マンモグラフィ検診を受けて安心してませんか?
乳がん検診に行く前にしこりが無いか調べてみてください。しこりがあれば検診ではなくて、乳腺専門の医師にかかってください。しこりがっても8割は乳がんではなくて良性のものだといわれています。診断には超音波検査を行い、必要であれば細い針を刺して、”細胞診”と言うものを行います。確定診断はこの”細胞診”あるいは少し太い針でおこなう”組織診”でなくては出来ません。細い針のほうは点滴などの針と同じものなので、痛みも少ないですし、1-2分で出来ますので、検査を進められた場合は快く受けてください。
しこりが無い場合、マンモグラフィー検診を受けに行きましょう。2年に一度でかまいません。マンモグラフィー検診は”しこりを作らない乳がん”を見つけるのが得意です。乳がんのうち15-20%はこのタイプだと言われています。しこりを作るタイプの発見は不得意なので、必ず”触診”もセットになっています。ただし、ご自分のお乳の状態は一番ご自身が分かってるはずです。触ってもらうことも重要ですが、もっと大切なことがご自身での”自己検診”です。
もし、マンモグラフィー検診で”要精査”になってもあわてる必要はありません。”要精査”であっても”3”であればほとんどが良性です。ただし”4”の方は少しがんの疑いがあります。”5”の方はがんの疑いが強いので、”4”か”5”の判定の方は早めに病院を受診してください。ただし、しこりを作らないものは早期がんであったり、悪性度の低いものが多いのであわてる必要はありません。
たとえ乳がんであっても7割は治療で治ります。
乳がんと言う病気があることを知って、自己検診をして、定期的に検診を受けていれば必ず早い時期に見つかり、ちゃんとした治療を受ければ治ります。自己判断で”放置する”ことだけはしないでください。