高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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体温の測り方

Posted on: 土曜日, 3月 28th, 2009 in: クリニックより

体温の測り方は大学では習わなかったものです。
”わたしは、平熱が低いから”とおっしゃる方が多いのですが、基礎代謝の低下によっても体温は下がります。いわゆる”運動不足”ですよね。しかし、体温の測り方にも問題があるようです。

以下テルモのホームページから流用しました。 

1.ワキのくぼみの中央に体温計の先端をあてます。(体温計の先を下から上にむけて、押し上げるようにはさみます。)

2.体温計が上半身に対し30度くらいになるようにしてワキをしっかり閉じます。ワキが密閉されるようにしっかり閉じ、ヒジをわき腹に密着させます。手のひらを上向きにすると、ワキがしまります。さらに体温計をはさんだ方のヒジをもう一方の手で軽く押さえます。

3.平衡温になるまで、水銀体温計や実測式の体温計は10 分以上、予測式なら電子音がなるまでじっとしていましょう。

体温は、熱が出る病気にかかっていなくても、運動、時間、気温、食事、睡眠、女性の性周期、感情の変化などにより変動しています。
また、ヒトには朝・昼・夜と、24時間単位の体温リズムがあります。これを「概日リズム」といいます。1日のうちで早朝が最も低く、しだいに上がり、夕方が最も高くなります。


http://www.terumo-taion.jp/

果物は手のひらに乗る量が一日分です

Posted on: 土曜日, 3月 21st, 2009 in: クリニックより

  最近の果物は糖度が高いので、昔のものに比べてカロリーが高くなっています
みかんなら砂糖4杯分、りんごなら砂糖8杯分に相当します。 

 また、果糖は砂糖に比べて吸収がよくとりすぎは脂肪肝(フォアグラ状態)の原因になっています。
脂肪肝のうち、アルコールを飲まない方に起こる脂肪肝は“ぜいたく病”とされて食事を摂生すれば大丈夫、とされてきました。ところが、アルコールを飲まない方の脂肪肝は最近問題になっており、非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH、Non-Alcoholic Steato Hepatitis) と呼ばれ、一部肝硬変、肝がんへ進行すると言われています。
また、メタボリックシンドロームの合併が多いことも問題とされています。

果物以外でもご飯や麺類、お菓子などのでんぷん質の取りすぎでも脂肪肝はおこります。

<一日に食べてよいくだものの量>
みかん・・・小ぶりのもの一個
りんご・・・1/4個
バナナ・・・1/2本
なし ・・・1/4個
イチゴ・・・3-4個

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休診のお知らせ

Posted on: 土曜日, 3月 14th, 2009 in: クリニックより

3/21土曜日は休診いたします。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

朝から気分がめいるときは。。。

Posted on: 土曜日, 3月 7th, 2009 in: クリニックより

うつ病の特徴として、”朝から気分がすぐれない”ということがあります
うつ病では夕方にかけて、元気が出てきます。

同様の症状が甲状腺機能低下や低血糖でも生じます。
こちらは血液検査で分かりますので、うつ病を考える前に
内科を受診してみてください

糖尿病は皆さんよく気にされますが、
耐糖能異常(糖尿病の前段階)で低血糖になっているのは見逃されやすいものです。
この場合は糖分をとると急激に楽になります。

うつ病的な症状で病院を訪れた場合”うつ病”と診断がつけられがちです。
まずは体調の微妙な変化に気を配ってはどうでしょうか?

たこ、うおの目

Posted on: 土曜日, 2月 28th, 2009 in: クリニックより

足にできる”たこ”や”うおの目”は足底筋の筋力低下が原因だといわれています。
硬くなってしまったものは削ったり、しなくてはなりませんが、再発予防には足底筋の筋

力を鍛えなくてはなりません。

旅館でもらったタオルや手ぬぐいを用意してください
片足つづ運動をしましょう
1.広げて縦において、端っこに足を乗せます
2.足の指をグーパー、グーパーしながらギャザーを作るように集めていきます
3.左右それぞれ3~5回くらい交互に繰り返しましょう
4.終わったら足の裏を延ばすようにストレッチしてください。

すぐにはよくなりませんが、毎日繰り返すことで、足裏の筋力がついてくればたこやうお

の目は減ってきます。

硬くなってきた部分については薬のついたテープ剤を張ります。1週間ふやかしてから、不要な部分だけかみそりで削ります。芯のあるタイプでしたら、何度かの処置で、芯が取れれば再発しなくなります。

痛風もちやねん。。。

Posted on: 土曜日, 2月 21st, 2009 in: クリニックより

 若い男性の方に多いと思います。友達には”痛風もちやねん”と言って、治療されていない方が。。

 痛風は痛い発作なのですが、ベースにあるのが高尿酸血症です。この時点では何も症状がありません。尿酸と言うのは”プリン体”と言うものをとりすぎると増加します。かわいい名前ですが、たくさん取るのははよくありません。”プリン体”は干魚のほかイクラやタラコ、キャビア、レバーやあん肝、白子などに多く含まれています。若い男性が好んで食べそうですよね。これらをたくさん食べていないと知らない間に高尿酸血症になりゴルフなどを契機に足の親指が飛び上がるくらい痛くなります。これが痛風発作です。この発作は病気の一部であって、からだが”いいかげんにしろ”と言ってくれてるのだと思います。

 痛風だと言われたら、尿と血液の検査を受けて、痛くなくなっても”高尿酸血症”の治療を必ず受けてください。最近の研究で、高尿酸血症を放置していると、痛風のみならず腎臓”を傷めてしまうこともわかっています。尿をアルカリ性にするためにしっかりお水を飲んで、食生活が改善されて、薬を飲まなくても尿酸値が下がるようになるまで、必ず治療を続けてください。腎臓に効く薬はありませんから、症状がでてからでは手遅れになります。

漬物は食べないとならないですか?

Posted on: 土曜日, 2月 14th, 2009 in: クリニックより

 高血圧の方がよく言われるのが”漬物はやめられないから”

 塩分の取りすぎがよくないのはわかっていて、漬物にしょうゆをかけないようにしてるけど漬物はやめられないのですよね。でも、漬物ってどこの食べ物なのでしょうか?多くは雪の降る地方で、冬の間に野菜が取れないために保存していたものですよね。京都も漬物が有名ですが、盆地なので冬はとても冷え込みます。なので、漬物は寒い地域の寒い時期の食べ物ですよね。暖かい時期は野菜もいっぱい取れますし、漬物を食べる必要は無いのでは?

 寒い地方で、高血圧の方に徹底した塩分制限をしたことがあるそうです。血圧は下がったのですが、肺炎をおこす方がかなり増えたそうです。どうも、寒い時期の塩分は免疫力強化にもなっていたようです。先人たちはいろんなことを考えたと思います。今のように薬など少ない頃、食事の一部を薬に変えていたのだと思います。なので、郷土料理はその土地で生活する人の体を守るために出来ていると思います。そんな漬物を季節にかかわらず、暖かい地域にもかかわらず、おいしいからとか風情が良いからとか言って食べていて良いのでしょうか?

 血圧が高い方はまずは ”漬物は冷え込む日だけ” に変えてみませんか?

 どうしても漬物がやめれない方は隠さず教えてください。そんな方にあう薬も最近は増えています。一番よくないのは放置することです。

糖尿病の検査を受けてみませんか?

Posted on: 土曜日, 2月 7th, 2009 in: クリニックより

 正月が過ぎ、寒いこの時期は運動量も減るので、糖尿病の方は悪化しますし、異常のなかった方も糖尿病になりかける方が多いように思います。2月、3月は寒いため病院から足が遠のきますし、人間ドックの受診率も下がります。また、市町村検診も3月、4月は行わないところが多いようです。この時期、子供さんの進学や就職などで忙しい方が多いためだと思います。でも、糖尿病は早く見つけて、ちゃんと生活習慣を改善すれば治せるものだと思います。完全に糖尿病になってしまってからでは治すことは出来ず、悪化させないような治療になります。治療をせずに放置すれば、気がつけば目が見えなくなったり、足が腐敗してきたり、腎臓が働かなくなって透析をしなくてはなりません。症状が無いからと定期的な検査も受けずに放置するのが一番体に悪いことだと思います。”サプリメントを飲んでるから大丈夫”などと言うことは絶対ありません。そのサプリメントも血糖を上げているかもしれないのですから。

 この時期、日本ではこたつに入ってみかんをたくさん食べます。とてもほのぼのとした風景なのですが、最近の果物は昔に比べて糖分が多いのです。昔のようなすっぱいみかんなら、いくつか食べてもいいのでしょうが、最近の口当たりのいいみかんは和菓子と同じだと思ってください。適量は、一日に手のひらに乗るぶんだけといいます。みかんなら、小ぶりのものがひとつでしょう。

マンモグラフィ検診を受けて安心してませんか?

Posted on: 土曜日, 1月 31st, 2009 in: クリニックより

 乳がん検診に行く前にしこりが無いか調べてみてください。しこりがあれば検診ではなくて、乳腺専門の医師にかかってください。しこりがっても8割は乳がんではなくて良性のものだといわれています。診断には超音波検査を行い、必要であれば細い針を刺して、”細胞診”と言うものを行います。確定診断はこの”細胞診”あるいは少し太い針でおこなう”組織診”でなくては出来ません。細い針のほうは点滴などの針と同じものなので、痛みも少ないですし、1-2分で出来ますので、検査を進められた場合は快く受けてください。

 しこりが無い場合、マンモグラフィー検診を受けに行きましょう。2年に一度でかまいません。マンモグラフィー検診は”しこりを作らない乳がん”を見つけるのが得意です。乳がんのうち15-20%はこのタイプだと言われています。しこりを作るタイプの発見は不得意なので、必ず”触診”もセットになっています。ただし、ご自分のお乳の状態は一番ご自身が分かってるはずです。触ってもらうことも重要ですが、もっと大切なことがご自身での”自己検診”です。

 もし、マンモグラフィー検診で”要精査”になってもあわてる必要はありません。”要精査”であっても”3”であればほとんどが良性です。ただし”4”の方は少しがんの疑いがあります。”5”の方はがんの疑いが強いので、”4”か”5”の判定の方は早めに病院を受診してください。ただし、しこりを作らないものは早期がんであったり、悪性度の低いものが多いのであわてる必要はありません。

 たとえ乳がんであっても7割は治療で治ります。
乳がんと言う病気があることを知って、自己検診をして、定期的に検診を受けていれば必ず早い時期に見つかり、ちゃんとした治療を受ければ治ります。自己判断で”放置する”ことだけはしないでください。

更年期障害について

Posted on: 土曜日, 1月 24th, 2009 in: クリニックより

 更年期にはさまざまな症状が出ます。有名なものが”ほてり”ですが、女性ホルモン補充療法はこの”ほてり”にしか効かないと言われています。女性ホルモンが減っていく過程で生じる症状ですが、50歳を中心に前後5年くらいかかると言われています。”めまいがするのですが更年期でしょうか?”などの質問をよくされるのですが、実際のところはわかりません。ありとあらゆる症状、精神症状もでますから。私たち医療の側は、”更年期ではなくてある種の病気で出ていないか”を調べなくてはなりません。治せる病気なのかもしれないのですから。けれど、最近は医師に”更年期です”と言ってもらう方が安心される方が多いように思います。しかし、それは間違いなので、提案された検査をしっかり受けた上で、何も無ければ”更年期でしょう”と言ってもらってください。

 もし更年期症状だとしたら。。。。各症状に合わせた薬をどっさりもらって帰ればいいのでしょか?

 ”老化という体の自然な反応”なので、体のアラームをじっくり聴いてあげることが大事なのではないでしょうか?女性の場合、子育てと家庭を守ることを必死にやってきて、ひと段落した頃が更年期の頃になります。あなた自身のからだが”少し休憩しようよ”と言ってるのだと思います。精神的にもそうです。”女性は強い”などと言われますが、人間誰でも弱いのです。子育てをしなければならない間だけ”強く”なってただけなのです。更年期をすぎると体は小学生の頃に戻ります。それを自然に受け入れられないでいると”うつ”になってしまい、ひどい場合は精神の破綻も生じます。そうなる前に心のアラームも聞いてあげなければなりません。

 自分を治せるのは自分だけです。
ただし、いろんな症状を我慢することはありません。めまいを押さえる薬、胃腸症状を改善する薬、軽い安定剤などを使って、生活を楽にすることが大事です。いつでも気軽にご相談ください。