高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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やっとGWが終わりましたね

Posted on: 火曜日, 5月 7th, 2013 in: クリニックより

GW含めて、連休は大嫌いです。国は連休にしたほうが観光産業が潤うと思ってしているのでしょうが、医療には最悪です。どの病院も日曜祭日は外来をしていませんから、救急を扱ってる病院には様々な患者さんが来られます。何軒もの病院に断られて来られる方もたくさんいらっしゃいます。

私は、整形外科ではありませんが、打撲・ねん挫などの整形外科疾患も見てあげます。連休が明けたら、整形外科に行ってくださいねと言って、初期治療だけ行います。連休がなければ、1日我慢したら受診できるのに、連休があるために二日も三日も我慢しないとならないんです。

多くの病院で、当直医は一人です。整形外科は生死を扱いませんから、当直していることはあまりありません。内科か外科が多いでしょう。外科であればある程度整形外科も見れるはずですが、最近は事務レベルで“整形外科がいませんから”と断っちゃうんです。ひどい話ですわ。

連休が終わったので、気をもむこともなくなりますね。

注射針の種類

Posted on: 月曜日, 5月 6th, 2013 in: クリニックより

注射の針は数字によって太さが決まっています。普段使われるのは、18Gから22Gで、数字が大きくなると細くなります。輸血する場合は、太い針の18Gを使います。採血は21G、点滴は22Gの細い針でも可能です。

局所麻酔には、一般的に21Gか22Gを使いますが、痛みを軽減するため27Gを使うこともあります。ただし、27Gまで細くなると針の長さの制限が出てきます。浅いところしか使えないのです。

インスリン注射はもっと細い33Gを使うのですが、最近34Gなんてもっと細いものも出てきました。

何とか、麻酔の痛みを軽減できないかって思って、針を探していると26Gで長い針を見つけました。ペインクリニックなどで使いだされているそうです。

麻酔の痛みは、刺した時よりも薬液が入っていくときのほうが痛いのですが、細い針だとゆっくりしか入っていかないので麻酔にかかる時間は増えますが、痛みは少ないと思います。

沈静する薬剤を使っても、痛みは軽減しないので鎮痛の薬剤を併用してみようかとか、日々スタッフと悩んでいます。

だって、痛いのは嫌ですもんね。。。。

パソコンもゴールデンウイーク?

Posted on: 土曜日, 5月 4th, 2013 in: クリニックより

普段は、山ほどメールのやりとりをしています。ところが、GWに入ってからぴたりと止まっています。メールを送っても返事も来ないので、なんだかさみしい気がします。世間はGWでも、私は全く休みがありませんから。。。

仕事があるだけ幸せなんだと思いながら毎日過ごしています。

餅は餅屋。。。。

Posted on: 金曜日, 5月 3rd, 2013 in: クリニックより

目頭が腫れていたんです。涙のうが詰まっているのかなと思い、抗生物質入りの点眼薬を指していましたが、なかなか良くなりません。痛みがないけど、切開でもしないとならないのかなあと眼科の先生に相談してみました。

黄砂や中国からの化学物質で同様の症状の訴えがよくあるようで、ステロイドの点眼を勧められました。言われたとうり点眼すると治ってきたんです。やっぱり餅は餅屋だなあと思いました。

眼科と耳鼻科のことはあまりよく知りません。他の疾患とのかかわりで、わかる症状もあるのですがわからないことのほうが多いかもしれません。すべての病気は、食事からくると話していますが、目と耳は違うでしょう。

GWだからか、仕事も一段落、落ち着いています。

医者の当直料が看護師と同レベルまで下がってます

Posted on: 木曜日, 5月 2nd, 2013 in: クリニックより

大阪は、医者のバイト料が下がってきているのですが、昨日依頼が来たものは、看護師の当直料と同額でした。。。開業医はバイトしないとやっていけない時代だし、病院も経営が苦しくコストのかかる医者は最低の人数に減らされています。

知り合いの内科の開業医は、市民税が支払えなくて、とうとう差し押さえに来られたそうです。私より年上の先生も、子供の教育費がかかるからとバイトで手術をされています。そんなことやらないと、経営していけないんですよ。

今日、開業医の事件を知りました。住宅付きの診療所がテレビに映ってましたが、新しく建てたもののようでした。何があったのかわかりませんが、経営もしんどかったんだろうなあって思います。

私も、月曜日のバイトが無くなるので、急いで次のバイトを探さなければなりません。

検査説明も楽しくなるような試みをしています

Posted on: 火曜日, 4月 30th, 2013 in: クリニックより

検査説明って、嫌ですよね。何時から食事を取らないようにとか、水は飲まないでくださいとか。。。当日、つい忘れてしまって食べてしまうってこともあります。検査が終わるまで、ひやひやしますよね。

クリニックでは、そういった緊張感が薄らぐように、検査説明にも工夫を始めました。検査が楽しくなるような説明書作りをしています。

検査は特別なものではなく、気楽に受けていただきたいからです。症状が出てからでは遅いのに、健康なときは検査を受けたくないものです。そこを何とかして受けてほしいので、いろんな試みをしています。

わさびにはまっています

Posted on: 土曜日, 4月 27th, 2013 in: クリニックより

最近、生のわさびも安くなったので、いくつかわさびを買ってきて、すりおろしてみました。ところが、おろしてから時間がたったり、生のままでも日がたつとツンとした香りが少なくなってきます。

チューブのわさびで、きざみわさびというタイプがあるので、刻んでみましたが、逆にわさびの風味が消えてしまいました、チューブのわさびも、調べてみると生わさびではないようで、練りワサビが中心のものもあり、風味が全く違います。

いろいろ集めてしまって、比べていると、刺身についている小さい小袋のわさびが一番おいしいとわかりました。

おいしいものは、意外と身近にあったんだなと感じました。こういうことって、生活の中にいっぱいあるんでしょうね。意外と身近にあるかもしれないものを探してみるのも面白いかもしれません。

日本語から英語の翻訳って難しいですね

Posted on: 火曜日, 4月 23rd, 2013 in: クリニックより

今、日本語で書いた”おしりの取説”を英語に翻訳しています。日本人に翻訳してもらって、ネイティブスピーカーに添削してもらったのですが、二人とも内容を理解していないので、納得のいく内容にならなかったのです。それで、英会話の先生に口頭で説明しながら、文章を作って行っています。

それでわかったことは、日本語の曖昧さが翻訳ソフトに影響して、変な英語訳になってしまうことです。たとえば、生理。。。。ある翻訳ソフトではPhysiologyと出てきます。本当はMenstruationなのですが、そう出すには”月経”と入れないとなりません。Physiologyを日本語訳すると生理学。。。。なるほど。。。。当然、右クリックしたら、別の単語も出てくるのですが、わからずに使っていると、とんでもない訳になります。

英会話の先生とそんな話をしていると、Menstruationは医学的な用語で普段はPeriodというそうです。なるほどって思います。今度は、Menstruationを英英辞典で調べてみると、動詞ではhave a flow of blood monthly from the uterus 。英英辞典はもはや日本では売っていないので、ニューヨークの本屋さんで買ってきたものなので、英語の辞書と言うことになります。

勉強しないといかんなあ。。。と思いながら、英会話レッスンは月に1度にしているので、次回は来月です。次回には、英訳版が完成するかもしれません。

救急医療の崩壊

Posted on: 日曜日, 4月 21st, 2013 in: クリニックより

関西では2カ所の大学病院で救急部あるいはERが閉じられました。救急部やERというのは、おそらくアメリカドラマのERの影響だと思います。大学病院には元々救命救急センターがあります。 3次救急と言って重症の患者さんの病院間転送を受け入れたり、救急隊からの直接連絡で患者さんが運ばれてくる場所です。一般の方が直接おとづれることはできない場所です。

救命救急センターは手術室のように2重の扉の中にあり、ワンフロアーに見渡せるように別途が配置されています。スタッフは、手術着を着ているので見た目は手術室と変わりがないのです。フロアーには10程度のベットしかなく、容態がよくなればすぐバックヤードに移され、そこから転院になっていろんな病院に移されていきます。

救命救急センターではごく初期の救命治療だけを行うのです。でも、ここにも問題がありました。大きな病院の一部にセンターがあるのに、その病院への転院はできないことが通常なんです。特に、大学病院はおもに外傷以外を扱っていますから、仕方ないのかもしれません。

何年か前から、救命救急センターとは別に救急部とかERといわれる、一時救急を扱う部門が作られるようになりました。一般の病院と同じように救急車を受け入れる場所です。でも、病院のほうでは抱えている患者も多く、1次救急の患者を受け入れることは反対でした。外科系では、予約でベットが埋まっているのに、入院させろと救急部が言って来れば当然困りますよね。

設立当初から、問題が山ほど発生して、現場の医者たちのストレスの元になっていました。私が見る限りでは、アメリカのERと日本のERは全く別のものです。大学病院は、本来の研究業務に専念して、1次救急からは撤退すべきだと思います。

それよりも、民間病院の連携をもっと充実させて、救急の整備をしたほうがいいと思いますよ。

クリニックでの手術件数

Posted on: 金曜日, 4月 19th, 2013 in: クリニックより

クリニックを作って2年半ほどになります。当初、何とか手術しないで治そうと肛門内科と標榜を出しました。外科医ですが、手術がすべてだと思っていなかったからです。ところが、手術しないとどうにもならない患者さんもいて、クリニックでも手術ができるように改良してきました。

クリニックには1800人の患者さんが来られて、手術件数は165件になったそうです。そんなにしたんだって、びっくりしました。

医者になってすぐに外科医になって、外科のしんどさから内科医に転向しようと思ったときもありました。でも、そのときに外科に引き留めてくださったのは、助教授をされていた偉い内科の先生だったのです。

でも、あのとき外科を辞めなくてよかったって思います。もし、私が内科医なら、患者さんは治療法を自由に選択できなかったでしょう。手術のように、手早く治したい人もいれば、荒っぽいことはせずにゆっくり治したい人もいますからね。