高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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ピロリ菌が発見されたのは昭和54年だそうです

Posted on: 水曜日, 8月 5th, 2020 in: クリニックより

ピロリ菌が胃の中に発見されたのは昭和54年(1979年)だそうです。それまでは胃の中は酸が強いので菌は住めないと思われていたそうです。ピロリ菌はらせん状の菌ですが、それは100年前から胃にいるのではないかと言われていたらしいので不思議です。

除菌療法が出来るようになって胃潰瘍や十二指腸潰瘍を見ることも少なくなってきた気がします。潰瘍が減ったはPPIという胃薬が気軽に使われるようになったことも理由じゃないかと思います。昔は、潰瘍の穿孔で緊急手術をすることもたびたびあったと思います。

ピロリ菌が胃酸の中で生きていけるのは自分でアルカリを出して酸を中和して、粘液の中とか粘膜の中の酸に触れないところで生活しているからだそうです。口からの感染だそうですが、上下水道が整備されてからは感染が減っているようです。水から感染していたと思うと、とっても怖いですね。

喘息にも注射療法ができていました

Posted on: 火曜日, 8月 4th, 2020 in: クリニックより

喘息で吸入薬による治療が十分効かない人に月に一回注射する治療法ができていました。好酸球を減らす注射薬のようです。アレルギー疾患では好酸球が増えることは知っていましたが、好酸球を減らすと喘息発作がましになることは初めて知りました。

重責発作を頻回に起こす喘息患者さんにとってはとってもいいことだと思いました。しかし、保険点数を見てびっくりしました。注射薬は10割なら17万円、3割負担にしても、5.3万円です。高齢者で1割負担だとしても1.8万円ほどになります。若い人には到底できない治療だなと思いました。

アトピーの注射治療も高額だなと思いましたが、喘息はそれ以上でした。ただ、アトピーは命にかかわらない病気ですが、喘息は命にかかわります。新たな治療ができたのは喜ばしいことですが、値段を考えると複雑です。

あちこちに銭湯を見つけました

Posted on: 月曜日, 8月 3rd, 2020 in: クリニックより

大阪には意外と銭湯が残っているようで、天王寺界隈にも銭湯を見つけました。大きなショッピングモールの近くに銭湯があることは前から知っていましたが、それ以外にも少し奥まったところにも銭湯があるようです。入れ墨があっても入れる銭湯もあります。

関空へ向かう橋のたもとにも銭湯があるようです。りんくうのショッピングセンターにスーパー銭湯があることは知っていましたが、普通の銭湯もあることに気がつきました。大阪は銭湯が多いのかもしれません。

スーパー銭湯もいいですが、お風呂に入るだけなら銭湯で十分だと思います。自宅にお風呂があるのに銭湯に行きたくなるのは湯船の大きさだと思います。両手を広げられるほどの広さは開放的です。水風呂が体にいいと聞きますが、一瞬入ることができても冷たさに耐えられません。耐えられるようになったら体も強くなるのかもしれませんね。

喘息治療にニュージーランドがかかわっていたそうです

Posted on: 土曜日, 8月 1st, 2020 in: クリニックより

喘息治療で気管支拡張剤の乱用がよくないと聞いています。吸入薬で息苦しさが一気に取れるので、ついつい頼ってしまう薬だと思います。しかし、心臓への負担が大きいようで、喘息死につながっていると考えれれるようになったのです。喘息治療はステロイドの吸入薬中心で日々のメンテナンスが重要だと言われるようになりました。

喘息治療が大きく変わったことにニュージーランドがかかわっていたことを最近になって知りました。β刺激薬のベロテックという薬が喘息の死亡にかかわっていると判断し、保険適応から外したそうです。国をあげて喘息治療を変えようとしたそうです。その結果、喘息による死亡が減ったという報告がでて、世界を動かしたようです。

小さい国だからできたことかもしれませんが、のちのち、喘息の治療の考え方も変えてしまう大きな出来事だったと思います。保険適応から外せば使われることもなくなるので、よくない薬は適応から外したほうがいいでしょうね。

救急専門クリニックの報道を見ました

Posted on: 金曜日, 7月 31st, 2020 in: クリニックより

救急専門クリニックというものがあるという報道を見ました。10年ほど前、2時救急の病院に勤務していたころに、看護師たちと構想していたものと全く同じでした。夜間だけ開けて、朝になったら搬送患者さんも追い出して閉めてしまうクリニックを作りたいと思っていました。

作らなかった理由は、資金がないことと広い土地の確保が難しいと持ったからです。資金力のあるドクターに構想を話したこともありますが、実現していません。報道では触れられていませんでしたが、救急搬送を取るリスクは支払いの部分にあると思います。酔っぱらって覚えてないとか、旅行客だとか様々な理由で、一部負担金を払ってもらえないことです。

昔から、海外からの旅行客の救急搬送は要注意だと聞いていました。保険証はないので、自費になりますが、旅行保険に入っていなければ支払いできないでしょう。体調に不具合があって搬送されているので、よくなってきてからお金の話になってびっくりして逃げだしてしまうってことだと思います。

入院設備のある病院なら、支払うまで退院させないなどの手段が取れるかもしれません。また、医療費は入院してもらったら高額になりますが、外来だけで終わらせれば安いものです。そのために、入院設備のある病院はベットが埋まるまで救急を取るのだと思います。逆に言うと、ベットが埋まれば救急は取る必要がなくなるのです。

救急専門クリニックを普及させるためには、夜間の人件費を含めた維持費を公的な費用で保証しないと運営は難しいと思います。

50肩は動かさないと固まるという意見

Posted on: 木曜日, 7月 30th, 2020 in: クリニックより

50肩になったら動かしておかないと固まってしまうとよく言われます。確かに、動かすと痛いので、動かさなくなるのですが、半年から1年で勝手に治るようです。果たして、動かさなかったら本当に固まってしまうのか?

動かす方法はいろいろあるようですが、よく知られているのが、重いものを持ってぶらぶら回す方法です。回すことで関節の可動域を増やすようです。でも、痛いと続けられませんよね。やってみましたが、痛みは出ませんでした。痛みが出なければ効果も薄いのじゃないかと思いました。ある人は、この運動はこれ以上悪化させないだけで、回復させるためにするものじゃないと言いました。

回復する動きとは、自分ではできない動きのようです。痛いからできない以外に、自分では動かせない動きのようです。人に動かしてもらわないと治らないのでしょうか?まだまだ、疑問だらけです。動かしてないと固まってしまうのは高齢者の話だということは聞きました。治すために無理して動かすことはやめて、動かしたい動きだけするようにしてみたらどうなるだろう。

この結論は半年から1年後になってしまいますね。

直接と間接はビリルビンにもありました

Posted on: 水曜日, 7月 29th, 2020 in: クリニックより

すぐ忘れてしまうものに、ビリルビンの直接と間接もありました。ビリルビンは血液検査で、総ビリルビン、直接ビリルビン、間接ビリルビンと3種類の値で出てきます。直接ビリルビンと間接ビリルビンを足したものが総ビリルビンです。

黄疸の原因なのですが、赤血球が壊れて上がるビリルビンと肝臓の病気で上がるビリルビンがあり、直接と間接に分けられています。赤血球が壊れてできるのが間接ビリルビンでそれが肝臓で処理されると直接ビリルビンになります。黄疸の原因が赤血球なのか肝臓なのかはどっちのビリルビンが上がっているかで判断されます。

ところが、ビリルビンが高くなっていることがあまりないので、たまにビリルビンが高い人を見ると、どっちのビリルビンが肝臓だったかわからなくなります。肝臓が原因の時は、肝機能が悪かったりほかの胆汁系の酵素が上がっていたりするので、覚えていなくても判断できてしまうのですが。。。

便の色が茶色なのはビリルビンが胆汁に交じって便の中に出てきているからです。胆汁が便の中に出てこなければ、便は白色なのです。赤血球は赤い色ですが、破壊されて胆汁の中に入って便の色を茶色にしているんですね。”直接、便の中に入っている”などと、こじ付けて覚えなければならないようです。

胸部レントゲンの直接撮影と間接撮影

Posted on: 火曜日, 7月 28th, 2020 in: クリニックより

検診結果を書くための指定の表には胸部レントゲンの絵とともに”間接・直接”と撮影方法を選択する項目があります。検診結果の判定の仕事が立て続けにあると覚えているのですが、ない時期が続くと忘れてしまいます。

一般的に胸のレントゲンと言えば直接撮影になります。では、間接撮影ってどんなものなのでしょうか?直接撮影は人とフィルムが接しているのですが、間接撮影は人とフィルムが離れているようです。レントゲンの装置との距離は直接撮影は1メートルぐらい間を開けますが、間接撮影はそれほど間を開けないようです。なので、バスなどの移動レントゲン車に向いていると思います。

間接撮影はレントゲンフィルムがロール状になっています。拡大鏡で見て読影するようで、私自身はやったことがありません。撮影にかかる時間も少ないようで、フィルムの保管も場所を取らないため検診では間接撮影が行われているようです。写真が小さいと診断に影響が出るんじゃないかと思いますが、そうでもないようです。

撮影方法については医者が直接オーダーしたレントゲンを”直接撮影”などと、こじつけで覚えるしかないようですね。

リアルタイムCGMの優れた機能

Posted on: 月曜日, 7月 27th, 2020 in: クリニックより

リアルタイムCGMについての記事をよく見るようになりました。血糖値の変動がリアルタイムにわかる以上に優れているのが、”トレンドを示す矢印”です。矢印が下向きに2本出てれば血糖値が一分間に”3″ずつ下がるという予測で、30分後に90下がるという警告になります。

矢印が出たときの血糖値にもよりますが、150程度の血糖値で下向きの矢印が出たら大変です。30分後には150-90で60の血糖値になるからです。低血糖で昏睡を起こしそうな場合、アラートで知らせてくれるそうです。

CGMは現在3種類の機種で7種類発売されているようです。いつでも血糖値が見れるタイプにはアラート機能がないので、低血糖を起こす可能性が高い方にはお勧めできません。データマネージメントシステム指導(DMS指導)にスマートフォンの糖尿病管理アプリ、糖尿病治療はますます複雑になってる気がします。

 

第2京阪自動車道の下の一般道が面白いです

Posted on: 水曜日, 7月 22nd, 2020 in: クリニックより

第2京阪自動車道ができて、京都や滋賀方面へ行くのが楽になりました。これができるまでは名神の京都の渋滞を避けるために、滋賀から奈良に出て、山越えして大阪に戻ってくるなんてことをしていました。

最近、第二京阪の下の一般道を走る機会が度々あり、この一般道の楽しさを知りました。一般道と言っても国道1号線です。信号を減らすために各所に高架が作られているようで、まっすぐ走っているとアップダウンがたくさんあります。第二京阪はアップダウンがあまりなかったので、天井になってる第二京阪が近づいたり遠ざかったりするイメージです。

日差しが強い日も国道1号線は第二京阪の下を走っているので、日陰になって涼しく感じます。地上なのに大和川線と似た感じがするのはアップダウンがあるからでしょうか。