高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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医学界における男女格差はアメリカでもあるようです

Posted on: 日曜日, 1月 10th, 2016 in: クリニックより

アメリカの医者の男女格差を調べた報告があります。正教授になる人は女性は男性の半分以下、研究助成金も少ないそうで、その結果、論文数も女性のほうが少ないそうです。

早期に受ける助成に男女格差があるから、結果として論文数や正教授になれる女性も少ないのではないかという解析でした。アメリカでもそんな状況ですから日本では想像がつきますよね。

社会全般として、日本では女性は出世しづらい環境です。医療関係はもっとひどいと思います。私の知り合いの女医で社会的地位や収入が十分な人はほとんどいません。

国が女性の地位向上を目指していますが、たやすいことではありませんよ。どうすれば女性が楽に生きられるようになるのか、私には全く想像できません。

心房細動にジゴキシンを使うと死亡が増えるそうです

Posted on: 土曜日, 1月 9th, 2016 in: クリニックより

心房細動にはジゴキシンという薬をよく使います。昔は当たり前に使われていましたが、最近はさほど使わなくなりました。強心薬だという認識から、昔の先生は心臓が悪いと思ったらすぐ使っていました。

ところが、最近の報告で心房細動にジゴキシンを使うと心臓による死亡に限らず死亡が増えると出ていました。突然死も増えるようで、使わないほうがいいということになります。

心房細動は血栓が心臓の中にできるので、とても難儀な病気です。血栓が飛んでしまうと脳梗塞になってしまうのですが、かなり広範囲が詰まってしまうので、致命的な脳梗塞を起こすのです。

持続性心房細動だけかと思いがちですが、発作性心房細動も同じようなリスクがあるのでとっても難儀です。ジゴキシンは血中濃度を測定するため、月一回そういう検査を受けている方は気を付けたほうがいいと思います。

明太子の塩分量は大したことないそうです

Posted on: 金曜日, 1月 8th, 2016 in: クリニックより

明太子って塩分が多いって感じですが、実はさほど多くないそうです。ただし、親指ぐらいのサイズで0.6gなので、量には気を付けないとなりませんが。。

味噌汁の塩分量は1-2gらしいので、味噌汁一杯より塩分は少ないということになります。辛さの多くが唐辛子によるものだからだと思います。

高血圧の人は一日6g以下に塩分制限が必要なので、味噌汁って一日1杯が適量だと思います。なるべく具を多くして汁は薄めにすることで、塩分は1gには押さえたいですね。

これは、健康な人にも言えることで、高血圧になってから塩分制限したのでは、遅いってことになります。塩分の少ない調理方法に若いうちから慣れておきましょう。

塩分と糖分は多く取り出すとどんどん増えていきますので、要注意ですね。

リウマチ治療に大きな変化が生じていました

Posted on: 木曜日, 1月 7th, 2016 in: クリニックより

リウマチ治療に抗がん剤が使われるようになったのは知っていましたが、自己注射での注射薬の存在は知りませんでした。

早期のリュウマチなら治ってしまうようで、とてもいい薬です。でも、かなり高額なので、誰でもうけられるわけではないようです。

注射薬の説明を聞いていたときびっくりしたことがありました。リウマチの治療はリウマチ専門医よりないかの先生が行っているとのこと。

リウマチ専門医は案外リウマチを治療していないそうです。また、注射薬は抵抗があるのか、あまり浸透していないとのことでした。

自己注射指導なら、糖尿病を扱っているところのほうが得意だろうし、私もリウマチを診ていこうと思いました。

年末年始 休診のおしらせ

Posted on: 土曜日, 12月 26th, 2015 in: クリニックより

2015年12月27日(日)~2016年1月6日(水)までお休みさせていただきます。

休診期間中は予約に関するご返信などはすべてお休みとなります。
ご返信は1月6日より順次対応させていただきます。
期間中、ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解の程よろしくお願いします。

2015年のブログは本日で終了します

Posted on: 土曜日, 12月 26th, 2015 in: クリニックより

今年のブログの書き込みは本日で終了します。明日から冬休みに入ります。休み中は頭を休めることにします。

今年最後の話題として、血液型と性格には関連性があるという論文がだされたことを報告します。血液型占いを否定する人にはショックな出来事かもしれません。

私は、血液型占いがどうであれ、話題提供にはとてもいい話だと思っています。以前、東京大学のHLAの血液型で著名な先生に”先生の血液型はなんですか?”と平気で聞いたことがあります。

彼の返答はHLAの型ではなくて”A型なんですよ”という答えでした。そのあと、教授と名のつく人ばかりの集まりなのに、やたら血液型で盛り上がったんです。

偉い先生でも、血液型による性格の違いに興味があるんだと面白かったんですよ。医学的に関連性があるということになると、ますます面白いですね。

私のたわいもない話に、一年お付き合いくださってありがとうございます。来年も、いろんな話題提供をしていきたいと思います。良いお年をお迎え下さい。

海外旅行前に肺炎球菌ワクチンを接種したほうがいいそうです

Posted on: 金曜日, 12月 25th, 2015 in: クリニックより

高齢者が海外旅行に行って肺炎になると治療費が国によっては数千万円にもなるそうです。脳疾患や心疾患の発症も多いそうです。旅行保険の会社が報告しているから本当なんでしょう。

海外では医療保険は使えないので、旅行保険に入っておくことはもちろんのことですが、肺炎など病気にならないように普段から気を付けておかないとなりません。

飲んでいる薬は一般名の英語表記じゃないと通じませんし、お薬手帳なんてまったく意味がありません。海外に旅行される前に、調べておく必要があります。

英語での診断書はどのクリニックでも書いてくれるわけではないので、普段から書いてもらえるところを探しておいたほうがいいと思います。

膝が痛い人に立ち方の指導をしています

Posted on: 木曜日, 12月 24th, 2015 in: クリニックより

普段何気なく立っている立ち姿勢が膝に負担を与えているかもしれません。それで、膝が痛いという人には立ってもらいます。多くは両足をそろえて立っています。

足をそろえると体の重みが外側から内側に集中してしまうと思います。両足の間に少し隙間を作るほうが体重は分散されて膝への負担が減るように思います。

膝が痛い人の多くは、内側の軟骨が減っています。内側ばかり負担がかかるのは重さがそこに集中するからだと思います。そんなことから、立ち姿勢を見るようになりました。

整形外科医ではないし、レントゲンもないので、外観から痛みを判断しています。痛くなるのには必ず原因があると思うので、いつもそれを考えて診ています。

咳を止めるためのおすすめ処方

Posted on: 水曜日, 12月 23rd, 2015 in: クリニックより

咳の種類によりますが、空咳には麦門冬湯、ホクナリンテープ、ムコダインドライシロップを出しています。それでも止まらないときは薬局で売っている咳止めのブロン液や龍角散ダイレクトを勧めています。

ムコダインはなぜか錠剤よりドライシロップのほうが効くのです。甘い部分が効くのかもしれません。去痰剤なのに咳を抑えるんです。特に空咳にはいいようです。

咳をしっかり止めたうえで、風邪によるものであれば抗生物質を追加したり、逆流性食道炎によるものであれば、H2ブロッカーを追加します。

咳は薬でしっかり押さえることが重要です。咳をするたびに気道をすごい勢いの風が吹いているわけで、粘膜を痛めてしまいますから。病院でもらった薬で咳が止まらないときは、是非薬局で薬を買って飲んでください。

咳が止まらないと呼吸器内科を受診する患者さん。。。

Posted on: 火曜日, 12月 22nd, 2015 in: クリニックより

クリニックで受診手続してから、診察を受けずに帰られた方がいます。受付の札に糖尿病内科と書いてあったのを見て帰ったそうです。

咳が出ているので、呼吸器内科じゃないとダメだと思ったみたいです。でも、逆流性食道炎で咳が止まらない人が多いので、本当は消化器内科かもしれません。

ホームドクターという概念がちゃんとしていない日本独特の光景だと思います。患者さんが自分の判断で受ける医療機関を選ぶこと自体が間違いだと思います。

ちなみに、呼吸器内科では喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を扱っています。咳が出る人には気軽にぜんそくの吸入薬が出されたりするんですよ。