高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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食べられるようになったら、ご褒美があればいいのに

Posted on: 金曜日, 7月 24th, 2015 in: クリニックより

他院からの転院患者さんで、経鼻チューブからの栄養や、PEGからの栄養だけで、口から食べなくなった人に再び口から食べてもらう練習をしています。

私の患者さんは、再び口から食べられるようになった人が多いです。もちろん、看護師さんたちがすごいんです。食べられると思うよって言ってくれます。

口から再び食べられるようになったら、国から補助金でも出してほしいものです。経鼻栄養やPEGを入れてほったらかしになってる患者さんが多すぎるんです。

でも、がんばって食べさせても儲からないからやらないんだと思います。安易にチューブを入れてしまうことも反対です。点滴だけで粘っても時期が来れば食べだしてくれるからです。

不必要なことに医療費が使われて、必要なところに医療費を回してもらえないのは、どうかと思います。

死亡診断書のマニュアルが新しくなりました

Posted on: 木曜日, 7月 23rd, 2015 in: クリニックより

死亡診断書って歯科医も書けることを初めて知りました。でも、歯科医はどういった場面で書くことがあるのだろうと不思議に思いました。

私は死亡診断書は、家族にとって大切なものなので丁寧に書きます。直接死因に関しては、家族が納得ができる病名を考えています。

死因がなんだったのか、わかるわけないんですよ。調べる方法もないので、予測でしかありえません。最後は、心臓が止まるわけなので、心不全のはずですが、心不全と書くことは許されていません。

それは、国が統計を取っているからなんです。心不全は病名ではなくて、病態だからだめだそうです。でも、心不全としか言えないことも多いのです。

おまけに、大腸がんではだめで、部位も書くようにとか、病理名も書くようになどと記載されています。ということは、S状結腸腺癌などという病名になるわけです。

検査も十分出来ていないこともありますから、そこまでわかっているほうが不思議なんですけどね。私は、家族やご本人のために死亡診断書を書きます。国のためのものではありませんよ。

バイト先でも医師賠償責任保険の加入を聞かれる時代

Posted on: 水曜日, 7月 22nd, 2015 in: クリニックより

バイト先でも最近は医師賠償責任保険に入っているかどうかを聞かれます。私は、比較的早い時期から入っていました。医師賠償責任保険が最初にできたのは麻酔科だったと思います。

当時は、保険に入るためだけに麻酔科学会に入らないとなりませんでした。そのうち、外科学会でも保険が入れるようになり、私の場合、ずっと外科学会から入っています。

でも、保険を使うようなことは今までありませんでした。もし使うとしても、保険会社の弁護士を使わないと保険金が下りないと聞いたことがあります。

顧問弁護士をつけていても、そちらを使えば保険金が出ないなら意味ありませんよ。医者を辞めたら保険もいらないかというと何年もしてから訴訟される事例もあるからやめることもできないようです。

とりあえずは、そんな保険を使わなくてすむように毎日しっかり診療することですね。

自己血糖測定装置の新型を使ってみました

Posted on: 火曜日, 7月 21st, 2015 in: クリニックより

デモンストレーションで新型の機械を使ってみたのですが、機械は大型になり重くなっていました。毎日持ち歩かないとならない人には、不向きなのになぜ?

メーカーは落として破損することがないように、重くして、年配者でも数字が見やすいように大きくしたといってました。開発者に血糖を測っている人がいないなって思いました。

測っている人がいれば、重いものを毎日持ち歩く苦労もわかるだろうし、年配者は自分で測っていることは少なくて、家族や施設の人、ヘルパーさんが測っていると思います。

それより、小型化して、落としても壊れないように緩衝材でくるめばいいだけだと思います。画面がでかいだけでなく、不必要だと思われる画像もたくさん出て、いらない機能があると思いました。

それよりも、かざすだけで血糖値がわかる装置が早く日本に入ってくればいいのにと思いました。そういったものはなかなか日本には入ってこないんですよ。

インスリンが発見されて薬として普及してどうなったか

Posted on: 月曜日, 7月 20th, 2015 in: クリニックより

インスリンの発見は、意外と普通の医者だったそうです。彼の思い込みが人を動かし実権にこぎつけ人への応用もされるようになり、ノーベル賞も取ったそうです。

インスリンが発見されるまでは、尿に糖が降りて、全身がやられていく大変な病気だったそうです。ところが、インスリンが薬として使われるようになって、合併症に悩まされるようになったのです。

それまでは、合併症が出るまでに死んでいたわけで、インスリンで生きられるようになって初めて全身に合併症が出るようになって、それに翻弄されるようになったそうです。

病気の治療というのはもぐらたたきのようなものなので、こういったことは日常茶飯事です。検査をするから癌が見つかる、そのため老衰が減って、がん死が増えた。

見つからなかったほうが幸せだったということもたくさんあります。糖尿病は全身の血管病なので、癌より怖い病気かもしれません。

スノーボードのメンテナンスをしています

Posted on: 日曜日, 7月 19th, 2015 in: クリニックより

今年は、大会に出場するので、ステップインだったビンディングを普通のタイプのビンディングに変更します。そのため、ブーツも金具をはずしてもらわないとなりません。

ステップインはアイスバーンでも深雪でもはまりにくいので、あまりよくないのです。立ったまま板をつけられる利点がありますが、ブーツの雪をちゃんと落とさないとはまらないので、大変です。

スクールの先生方はノーマルのビンディングにしているわけで、かっこよさより使い勝手を考えるとステップインはもひとつだったようです。

冬のスポーツですが、今頃から動かないといい道具も手に入らないし、宿の手配なども真夏から動かないと間に合わないのです。

冬の雪に思いをはせて、ちょっとづつ準備していきましょう。

書道展に出品したら金賞が取れました

Posted on: 土曜日, 7月 18th, 2015 in: クリニックより

今日はその授賞式ですが、仕事のために参加できません。金銀銅のなかで金だったことは喜びますが、特別賞などまだまだ上があるので、喜んでいる場合ではありません。

もっとうまくなれば、楽しくかけるのかと思いながら断続的に書道を続けています。無心になってかけるのが良いのですが、無心になってないと変な字になってしまいます。

書道というのは、どちらかというと絵に近い要素があります。文字のバランスなどを考慮しながら、全体像も把握して書かないとなりません。空間認識の能力が必要だと思います。

日本の伝統文化なので、若い人にも是非やってほしいと思っています。墨のにおいは気持ちが落ち着きますよ!

製薬会社の社員研修で講演してきました

Posted on: 木曜日, 7月 16th, 2015 in: クリニックより

10人ちょっとの小さな会でいすに座ったまま講演したので、とても気が楽でした。聞いている方の顔が見える距離なので、反応もわかりますし、質問も出やすいです。

医者向けの講演は、演者は机の前に立ったまま話をしますし、会場が暗くなるので、聞いている人の反応も見えません。

製薬会社の人に、医者向けの講演はもうやらないと宣言しました。私の話は、一般の人に受ける内容で、医者にはあまり受けないと思うからです。

それでも、講演会の後、何人かの先生が私が紹介した薬を出してくれたそうです。でも、ちゃんと理解して出しているんだろうかと不安になります。だって、質問もなかったんですもの。

毎日、同じことの繰り返しで、穏やかにすごすほうがいいって思います。

病院のベット数を減らしていく方針だそうです

Posted on: 水曜日, 7月 15th, 2015 in: クリニックより

団塊の世代が高齢者になる2025年には病院のベット数を減らして、なるべく施設に入れるように考えられているようです。

地域によって目標値が異なり、東京や大阪は不足するだろうから増やして、地方は減らすようです。別の話で、施設などを都会より地方に増やしていく話も聞きました。

都会では土地も限られているし、施設に入ったら出歩いたりするわけではないので、私は地方に増やす案には賛成です。

奈良の施設では、窓の外に桜並木がきれいに見えたし、時間の流れも穏やかでした。そんな環境は、都会では作れませんからね。

全国どこでも同じ医療が受けられるようにするのではなく、地域によって担うものも変えていったらいいと思います。

インスリンの貼り薬が開発中だそうです

Posted on: 火曜日, 7月 14th, 2015 in: クリニックより

インスリンを注射で打つのではなくて貼り薬ですむ時代が来るかもしれません。高い血糖値になったら自動的にインスリンがでるようで、開発されたら画期的ですね。

ただ、インスリンは脂肪合成を行うため、インスリンを打っていると太ってくるという欠点があります。その部分も解決するともっといいのになと思います。

SGLT2に関しても研究が進んでいるようで、SGLT2によるグルカゴン分泌増加はDPP4阻害薬との併用で相殺されるようです。

グルカゴンは肝臓での糖新生を増やすので、血糖値を上げる作用があります。DPP4阻害薬はグルカゴン分泌を抑制するので、相殺されるようです。

最近の糖尿病治療は、いろんな作用の薬をコンビネーションさせるほうがいいのでしょう。