いい話を読みました
日経メディカルの記事で、いい記事を見ました。第18回日本乳癌学会学術総会(6月24日~25日)で順天堂医院乳腺センター長の霞富士雄氏が行った特別講演の記事です。霞先生はわたしが医者になって乳がんを始めたころから乳がんの世界の偉い先生でした。お話をしたことはありませんが、いつも霞先生の名前は聞いていました。その先生が本当にしんどい環境にあったと初めて知りました。同じ思いをたくさんされていたこともわかり、本当にびっくりしました。
すでに偉い先生になられておられたので、ずっと乳がんだけをされている先生だと思っていました。ところが、東大紛争の時期で、医師免許すらとらなかったそうです。実践のみで医者の仕事をされてきて、後に医師免許を取って、癌研に行かれて消化器がんをされてから、乳がんをされたそうです。その後の日本の乳癌の歴史のことも書いておられます。そして、いまだに手術に入っておられることも最後に書かれていました。医者の本音を書かれていると思いました。この記事を読むためには、日経メディカルに登録が必要ですが、ぜひ読んでほしい記事です。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/cr/201012/517567.html