとなりません。糖分は脳にとって大事なエネルギー源なので、減らしてはいけないのです。

動物実験で、糖質を制限すると見かけ上は糖尿病が良くなっても、全身の血管の障害は進行したそうです。糖質を制限すると代わりに何か増やさないとなりません。実験ではたんぱく質が増えていたようで、たんぱく質のとりすぎになるって言うことです。

たんぱく質のとりすぎは、すでに腎臓が悪くなっている人には命取りです。そう考えると、健康な人にも何らかの問題はあるのでしょう。では、たんぱく質なら何でも同じなのか。。。

たんぱく質を動物性のものと植物性のもので動物性のたんぱく質を取っていた人のほうが早死にしたそうです。一概にたんぱく質といっているものの中でも、質があるわけです。

脂質も植物性は”油”、動物性は”脂”といって、液体と固形の違いがあります。栄養学的にも大きな違いがあるので、言い方を変えたらいいと思います。

たんぱく質だって、動蛋白と植蛋白などと分けて表現するようにしたらいいのではないでしょうか?

◆ 2015年1月7日の記事です ◆

栄養についてのおはなし 第3回目

Posted on: 月曜日, 9月 21st, 2015 in: クリニックより

ひらいクリニックでは、毎月第1土曜日に栄養相談を実施しています。
また「ウエイトロス(ダイエット)診療」も行っています。

そこで1週間にわたり、過去に今日子先生が書かれた「栄養」をテーマにしたブログを もう一度ご紹介いたします。

 

朝食の重要性をやっと教育の現場が認識したようです(再)

朝食は、和食だと言い続けてきました。子供の頃の教育が悪かったから、朝食がないがしろにされ、和食が敬遠されてきました。その結果、糖尿病が蔓延したのです。

教育現場こそ知るべきだと思ってきました。教師という人たちとも話をしてきました。でも、結局は今までどうりで、給食だけが注目されて、パン食が続いているようです。

日本に給食が入ってきたから、おかしくなったんだとずっと主張してきました。給食は、朝食が取られていることが前提だったわけで、その前提もいつしか消えてしまっているわけです。

ある大学で、朝食を和食で100円で提供するなんて画期的なことを初めてくれました。栄養を勉強する大学はもっと早くに気づくべきだったのではないでしょうか?

こういうことが推し進められて、小学校でも中学校でも、朝食の給食が始まったら良いのになって思います。

◆ 2014年9月14日の記事です ◆