今年最後の日になりました
クリニックのスタッフとともに、大みそかから出かけて夜詣りに行ってきます。子供のころは、成田山の近くに住んでいたので、よく夜詣りに出かけていました。おせち作りで、気が付いたら年が明けていて、年越しそばを食べてから大慌てで出かけていたものです。十夜の鐘をききながら、寒い中を小走りで行っていた気がします。
夜に初もうでをする意味は知りませんでした。子供のころからしていたので、初もうでは夜に行くものだと思っていました。夜中なのに、多くの人がお参りに訪れ、たくさんの夜店が出ていて、昼のように明るかったものです。寒いので、甘酒を飲んでいたと思います。
私の家では、正月は元旦から人が来て忙しくしていたので、昼間に初もうではいけなかったのだと思います。今年は、元旦にもお参りに行きますが、スタッフとともに、過去の悪い縁を切りに行こうということになり、夜に出かけることになりました。うちのスタッフにも、今年はいろんなことがあったようです。お参りするという行動は、自己満足にしか過ぎないのでしょうけれど、出かけていくことに意味があるような気がします。
インターネットが普及して、いろんなことが自宅でできるようになりました。ハイビジョンになって、3Dができて、映像も立体的に見えるようになりました。でも、現場に行かないとわからないことがいっぱいあります。一番は、匂いだと思います。海外のある有名な川の町は、夏に訪れると川から悪臭がします。でも、写真やビデオではそのことはわかりません。ペンギンが走り回る白銀の南極は、現場に行くとふんのにおいがかなりきついそうです。
お寺に行くと、線香のにおい、神社に行くと澄み切った風のにおいがします。皆さんも、いろんなところを訪れて、いろんなにおいの経験をしてみてください。