高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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米粉のパンを焼いてみて。。。。

Posted on: 月曜日, 9月 16th, 2013 in: クリニックより

小麦アレルギーのある子供が、米粉でパンを焼いたけど膨らまないと相談されました。それで、米粉でパンを作ってみることにしました。jhcという製菓材料の店で、パン用の上新粉があるので、予約して買いに行きました。ところが、成分を見ると小麦グルテンが入っているのです。小麦アレルギーの人はだめですと書いてありました。

店の人に相談したのですが、小麦グルテンが入ってないと膨らまないとのことです。仕方ないので、ケーキ用の上新粉を買ってきました。レシピはネットで調べて、片栗粉を使うものを選びました。片栗粉で小麦グルテンの代わりをするのだと理解しました。

生地にイーストを入れるのですが、片栗粉と砂糖と塩を溶かした液を火にかけて十分とろみをつけてから、45度まで温度が下がってきたら、イーストを入れる。。。。これ、つきっきりになりますわ。高い温度でイーストを入れると死んでしまいますから、かなり慎重になりました。

生地はまとまりが悪く、最後はかなり硬いものになり、60分発酵させて、35分間焼きました。でも、ほとんど膨らむことはありませんでした。味見をすると、それなりに美味しいのですが、おかきの中にご飯を団子にしたものが入ったようなものになりました。

そこで、思ったのですが、米をパンにする必要があるのだろうかと。。。確かに、小麦アレルギーの子どもはパンが食べてみたいんだと思います。でも、作ってみてもパンにはならないんですよ。それなら、別の考え方をしたらいいんじゃないかと思いました。

宗教によっては、豚肉は食べられないなどの制約がありますよね。日本でも、精進料理があるように、すべての人がすべての食材を食べられるわけではないのです。それなら、子どもに宗教上の理由で小麦は口にできないと思わせてはどうでしょうか?口にすると、神様からばつを受けるって考えれば、ほしがらないと思います。

食物アレルギーは本当に難儀な病気です。なぜそんなことが起こりだしたのか。。。戦後の食糧不足のころなら、そんなこと起きなかったと思います。飽食になりすぎて、神が警告を発しているのかもしれません。

最近、食後2時間の血糖値が気になっています

Posted on: 日曜日, 9月 15th, 2013 in: クリニックより

最近、食後2時間とかそれ以降の血糖値が気になりだしました。正常であれば、食後2時間で空腹時と同じ血糖値まで下がるはずです。糖尿病になりかけていれば、2時間では下がらなくなって3時間くらいかかってきます。それで、食後2時間以降の血糖値が100以上あれば、何かおかしいと思うようになりました。

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この方のデータで食後150分の血糖値が114もあることが気になりました。それで、糖負荷試験を受けてもらったのです。その結果が以下です。

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しっかりと糖尿病になってました。毎年検診を受けていて、特に問題はなかったとのことです。しかし、このデータを見ても空腹時血糖が112なので問題ありです。おそらく、去年までは空腹時血糖は109までで、引っかからなかったのだと思います。1年の間に血糖値が3だけ上がったってことになります。

ここで問題なのが、血糖値であってもちょっとした値の増加がかなりの意味を持つってことです。経過を見ないとわかりませんが、何年か前から、正常値であっても少しずつ上がってきていると思います。

同様のことが、LDLコレステロールでもありました。ある医療機関のスタッフですが、かなり高いLDL値になっていた方がいたのです。毎年受けていた結果を見てみると、おととしぐらいまで、総コレステロールではかられていて、若干高い程度でした。

ところが、去年からLDLになり結構高い目だったのですが、食生活を改善するように言われただけだったようです。それで、今年は、かなり高くなっていました。

医療関係者だから、わかっているだろうと栄養指導もされていなかったようで、食事内容を少しチェックしただけでもコレステロールの高いものばかり食べていました。本人は体にいいと思っていたようです。

運動も始めていたようですが、筋トレなので、水中歩行に切り替えるように言いました。有酸素運動じゃないと効果が出ないからです。頸動脈エコーではプラークは認めなかったからよかったものの、危ないところでしたよ。

意外とわかっていないのは、医療関係者のほうです。最初のデータも医療機関に勤めている方ですから。医者含め、医療関係者はあまり信用しないほうがいいでしょうね。

オリンピックが東京に決まって、複雑な思いなのは私だけでしょうか?

Posted on: 土曜日, 9月 14th, 2013 in: クリニックより

確かにいい点もたくさんあります。福島の原発の問題は国が真っ先に解決するでしょう。被災地の問題もそうです。これらは、常に海外から見られているからです。でも、他はどうでしょうか?インフラが進むと言っても東京だけです。地方はどんどんさびれていく一方です。

大阪万博の時、公団がたくさん作られました。核家族化が急速に進み、日本の伝統はどんどん置き去りにされてきました。そのせいで、増えた病気も数知れません。その間違いにも気付かないまま、欧米化はどんどん進んでいます。

医療は専門化が進みすぎて、総合病院内でのたらいまわし、専門病院間でのたらいまわし、救急車のたらいまわしが進んでいます。分野が違えば、全く情報もなく、処方箋薬局に薬が出されるようになって、処方する責任も薄れました。

そんな、医療になってしまった日本で、海外から多くの選手を迎えるオリンピックなんてしていいんでしょうか?それに、わたしは経済の中心を大阪に持ってこようと活動してきました。政治と経済が東京に集まっているからおかしなことになるからです。

ところが、東京でオリンピックが開催されてしまうと、経済の中心も東京ですよね。関西空港はますます放置されていくだろうし、東日本にはいい話でも、西日本にはあまりいい話だと思えません。

医療では一部の専門分野は関西主導で動き出しています。東京中心から、少しずつ地方中心に変わってきています。経済の中心を関西に持ってこれないのなら、医療の中心だけでも関西に持ってきたいと思います。

先生一人の意見では通りませんよと言われたことがあります。でも、何度も言い続けることで通してきました。私は、一人になっても言い続けます。

朝食の重要性がわかっていない人が多すぎます

Posted on: 金曜日, 9月 13th, 2013 in: クリニックより

朝食がいかに重要かわかっていない人が多すぎます。朝食は和定食が理想的です。洋食はおすすめできません。パンかご飯かどっちが良いかの話ではないのです。パンとご飯では副食が変わってしまうのです。

パンは、ぱさぱさするので、バターを塗って、副食も脂っこいものになります。ご飯だと、魚と豆腐、味噌汁におしたしと動物性脂肪が減ります。魚は動物性脂肪と要ってもいい方の油になります。

しっかりとした和食の朝食を朝日を浴びながら食べることで、体内時計がリセットされ、副交感神経から交感神経にバトンタッチが行われ、便通もよくなり、代謝もよくなるんです。

朝食をしっかり食べて、夜は軽めにするだけでダイエットにもなるし、良いことづくしです。

病気を治すにも、食事を整えてもらわないと治せるはずないんです。私は、食をおろそかにする人の治療はする気になれません。

特定健診が全く機能してません

Posted on: 木曜日, 9月 12th, 2013 in: クリニックより

特定健診は、糖尿病になりやすい人を見つけて、早めに食生活指導をすることで、糖尿病になるのを食い止めようとするとても価値のある検診なのです。ところが全く機能していません。理由は医療現場の人間が意味をわかっていないからです。

特定健診の診断基準を取り入れた人間ドックや、検診施設は増えてきました。ところが、血糖値100、HbA1c5.2、LDLコレステロール120で引っかけて、食生活指導を受けないとなりませんと通知しても、医療機関に行ったら検査値としては正常値になるから、大丈夫と言われます。

医療機関に来る検査結果の基準値は血糖値109,HbA1c6.2、LDLコレステロール140だからです。ちゃんとわかっている施設であれば、特定健診の基準値を超えていたら、食生活指導をしようとするでしょうけど、患者さんというのは指導というものが嫌いです。

糖尿病や、高血圧、高脂血症になっていて、治療を受けている人に栄養指導を勧めても、ほとんどはいやがります。ちゃんとやっているというのです。病気にもなってないのに、指導を受けるなんて、誰が喜んでするでしょうか?

特定健診の間違いは、指導に持ち込む段階で問題があるのです。引っかかった人に、糖負荷試験をして、その結果を説明すれば、どんな食べ方をしたらいいのか、何に気をつければいいのかが理解しやすいから、検査結果の説明がそのまま指導につながります。

ところが、糖負荷試験は、うちでも何度も保険請求を却下されています。ある施設の事務長に調べてもらうと、なぜその検査を行ったかコメントが必要になってきているとの話です。ちゃんと疑い病名をつけているのに、その上で何をコメントするというのでしょうか?

国が糖負荷試験をやめさせてきたから、糖尿病が増えたのです。50年前の40倍ですよ。40倍に増やしたのは、国なんですよ。どう責任取ってくれるんでしょうね。

 

 

ヨーグルトの必要性がわかりません

Posted on: 水曜日, 9月 11th, 2013 in: クリニックより

ヨーグルトが日本に入ってきたころを覚えています。確か、ブルガリアが長寿の国で、ヨーグルトを食べているからだろうってことだったと思います。ところが、その後、便秘にいいとか腸にいいとか表現が変わってきたと覆います。

朝食が洋食に変わり、毎日卵料理とヨーグルトを食べるようになって、何が変わったのでしょうか?便秘や痔疾患は増えています。コレステロールが高い人も増えて、脳梗塞だらけになりました。療養型の病院や、老人ホームでは手足の動かない人ばかり見るようになりました。

乳脂肪が体にいいと思っている方は多いようですが、乳がんが増えたのも乳脂肪のせいだと思っています。昔はこんなに乳がんは多くなかったからです。小麦アレルギーの子どもが増えていることも、何か理由があると思っています。

親の世代が小麦を取りすぎたんじゃないでしょうか?日本人がお米ばなれしだして、何もかも変りました。病気が急増してるってことに気付いてください。日本を守るためにも、米の文化に戻さないとならないんです。

薬の情報が全く入ってきません

Posted on: 火曜日, 9月 10th, 2013 in: クリニックより

処方箋発行に変わり、薬は処方箋薬局で出すようになって、全く薬の情報が入らなくなりました。最初のうちは、薬の卸の会社に文句を言ってたのですが、対応が悪いのでどんどん変えていって、現在4社目です。最初に勉強会などの情報が必要だとかなり話したのですが、全く駄目ですね。

怒るのも疲れて、最近は何も言わなくなりました。新薬の情報は、患者さんから聞いて、製薬会社に説明を求めてひとつづつ知っていくという状況です。バイト先も新薬情報には有用です。最近も、血圧の薬の合剤が出ることが分かり、いい薬なので喜んだのですが、なぜ情報が入ってこないのか疑問に思いました。

製薬会社は、医者とMRが親しくならないように、定期的に担当を変えます。気心が知れて、なんでも聞けるようになったと思ったら転勤。それでも、メールで連絡を取っていると、担当者に言ってあげてくださいと言われます。現在の担当者が使い物にならないから、連絡を取っているのにです。。。。。

昨日は、あるいい薬がなくなっていることを知りました。腫れを抑える薬ですが、外科系ではよく使っていたものです。いつの間に無くなったのかも知りません。どうゆうことだと、切れてしまいました。薬は処方箋薬局が購入するから、いい取引先かもしれませんが、処方をするのは医者であって、薬局ではないのです。

それなのに、MRたちは薬局にはしょっちゅう行って、縫いぐるみなどのグッズも提供したりするくせに、医療機関には呼ばれないと来ないのです。ばかげています。日本の医療がどんどん悪くなっているのは、こういうところからも起こっているのだと思います。

一心寺に行ってきました

Posted on: 月曜日, 9月 9th, 2013 in: クリニックより

一心寺は母方の祖先がまつられています。昔は動物園側に駐車場があったので、行きやすかったのですが、駐車場がなくなって近隣のコインパーキングに停めるようになり、少し行きづらくなってしまいました。平日なら、空いているかもって思って平日で、バイトの移動の途中で立ち寄ってみました。

行く途中に、後輩のクリニックを見かけ、こんなところでやってたんだと思いました。彼は外科医だったのに、今は小児科中心になってると話していました。コインパーキングがかろうじて一台空いており、車を止めて寺に向かいました。

一心寺では、ろうそくと線香を買い、ろうそくに火をつけてから線香に火をつけます。線香の煙をあたまに当てると頭がよくなると、子どものころから親が頭に当ててくれていました。煙のおかげで頭がよくなったかどうかは不明ですが、とりあえず、あたまに当てます。

お参りをして、境内をうろうろして、門のそばの売店できれいな柄の入ったろうそくと一心寺の線香を買いました。次に、墓参りに行くときに持っていくつもりです。お参りをすると、なんとなく心が落ち着くものです。午後のバイトも気持ち良く終えることができましたよ。

テレビでよく見かける寄付について

Posted on: 日曜日, 9月 8th, 2013 in: クリニックより

テレビで寄付してくださいといったものをよく見ます。子どもの映像を出して、この子の命を救うには薬が必要だという説明をしています。そういった映像を見るたびに、疑問を感じることがあります。私たちの寄付で、その子供の病気が治ったとしても、衛生状態が悪いために起きていることで、次起きないようにどうやっているんだろうと。。

助けた子供の、その後の生活、教育、そのために親の経済力も必要です。地域の衛生状態をよくするには、国が動かないとならないでしょう。単に注射を打って、その場しのぎだけしても何の意味があるのだろうと思います。

私も昔、1万円だけ寄付したことがありました。ところが、その後、しょっちゅう寄付してくれと封書が送られてくるのです。カラーで印刷された案内と、振込用紙。簡単に寄付できますよと言わんばかりの案内が来てました。

印刷と郵送代に、いくら使ってるんだろうと、不思議に思うようになりました。無視していれば、送ってこなくなるかと思いきや、何年たっても送ってくるのです。私の寄付した1万円は、これに使われてしまったのかなと思うぐらいでした。

寄付というのはとても曖昧なもので、どう使われたのかわからないことのほうが多いと思います。私も、命を救うために募金活動したこともありますが、集まったお金をどう使ったかの明細など見なかったなあと思います。もらった人は、それでいいのかもしれないけど、寄付した側は知りたいですよね。

それと、今までいろんな人を見てきて思うのですが、お金のない人のほうが寄付をして、たくさん持ってる人は案外寄付などしないものです。お金持ちが寄付するときは、かなりまとまった金額をまとめて寄付して、誰からの寄付かわかるようにしていると思います。

街中で、募金運動している人の中にも、うその募金を集めている人もいると聞きます。良心から募金するのだと思いますが、気をつけたほうがいいと思います。

アナフィラクトイド紫斑というものを知りました

Posted on: 土曜日, 9月 7th, 2013 in: クリニックより

足の発疹で相談されていました。かゆみがないと言うので?だったのですが、とりあえずセレスタミンを出してみました。ところがよくならないし、増えてきたというので、知り合いの皮膚科を紹介しました。発疹の相談の際、足の痛みも訴えていたのですが、すぐ良くなったそうです。

皮膚科受診の報告のさい、再び足の痛みと腫れ、手の痛みやしびれの訴えもありました。リウマチを疑って整形外科を紹介しました。整形外科の先生には、発疹もあるので、自己免疫疾患かもしれないと書いていました。

整形外科からはリウマチではないが、リウマチの初期症状に一致してると連絡が来て、発疹が増えているようだと連絡した皮膚科からは、アナフィラクトイド紫斑だと思うので、急いで受診してもらってほしいと連絡が来ました。

アナフィラクトイド紫斑という病名は知らなかったのですが、調べてみると納得がいきました。関節痛や腹痛も合併するようで、訴えのあった患者さんの症状と合致するのです。

最終的に、皮膚科中心で治療をすることになりました。この話をあるスタッフにすると、私たちが習ったころになかった病名が増えてますよねと言われました。同年代なので、そうだなあと思いました。知らないことは、すぐにネットで調べるようにしていますが、それでも追い付かないこともたくさんあります。

患者さんから学ぶ。それが医者の生涯の仕事だと思います。