クリニックでの手術件数
クリニックを作って2年半ほどになります。当初、何とか手術しないで治そうと肛門内科と標榜を出しました。外科医ですが、手術がすべてだと思っていなかったからです。ところが、手術しないとどうにもならない患者さんもいて、クリニックでも手術ができるように改良してきました。
クリニックには1800人の患者さんが来られて、手術件数は165件になったそうです。そんなにしたんだって、びっくりしました。
医者になってすぐに外科医になって、外科のしんどさから内科医に転向しようと思ったときもありました。でも、そのときに外科に引き留めてくださったのは、助教授をされていた偉い内科の先生だったのです。
でも、あのとき外科を辞めなくてよかったって思います。もし、私が内科医なら、患者さんは治療法を自由に選択できなかったでしょう。手術のように、手早く治したい人もいれば、荒っぽいことはせずにゆっくり治したい人もいますからね。