IT関連について
プログラムの勉強をしているという方と知り合いました。何を勉強しているのか聞くと、アンドロイドだとおっしゃってました。アンドロイドはもうすたれるよって話しました。IT技術というのは、本当にスピードがあります。はやると思っていたことも、すぐにすたれていきます。東京ではニーズが多いそうですと言うので、その分ハイレベルな人も多いよと話しました。確かに、東京はすごいけど、生存競争も激しいのです。それは、医療の世界でも同様です。
どんな世界でもそうですが、先読みをしていかないとなりません。今何が求められているか、これから何が主流になっていくかを十分考えないとなりません。携帯電話からの予約サイトを調べていて、個人情報に関して、かなりいい加減なことをしていることがわかりました。それで、独自開発することにしました。ところが、携帯電話の会社によって、システムが違うし、日本はかなり制約が強いので、開発に時間がかかっています。アメリカなら簡単なことなのに、日本ではどうしてこんなことになっているのだろうと思います。
クリニックでも、携帯電話のサイトを立ち上げていました。ところが、個人情報の点で、重大なミスを犯したのです。それ以外でも、当初の話とまったく違ってきているので、サイトは閉鎖しました。現在、GENOVAという会社と交渉中です。ソフトをリースで購入するという新しいやり方をしていました。月1万円のことですが、医療で1万円を作るにはどれだけ苦労するかを最初に話しました。ところが、契約してしまったら後はほったらかし、何度か交渉したのですが、らちが明かないので、閉鎖を決めました。
個人情報保護法ができるずっと前から、医療の世界では個人情報の保護は当たり前の話でした。常に、情報漏えいに気遣って、電話では相手の確認ができないので話さない、道で出会っても細かいことは言わないなど、診察室以外での情報漏えいにはかなり神経質になります。ところが、法律ができたからと個人情報を扱う人たちは、決まり事だからしている程度のことしか考えないのだと思います。
日本って、そういうところがありますよね。なぜその法律ができたかを考えないんですよ。
携帯電話のサイトを登録されている方には、ご迷惑をおかけしますが、メインのHPへのリンクを張っていますので、登録しなおしてください。問題が片付き次第、アドレスも削除する予定です。