高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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大阪は医療をビジネスにしたいようですね

Posted on: 木曜日, 4月 18th, 2013 in: クリニックより

大阪は行政が医療の分野に進出するようですね。ビジネスとして、伸びていく分野だから、規制を緩和してビジネスを広げていきたいようです。そのために、医療関係者と製薬会社のえらいさんを集めて、相談を始めるそうです。

でも、製薬会社が入っていること自体おかしいと思いませんか?医療というのは、薬を出すことではなく、情報提供です。私は、医療のことをよくわかっているのは、医療関係者以外だと思っています。医療関係者の方が本当の意味での医療もわかってないし、知ろうともしないと思います。

医療をビジネスにしていくのであれば、医療を外から眺めている人たちが適任だと思います。でも、その前に医療は儲かるなんて迷信、とうの昔になくなってるんですけどね。。。医療は保険制度の制約が強すぎて、自由なこともできないし、儲けることもできません。それを先に知ってほしいものです。

救急車は呼ばないほうがいいと思います

Posted on: 月曜日, 4月 15th, 2013 in: クリニックより

救急を引き受けている側からみると、救急車に搬送依頼をしたほうが病院に受け入れてもらえない状況だと思います。意識がないとか、生死にかかわる問題であれば救急車を使わないとなりませんが、骨折かもしれないとか、痛みがひどいとか緊急性のないものは、病院は引き受けてくれません。

先日も、軽症の方が1時間も先から運ばれてきました。近隣の救急病院がどこも断ったせいですが、1時間かけてくるぐらいなら、大したことはないなと受け入れる側も思います。日曜日だから病院はあいてないと思うのでしょうか?電話してみてほしいと言えば、人手不足の日曜に見てくれるという病院はほとんどないでしょう。

一日待てそうなら、待って週明けに病院に行くべきでしょう。どうしても、見てもらいたいなら、救急車を呼ぶのではなくて、直接行ってしまうのです。来てしまった患者の診療拒否は医師法で禁止されていますから。

昔、血まみれになった子どもを抱えた人が、病院に走りこんできたことがあります。すぐ近くで、車にはねられたそうで、そのまま抱いて連れてきたのです。意識がなかったので、緊急事態は明らかです。外来を止めて、出血だけ止めてから脳のCTを取ると、脳浮腫を起こしていました。すぐに救命センターに電話して、すぐに受け入れが決まり、救急車を呼んで搬送してもらいました。

この場合、救急車を呼んでいれば受け入れてくれる病院を探すほうが難しかったでしょう。子どもの脳疾患となると、扱うところが限られるからです。でも、病院に駆け込んだのでよかったのです。待合にいる患者さんたちは、血まみれの子どもを見れば、ただ事ではないことも分かり、自分たちの順番が後回しになってもいいと思ったでしょう。

その後、子どもさんがどうなったかはわかりません。でも、母親の判断が正しかったと思います。

救急のたらいまわしの問題は、使う側にも問題があるんだと思います。

生活習慣病は生まれる前に作られるって。。。

Posted on: 土曜日, 4月 13th, 2013 in: クリニックより

体というのは赤ちゃんの時の栄養状態を記憶しているのではないだろうか

飢饉の時に妊婦だった人から生まれた子供が50歳を過ぎると糖尿病、心筋梗塞、統合失調症になりやすいそうです。飢餓の記憶が残ったままで、裕福な世界に出るとバランスを崩してしまうようです。

小さく産んで大きく育てることがいいと昔の日本では言われていたようですが、それも間違いだったようです。低体重児はインスリンが効きにくくなりやすいそうです。

妊娠前の女性がやせすぎているのは、かなり問題が多いようです。皮下脂肪は妊娠期、授乳期に必要だからある程度はついていないとだめだとよく話すのですが、それぐらいスタイルのよすぎる若い女性が増えているのです。

若い女性の生理が止まったり、早発閉経になったり妊娠できる若い女性がどんどん減っているように思います。たぶん、身体の方は妊娠してもらったら困るって思っているんですよ。生理不順や生理が止まってしまった方は、しっかり食事を取ってみてはどうでしょうか?

外科学会参加のため休診にしています

Posted on: 木曜日, 4月 11th, 2013 in: クリニックより

外科学会で発表するわけではないのですが、専門医更新のために5年間で3回以上の出席が必要です。ヘルニアの局所麻酔での手術は興味あるのですが、実際の手術見学ができるので、発表としてみる必要はないでしょう。ということで、今回は参加だけしてすぐ帰ります。

インターネットが普及した現代に、定期的に開催される学会というものは必要なんでしょうか?テレビ会議もできるわけなので学会もやり方を変えるべきだと思います。でも、学会屋さんという職業もあるし、地方で開催される場合、市を挙げて歓迎しているので、経済効果を考えてやめるわけにいかないのでしょうね。

でも、勤務医なら学会参加で収入減にはなりませんが、開業医やバイトの医者は収入減につながるため、なかなか参加できません。びっくりすることに、学会参加は有給を使わなくてもいいんですよ。費用の補助も出ます。何回までという規制もないので、大病院の先生方は、行きたい放題ですよ。

出張として、病院命令で行くならともかく、医者個人の業績などのために行くのだから、有給にすべきでしょう。医療の世界では、ほかの世界では信じられないことがいっぱいあるんですよ。

2月分の減点通知が来ました

Posted on: 水曜日, 4月 10th, 2013 in: クリニックより

2月に糖負荷試験した方11人中、10人が検査不要として、検査料が全額減点されました。病名も付いているので、全く不可解な話です。以前、一人だけ900点の点数を200点の安いほうの負荷試験に減点されたのですが、異議申請を提出し900点のほうのインスリン測定の含まれているほうが必要だという理由を提出しました。異議を申し立てたので、逆に全額減点などしてきたのかもしれません。

医療は保険診療をしている限り、こういった減点を意識しながら診療しなければなりません。病名が不足していれば、どうにもなりませんが、病名が付いていれば、減点されないのが普通です。そういったことから、薬の減点は少ないのです。電子カルテが普及しましたから、薬に対して病名が付いていなければアラームが出るようになりだしているからです。

ところが、検査についてはまだまだそういった機能は少ないのが現状ですし、どういった病名をつければ検査が通るのかを明確に書かれたものも存在しません。それで、検査は減点対象にされやすいのです。以前、PET検査がことごとく減点されたことを経験したことがあります。病名も付いているし、同じ内容で内科では減点されていないのに、外科だけ集中して減点されたのです。このときも、結局理由はわかりませんでした。

結果、PET検査を依頼するときは、内科受診してもらって依頼してもらうしか方法がなくなったのです。患者さんにとってもめんどくさいことになりましたし、内科受診の依頼書を書かないとならない医者の手間も増えました。

検査を減点されだすと、医者はその検査をしない方向になっていきます。減点通知が来ると非常に気分が悪いからです。当然、損失も出ます。すでに支払いが終わってる検査代は、検査会社から返金などしてもらえないからです。そうやって、糖負荷試験はすたれていったから、糖尿病が40倍に増えたんじゃないでしょうか?

社保や国保は医療費を減らそうとしてやってることでしょうが、逆に病気の患者を増やし、医療費を増やしているんですよ。不要な薬を大量に出されている患者さんがたくさんいるのに、それについては野放し状態です。意味がわかりませんね。

今回の減点は当然異議申請に行きます。クリニックでは、この検査をやめることはしません。自費で行うという手もありますが、患者さんは高い保険料を支払っているのですから、3割負担で受ける権利があるからです。

透析中の方の救急搬送に疑問

Posted on: 月曜日, 4月 8th, 2013 in: クリニックより

透析中で、1週間透析を受けていない患者さんを透析のない病院に救急搬送するのはどうでしょうか?土日で受け入れ先が見つかりにくいのはわかりますが、とりあえず週明けまで見てくれと搬送するのです。

救急隊はそれでいいかもしれません。でも、病院の方では週が明けるまで急変する可能性もあり、現場はひやひやものです。どうしてこういったことになるのか?病院の形態をとってない透析施設が増えているからでしょう。

透析については、様々な問題があります。透析患者が増えたために、透析施設は満杯。緊急透析をかけてくれるところを探す方が難しいのです。一時的な腎不全であれば、2-3回透析を回せばよくなるのですが、それができないのが現状です。

予後の悪い患者さんの受け入れも難しいです。本人や家族が望んでも、透析によって回復の見込みが少なければ、引き受けてもらえないのです。

それでも、日本はましかもしれません。透析の施設があまりない国も多いのですから。要は、透析にならないように各個人で身を守らないと仕方ないってことかもしれません。

薬の相談を受けました

Posted on: 金曜日, 4月 5th, 2013 in: クリニックより

薬を飲みたくないと相談を受けました。8種類くらいの薬が出ていますが、一番重要な薬のところに、“嫌だ”と書かれていました。なぜ、一番重要な薬をやめたいと言っているのか。。。。。その薬の重要性を聞かされていないからでしょう。

ほかの薬は、副作用予防で出されているものだったので、それを理解できるならやめてもいいと思いました。でも、一番重要な薬はやめるわけにはいきません。

何の薬で、何のために出されているのかを全く理解していませんでしたから、医師の説明不足だと思いました。というより、説明する時間がないのでしょうね。一人の人に時間をかけていたら、収益になりませんからね。

医療機関によっては、明確に売り上げ目標額を医師に通達しています。雇われの身では、それを達成せざるを得ないので、医療の質は下がっても仕方ないのでしょう。

誰が悪いのか。。。。国でしょうね。

つくしを見つけました

Posted on: 木曜日, 4月 4th, 2013 in: クリニックより

何年もつくしを探していたのですが、見つからなかったのにたまたま入ったスーパーで見つけました。手を真っ黒にしながらはかまを外し、湯がいて一晩あく抜きしてから卵とじにしました。決しておいしいものではありませんが、子供の頃を思い出しましたね。

春になったようで、入学式から出てきた学生さんをみました。医療系の専門学校だったのですが、みな不安げな表情をして緊張していました。大学の入学の頃を思い出してしまいました。入学式は覚えていませんが、オリエンテーションで緊張していたのを覚えています。医学部もそうですが、資格系の専門学校も卒業するだけでは意味がありません。資格を取らないと、意味がないのです。

その点、一般の大学とは違うかもしれません。確かに、就職試験も大変でしょうが、1箇所がだめでもほかがあるじゃないですか。。。資格系は、就職先を決めるということが後回しになりがちです。とりあえず、資格を取らないとどうにもならないからです。そういった意味では、安易に就職先を決めてしまって後で後悔するってことが多いんじゃないかと思います。

皆さん、5月病にならないようにしてくださいね。

糖尿病の勉強会に行ってきました

Posted on: 火曜日, 4月 2nd, 2013 in: クリニックより

糖尿病治療については、この数年間でかなり変化してきています。

冒頭で演者が話したのは、血糖値にとらわれることなく合併症予防と低血糖予防に努めないとなりませんという言葉でした。腎機能にどれだけの余力があるか、年齢がいくつなのかによって、治療方針はかなり変化します。職業、生活パターンによっても治療方針は変えないとなりません。

昨日も変な治療を聞きました。持効型インスリンという一日一回打つインスリンを1日4回打つように指示されたという話です。強化インスリン療法は1日4回打ちますが、3回は食事ごとに上がってしまう血糖値を抑えるために打つので、短時間で効くものでなければなりません。ところが、24時間効くものを4回に分けて打つなんて、痛いだけじゃないですか。。。

内科の先生だけど、内分泌専門の先生じゃないからと言ってました。????ですね。私は外科医ですが、インスリンのうち方は知っていますよ。医者であれば、何科であっても知らなくてはなりません。主治医の先生に、どういう理由でそういった打ち方をするのか聞いてみるようにアドバイスしました。どこかの文献に、そういったやり方がいいと書いてあったのか聞いてきてもらうつもりです。

新年度が始まりました

Posted on: 月曜日, 4月 1st, 2013 in: クリニックより

やり残していること、それを完成させなければなりません。

おしりの取説、英語版を完成させて、日本語版とともに冊子作成してネット販売します。

糖負荷試験のデータが300人ほど集まりました。友人に手伝ってもらって解析して、海外誌への投稿を考えています。

薬をやめるタイミングという冊子の続編で、薬に少し頼る生活の提案をまとめます。

去年、やり終えてないことがなんと多いでしょう。

友人の看護師国家試験も来年に持ち越されました。学校は卒業できたようなので、来年は通ってくれると思います。

糖尿病協会登録医の更新がありますが、指導医にランクアップできればやってみようと思います。

学会もかなり整理が済みました。もう少しシンプルにするつもりです。

まとまらないですが、張り切ってやっていきましょう。