高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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眼瞼痙攣の相談を受けました

Posted on: 金曜日, 9月 6th, 2013 in: クリニックより

眼瞼痙攣で、ボトックスを打ちたいから眼科医を紹介してくれと相談を受けました。まずは診断をちゃんと受けてもらわないとならないので、眼科を紹介したのですが、既にある大学病院で診断を受け、ボトックスを勧められていたようです。

私の紹介した眼科医はボトックスはしていないので、別の眼科医を紹介したとのことでした。ただ、その眼科医はボトックスの適応をかなり厳しく決めているので、適応にはならないだろうとのことでした。

眼科医も、私もボトックス治療には反対です。痙攣がなぜ起きたのかを追求することなく、神経をマヒさせて痙攣だけを止めると言うのはどうかと思います。痙攣の多くは精神的なものから起きると思います。ただ、それだけでは解決しないので、鍼灸医を紹介しました。

鍼灸医の治療を受けてきて、本人からはとても納得ができたと連絡が来ました。助けてもらいましたとかなり興奮されていました。それで、鍼灸医にどんな説明をしたのか聞くと、頚椎の形の特徴と枕の話をしただけのようでした。

どうも、高い枕を好んで使っていたようで、それで呼吸状態が悪くなり、眼瞼痙攣を起こしていたようです。原因は意外なところにあったということですね。

忙しい方だったので、とても気を使いましたが、よくなってよかったと思いました。

ペットボトル症候群

Posted on: 木曜日, 9月 5th, 2013 in: クリニックより

糖分の入った清涼飲料水を1日1リットル以上飲んでいるとなってしまう病気です。飲んでも飲んでものどが渇くため、2-3リットル飲むこともあるようです。糖尿病になりやすい体質の人や、太っている人がなりやすいそうです。

糖毒性によるもので、インスリンが出なくなり、体脂肪が分解されて、血液中に大量の脂肪酸が出て、体重が減り、ケトアシドーシスという状態になり、腹痛、嘔気、嘔吐を起こし、意識がなくなってしまいます。

そういう状態で病院に運ばれると血糖値は1000を超えるようなとんでもない値になるようです。私の身近にもそういう経験をした人がいます。そういったことにならないように、日頃から食後1時間の血糖値を測るようにしましょう。

食後1時間とは、正確には食事開始から1時間です。それぐらいのタイミングで、医者に行って、血糖値を測ってもらったらいいのです。クリニックでは自己血糖測定装置の貸し出しもしています。

一人でも多くの方に、糖尿病予防をしてほしいからです。

男性更年期について相談されました

Posted on: 水曜日, 9月 4th, 2013 in: クリニックより

うつの様な症状と、発汗。男性更年期じゃないかと周りに言われたそうです。男性更年期という言葉は最近出てきました。女性の更年期の様に、男性も男性ホルモンが減ってきて、更年期症状が出ると言うのです。

でも、それって病気でしょうか?年とともに、ホルモンが出なくなるのは自然なことなのではないでしょうか?もし、そんな年齢ではないのに、男性ホルモンが減ってきているのであれば、なぜそうなったかを考えるほうがいいのではないでしょうか?

女性ホルモンも男性ホルモンもLDLコレステロール、悪玉コレステロールといわれているものから作られます。食事の偏りで、LDLが減りすぎていれば、原料がないから減ってきても当たり前でしょう。

それでも、治療を受けたい方は、自費診療になるようなので、その覚悟で受診されたらいいと思います。女性ホルモンの補充で乳がんが増えたように、男性ホルモンの補充では前立腺がんが増えるようです。ホルモン補充でがんになっちゃったら、本末転倒のように思います。

管理職への女性の登用について

Posted on: 火曜日, 9月 3rd, 2013 in: クリニックより

5年経っても、女性管理職はあまり増えていないそうです。女性管理職は海外ではたくさんいますが、日本では本当に少ないですね。男尊女卑がいつまでたっても残っているからでしょう。男性側から見たらそんなことないというかもしれませんが、女性側からずっと社会を見てきて、本当にそう思います。

医療の世界では、女性の管理職は当たり前にいます。ただ、看護師の世界だけです。看護部長、看護師長、主任、そのほとんどが女性です。でも、それ以外の部分、事務、検査、薬局、医局、全く女性管理職がいません。

看護師の世界はもともと女性の世界だったから、管理職も女性になってるだけで、もともと男性がいた社会は相変わらず男性優位なんです。看護師にも男性が増えてきたので、男性の主任とかも出てきています。そのうち、男性に乗っ取られるんでしょうね。

医療の世界は特に男尊女卑が厳しい世界だと思います。医療自体が男性目線で作られてきたからです。じっと観察していれば、わかりますよ。

外科医がいない外科

Posted on: 月曜日, 9月 2nd, 2013 in: クリニックより

外科があるのに、なぜ骨折も見れないのだろうか?そんなことを考えていました。”5時までなら、内科の先生が骨折見れるんですが、5時過ぎると外科の先生になるので、骨折が見れないんですよ”。そんな説明を看護師がしていました。あとで考えるとおかしな話です。

私は、外科内科で契約していますが、所属は内科です。それで、内科の先生が骨折見れるってことになるのですが、外科の先生は見れないのだろうかと思ってました。後日、その意味がわかったのです。外科に所属している先生の多くは、形成外科だそうです。

過去にもある病院で文句言ってたことがあります。外科の中で、形成外科の先生ははっきり明記してくださいと。形成外科だとできることがかなり制限されるからです。なぜ、外科が形成外科医ばかりになってきたのか、その理由は外科への入局者がいなくなったからです。

10年くらい前から、大学の外科への入局者はほとんどいません。ほかの大学でも同じなんだと最近知りました。外科医は救急も見て、外傷も骨折も、緊急手術もします。だから、オールマイティなんです。でも、形成外科は、傷を見るぐらいなので、全く違うのです。命にかかわることはしないのです。

外科医としては、形成外科医を外科医と呼ぶなって思います。でも、本当の外科医がもういないんでしょうね。。。。。

9月になりました、やっと夏休みも終了です

Posted on: 日曜日, 9月 1st, 2013 in: クリニックより

私は、夏休みが嫌いです。皆、浮かれた足取りになるからです。病院勤めでは盆休みはないので、盆に休む習慣がありません。今年は、夏に休んでいる暇がないので、夏休みもありませんでした。

9月は忙しくなります。共同研究が始まるので、その準備もありますし、東京まで手術を習いに行く予定にしています。クリニックに来てくれた患者さんの協力で、たくさんのデータが集まったので、それを公開できるようにしなくてはなりません。

金沢大学の馬渕先生と連絡を取りました。元気にされているそうで、ほっとしました。彼も、研究は好きだが論文にまとめるのに追われているとおっしゃってました。論文に仕上げるのは大変なのです。

海外でも医療データの改ざんがあったようで、監視を強化していくとニュースで出ていました。日本でも、ディオバンが問題になりましたよね。統計処理は、何年も前から厳しくなっています。

医療系ではSPSSというソフトを使ってないと論文には採用されません。統計学では京大まで相談に行ったことがあります。本来、総合大学なら統計の分野の専門家が協力するはずなのですが、私の大学ではそういったことは全くなかったからです。

京大まで行って、やっとわかったことがありましたから、現場に行かないとわからないことってたくさんあるんですよ。東京に行ったら、古い友人を訪ねていこうと思います。鍼灸、整体をやっている女性です。彼女にアロマのことを教わったのです。

30年くらい前の友人なので、覚えてくれてるかなあって思います。それまで、がんばろう。。。。

懐かしい飲み物 プラッシー

Posted on: 土曜日, 8月 31st, 2013 in: クリニックより

懐かしい飲み物の話になりました。ファンタグレープが好きだったとか、キリンレモンもおいしいよね、チェリオってあったよね。プラッシーという飲み物がお米屋さんで売っていたのですが、調べてみると今は容器が変わってしまったようです。

昔は、ゼロカロリーなんてなかったので、そんなしょっちゅう飲めるものではありませんでした。いつの間にか1リットル瓶が出てきて、冷蔵庫にいつもコーラがあるという生活に変わり、ペットボトルになりゼロカロリーが出て気軽に飲む飲み物になりました。

ゼロカロリーなど人工甘味料の入ったものは、子どもに飲ませるとよくないって知っているでしょうか?糖に対する身体の反応がおかしくなってしまうそうです。でも、子どもの肥満も増えているので、ゼロカロリーを与えているお母さんが多いんじゃないかと心配します。

子どもには、3時のおやつとして果物を搾ったフレッシュジュースを飲ませてあげてほしいものです。

韓国でも同じだそうです

Posted on: 金曜日, 8月 30th, 2013 in: クリニックより

日本と中国は、元々様式ではなくて、和式便座だったとわかっていましたが、韓国も同じだと患者さんから聞きました。洋式便座に変わってから痔が増えたのは日本だけではないようです。

でも、今は和式便座にスクワットスタイルでしゃがめない人が増えているそうです。いすの生活がいろんな意味で悪影響をしていると思います。欧米でいすができたのはどれくらい前なのでしょうか?

クレオパトラの像もいすに腰掛けているので、かなり昔ですよね。いすの生活をすることに意味があったのだろうと思うのですが、はっきりと理由が思いつきません。

農耕文化では、収穫した穀物や野菜を処理するのに、地べたに座る方が都合がよかったのかもしれません。昔の人が何を考えていたか知りたくなると、歴史に興味を持ち出すのかもしれませんね。

私は、歴史が苦手だったので、あまり深く考えないことにします。

新しい手術手技の勉強で東京に行こうと思ってます

Posted on: 木曜日, 8月 29th, 2013 in: クリニックより

新しい手術手技を勉強するために、東京に行こうと思っています。手術見学させてくれるところがあるんです。局所麻酔でできる手術なので、身につければ、クリニックでも行うことができます。

今までも、いろんなところに見学に行きましたが、習うなら最高の場所でと、場所も選んできました。超一流の技術を見ないと意味ないですからね。保険診療というものはおかしなもので、超一流の医者に診てもらっても、へぼ医者に診てもらっても同じ料金です。

それなら、超一流に見てもらう方がいいじゃないですか。ところが、超一流は大きな病院にいるので、紹介状がなければ見てもらえません。紹介状を書いてもらうために、かかりつけを作っておかなければなりません。

かかりつけは、自宅の近くである必要はありません。職場の近くでも良いし、よく出かける場所でもかまわないのです。病気したときではなくて、病気になる前から行かなくてはなりません。健康なときのデータがなければ、比較もできないので、医療側でも困るのです。

バイト先で、脳梗塞?かと思われる症状の人に、念のため脳のCTを取っていました。1ヶ月ほど空いて、ふらついてたと運ばれてきました。アルコールは入っていますが、何か様子が変でした。血圧も高かったので、念のため脳のCTを取ったら、出血してたのです。

些細なことでも、慎重に見ておくことで早めに発見できたのです。脳出血を起こしているのに、患者さんは痛みもないようで、アルコールで上機嫌でしたよ。

運動に適した時間帯

Posted on: 水曜日, 8月 28th, 2013 in: クリニックより

運動に適した時間帯は夕食後1-2時間の様です。運動によって体温が上がると、寝付きがよく眠りも深くなるそうです。ところが、テレビでよく見る運動の光景は、朝ですよね。皇居周辺でマラソンしている方は、出勤前に運動されているのでしょう。

ところが、心筋梗塞などによる突然死は明け方から正午にかけてなので、その時間帯に運動するのは危険なようです。朝は、副交感神経から交感神経にゆっくり変わります。なので、副交感神経がまだ働いている朝に排便しやすいのです。

胃腸のためを考えても、朝の運動は一気に交感神経優位になるので、よくないと思います。特に、高血圧の方は朝に血圧が高くなるので、朝風呂、朝の運動は危険です。

テレビで見慣れた光景が、正しいと思ってしまうことがいかに怖いかってことですよね。夕食後、少しゆっくりしてから散歩に出かけてみましょうよ。ダイエットにもいいと思います。