インスリンが発見されて薬として普及してどうなったか
インスリンの発見は、意外と普通の医者だったそうです。彼の思い込みが人を動かし実権にこぎつけ人への応用もされるようになり、ノーベル賞も取ったそうです。
インスリンが発見されるまでは、尿に糖が降りて、全身がやられていく大変な病気だったそうです。ところが、インスリンが薬として使われるようになって、合併症に悩まされるようになったのです。
それまでは、合併症が出るまでに死んでいたわけで、インスリンで生きられるようになって初めて全身に合併症が出るようになって、それに翻弄されるようになったそうです。
病気の治療というのはもぐらたたきのようなものなので、こういったことは日常茶飯事です。検査をするから癌が見つかる、そのため老衰が減って、がん死が増えた。
見つからなかったほうが幸せだったということもたくさんあります。糖尿病は全身の血管病なので、癌より怖い病気かもしれません。