死亡診断書のマニュアルが新しくなりました
死亡診断書って歯科医も書けることを初めて知りました。でも、歯科医はどういった場面で書くことがあるのだろうと不思議に思いました。
私は死亡診断書は、家族にとって大切なものなので丁寧に書きます。直接死因に関しては、家族が納得ができる病名を考えています。
死因がなんだったのか、わかるわけないんですよ。調べる方法もないので、予測でしかありえません。最後は、心臓が止まるわけなので、心不全のはずですが、心不全と書くことは許されていません。
それは、国が統計を取っているからなんです。心不全は病名ではなくて、病態だからだめだそうです。でも、心不全としか言えないことも多いのです。
おまけに、大腸がんではだめで、部位も書くようにとか、病理名も書くようになどと記載されています。ということは、S状結腸腺癌などという病名になるわけです。
検査も十分出来ていないこともありますから、そこまでわかっているほうが不思議なんですけどね。私は、家族やご本人のために死亡診断書を書きます。国のためのものではありませんよ。