大学間格差があることが分かりました。国公立は決まりがあるようですが、私立ではそうはいきません。知らなかったのですが、かなりの大学間格差があります。40歳男性外科医。。。。研修医にも指導する人が、たった18万円ですよ。。。。今は変わったかもしれませんが、研修医の給料が30万円と約束された後も同じことでした。
でも、税務署はずっとそのことを知っていたはずです。源泉徴収票を出しますから、わかるはずですよね。。。。税務署はたくさん税金を払ってもらえればそれでいいので、そういう安い給料の医者がアルバイトでたくさんもらっていれば、別に何も言わないのでしょうが。。。でも、それでいいのでしょうか?医療ミスと言われるものが、こういったことがベースになっているために起こっていると思いませんか?だって、18万じゃ生活できないから、アルバイトに行かないとならないし、そしたら疲れていますよね。頭も回らなくなってくる。。。
近畿厚生局でこの話をしたら、担当官にいわれました。”僕だったら就職しないなあ。。。”ところが一般の職業とは違います。先に契約内容の明示がないのです。助手になる申請書類は山ほど書かされるのに、労働条件の書類が1枚も来ません。あくまで、雇ってやるのは大学側の判断です。でも、医者は患者さんに迷惑をかけたくないから、勉強したいことがあるからと涙をのむのでしょうね。
まだ、おかしな話があります。企業では、勤続年数によって給料が変わってきます。ところが医療の世界ではそれがないのです。科によって、全く違う。人の少ない科では、早くに上の位に上がれるので、給料も補償も約束されます。大所帯の科ではそうはいきませんから、いつまでたっても平社員と同じです。年雇いで、給料も上がりません。
そんな環境があるとは知らなかった。近畿厚生局と言う医療を扱う場所にいる人もそんなことを言います。わたしは、知っていると思っていました。税務署と、厚労省、文科省、保健所、いろんなところに細分化されているのでわからないのです。でも、医者がそんな環境なら、おちおち見てもらえませんよね。いまだに医者の当直は、宿直扱いで明けがありません。看護師やパラメディカルは、当直扱いなので、明けがあるのです。なぜそんなことになるのか聞いたら、宿直は仮眠できるからだそうです。でも、一睡もできないことなんてざらにありますよ。一番頭を使わないとならない医者がこんな扱いです。
資格を持つと逆に何も言えなくなる。ある人にそう言われました。そうかもしれませんね。労働者も、最低賃金などは決められていますが、資格者の最低賃金は決められていません。歯科医の世界、鍼灸整体の世界はもっと厳しいそうです。国が資格を与えすぎたから、オーバーになってきているためだそうです。一方で、いつまでたっても医者不足と言われます。
でも、それも違うと思います。ちゃんと見れる医者が不足しているだけで、医者の総数は十分に足りているはずです。患者さんが増えたせいもあると思います。昔は自宅で寝ていた程度の風邪でも、医療機関を訪れます。本来は、人間ドックで調べるはずのものも、保険が使えるからと医療機関を訪れます。”この内容では保険は使えませんから”と、説明してくださいと近畿厚生局は言います。でも、そんなことできるわけもありません。何かあったら訴えれらるのは医者のほうで、近畿厚生局ではありませんからね。
少しずつ、環境は良くなっているかもしれません。だからと言って、過去のことをなかったことにはできません。そういう環境で働いて、心にきづを持ってしまった医者がいっぱいいますから。過去はなかったことにするわけにいかないのです。
みなさんも、医者が疲れていたら、聞いてみてください。昨日眠りました?って。。。。あまり眠っていないという医者には、後日見てもらうようにしましょう。。。頭が回ってるはずないですものね。。。。
それから提案です。市役所の職員の給料開示がなされました。大学病院の職員の給料開示をみなさんで求めてみませんか?ベールに包まれたものなど、民意ではがせますよ。市役所の時もびっくりしましたよね。もっとびっくりする内容が出てくると思いますよ。それを見れば、主治医の先生にわがままを言えなくなるかもしれませんよ。。。。。