直接と間接はビリルビンにもありました
すぐ忘れてしまうものに、ビリルビンの直接と間接もありました。ビリルビンは血液検査で、総ビリルビン、直接ビリルビン、間接ビリルビンと3種類の値で出てきます。直接ビリルビンと間接ビリルビンを足したものが総ビリルビンです。
黄疸の原因なのですが、赤血球が壊れて上がるビリルビンと肝臓の病気で上がるビリルビンがあり、直接と間接に分けられています。赤血球が壊れてできるのが間接ビリルビンでそれが肝臓で処理されると直接ビリルビンになります。黄疸の原因が赤血球なのか肝臓なのかはどっちのビリルビンが上がっているかで判断されます。
ところが、ビリルビンが高くなっていることがあまりないので、たまにビリルビンが高い人を見ると、どっちのビリルビンが肝臓だったかわからなくなります。肝臓が原因の時は、肝機能が悪かったりほかの胆汁系の酵素が上がっていたりするので、覚えていなくても判断できてしまうのですが。。。
便の色が茶色なのはビリルビンが胆汁に交じって便の中に出てきているからです。胆汁が便の中に出てこなければ、便は白色なのです。赤血球は赤い色ですが、破壊されて胆汁の中に入って便の色を茶色にしているんですね。”直接、便の中に入っている”などと、こじ付けて覚えなければならないようです。