マンモグラフィ検診を受けて安心してませんか?
Posted on: 土曜日, 1月 31st, 2009 in: クリニックより乳がん検診に行く前にしこりが無いか調べてみてください。しこりがあれば検診ではなくて、乳腺専門の医師にかかってください。しこりがっても8割は乳がんではなくて良性のものだといわれています。診断には超音波検査を行い、必要であれば細い針を刺して、”細胞診”と言うものを行います。確定診断はこの”細胞診”あるいは少し太い針でおこなう”組織診”でなくては出来ません。細い針のほうは点滴などの針と同じものなので、痛みも少ないですし、1-2分で出来ますので、検査を進められた場合は快く受けてください。
しこりが無い場合、マンモグラフィー検診を受けに行きましょう。2年に一度でかまいません。マンモグラフィー検診は”しこりを作らない乳がん”を見つけるのが得意です。乳がんのうち15-20%はこのタイプだと言われています。しこりを作るタイプの発見は不得意なので、必ず”触診”もセットになっています。ただし、ご自分のお乳の状態は一番ご自身が分かってるはずです。触ってもらうことも重要ですが、もっと大切なことがご自身での”自己検診”です。
もし、マンモグラフィー検診で”要精査”になってもあわてる必要はありません。”要精査”であっても”3”であればほとんどが良性です。ただし”4”の方は少しがんの疑いがあります。”5”の方はがんの疑いが強いので、”4”か”5”の判定の方は早めに病院を受診してください。ただし、しこりを作らないものは早期がんであったり、悪性度の低いものが多いのであわてる必要はありません。
たとえ乳がんであっても7割は治療で治ります。
乳がんと言う病気があることを知って、自己検診をして、定期的に検診を受けていれば必ず早い時期に見つかり、ちゃんとした治療を受ければ治ります。自己判断で”放置する”ことだけはしないでください。