栄養についてのおはなし 第4回目
ひらいクリニックでは、毎月第1土曜日に栄養相談を実施しています。
また「ウエイトロス(ダイエット)診療」も行っています。
そこで1週間にわたり、過去に今日子先生が書かれた「栄養」をテーマにしたブログを もう一度ご紹介いたします。
糖質の重要性を再度知ってください(再)
糖尿病であって、糖質は制限しないとならない人でも食事中の糖質は50-60%取らないとなりません。糖分は脳にとって大事なエネルギー源なので、減らしてはいけないのです。
動物実験で、糖質を制限すると見かけ上は糖尿病が良くなっても、全身の血管の障害は進行したそうです。糖質を制限すると代わりに何か増やさないとなりません。実験ではたんぱく質が増えていたようで、たんぱく質のとりすぎになるって言うことです。
たんぱく質のとりすぎは、すでに腎臓が悪くなっている人には命取りです。そう考えると、健康な人にも何らかの問題はあるのでしょう。では、たんぱく質なら何でも同じなのか。。。
たんぱく質を動物性のものと植物性のもので動物性のたんぱく質を取っていた人のほうが早死にしたそうです。一概にたんぱく質といっているものの中でも、質があるわけです。
脂質も植物性は”油”、動物性は”脂”といって、液体と固形の違いがあります。栄養学的にも大きな違いがあるので、言い方を変えたらいいと思います。
たんぱく質だって、動蛋白と植蛋白などと分けて表現するようにしたらいいのではないでしょうか?
◆ 2015年1月7日の記事です ◆