高血糖と低血糖のひらいクリニック

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内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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新しいスタッフが増えそうです

Posted on: 金曜日, 2月 4th, 2011 in: クリニックより

 20年以上前にオペ室の師長をしていた方です。当時は珍しく男性看護師です。私は、彼以外に5人ほど親しくしていた男性看護師がいます。看護師は、男性のほうが細かいことに気づいてくれるんですよ。師長をしていた彼は、本当に心づかいのあったかい方で、その後も会っていたのですが、自分が病気になられた後に、医療にいや気をさしたらしいということだけ聞いて、その後行方不明でした。

 ところが、スタッフがたまたま入った喫茶のオーナーをしていたようです。私がしている診療内容から、私じゃないかと気づいてくれました。スタッフからの電話で、実際に喋ったのですが、やはり彼でした。本当にびっくりする再会です。近く、会いに来てくれて、平日なら手伝いに入ってくれるそうです。

 かなり優秀な看護師たちが揃いだしました。事務のレベルも高いですし、本当にスタッフに恵まれています。看護学校の合格が決まった方にも、勉強のために手伝いに来るように話しています。新しい医療の形が、徐々にではありますが、完成していっています。

医療の専門家が進んだ影響

Posted on: 木曜日, 2月 3rd, 2011 in: クリニックより

 現在私の友人は、肺がんの髄膜播種のために全能照射を受けています。ところが、主治医は脳の専門家ではなくて、肺の専門家です。照射は放射線科の医者が当てますが、これまた脳の専門ではないのです。一体脳のことはだれが見てくれているのでしょうね。脳の専門家がいないのであれば、専門家のいる施設に転送すべきなのではないでしょうか?

 オールマイティで見れる医者が減りだして久しくなります。患者さんからのニーズが専門の先生にということなので、仕方ないことです。でも、それでいいのでしょうか?私は、クリニックに来られた患者さんに、肛門を治そうと思ったら、まず口から直さないとなりませんと話します。消化管としてつながっているから当たり前なのです。消化管というのは、連動して動いています。

 自分が知らない間に、からだの中ではいろんな協力をしています。胃も腸も自分にとって良かれと思って動いているのです。歯を食いしばれば、肛門が締まる、それすらわかっていない人が多くおられます。自分でやってみてください。肛門に意識を集中させれば、動きもわかるはずです。

 物事には必ず意味があります。それを無視したまま生きていくことはできないんですよ。

 是非とも自分の体のアラームを聞いてやってください。

健康保険証で大慌て。。。

Posted on: 水曜日, 2月 2nd, 2011 in: クリニックより

 矢木脳神経外科病院を急にやめてしまって、28日で健康保険証が切れる予定でした。でも、医師国保ならすぐに入れると、悠長に過ごしていました。ところが、いろんな方面に聞くと医師会に入っていなければ医師国保に入れないそうです。

 医師国保は、昔は医者本人は0割負担でした。医師国保に入っていれば、自分の診療所では投薬はできないので、他の医療機関にかかる必要があります。でも、医者ですから必要な薬も自分で判断できるので、0割負担になっていたのだと思います。開業医のスタッフは、常勤なら医師国保に入れますが、同様に自分が勤める診療所では、投薬してもらえません。

 ところが、開業医というのは、大方同じ診療時間にしています。他の診療所に行くことがどれだけ困難であったか。。。。開業医が木曜日に休診が多いのは、医師会の会議のせいです。医師会に入っていると何かと会合に出ていかないとなりません。それが木曜日になっているので、多くが木曜日の休診になってしまうのです。

 また、開業医がなぜ土日祝日に開けていないかと言うと、昔は厚労省が認めなかったからだそうです。診療時間を多くすれば、保険診療施設として認可してくれなかったそうです。ところが、私が申請に行ったときは、土日とか祝日に開けてくれるなら助かると認可してくれたのです。

 おかしな話ばかりです。医師会が作っている休日診療所もどうかと思います。もともと、病院に対抗するために、作ったのだと思います。開業医でも休日に対応していると言いたかったのだと思います。でも、実際手伝いを頼まれて行ってみると、検査もレントゲンも取れない、置いてある薬も限られていて、急場の処置だけして、救急病院へ行ってくださいと言うしかないんです。

 おまけに、休日診療をしたくない開業医から、若い勤務医が頼まれて代診しているという変な状況です。一体、何をしたいのか意味がわかりませんよね。

 話は戻って、保険証の件ですが、私は医師会に所属しなかったので、医師国保は無理ということになりました。それに、過去は0割負担ですが今は3割負担で、他の方と同じ条件。それでも自家診療と言って自分のクリニックでは処方ができません。

 それで、会社のほうで保険証を作ってもらいました。もちろん、厚生年金もです。将来的にクリニックに常勤で入る人もいますから、皆会社のほうで入ればいいと思います。そうすれば、クリニックで薬を処方してもらえますから。

 会社というのは、医療関係をITで助けようと作ったものです。現在は、医療関係に問わずITサポートをしています。海外に住む日本人の医療サポート、日本に住む外国人の医療サポート、医療機関スタッフの教育のための講演など多岐にわたった仕事をしています。株式会社で法人なので、なかなか経営も大変ですが、いろんな人のサポートができればいいと思っています。

 ということで、保険証の件も一件落着。。。

フランコのその後

Posted on: 火曜日, 2月 1st, 2011 in: クリニックより

 インディアンの彼女と結婚式を挙げたようです

彼の新たな映像は

戦利品

Posted on: 月曜日, 1月 31st, 2011 in: クリニックより

婦人科の女医さんが入られます

Posted on: 日曜日, 1月 30th, 2011 in: クリニックより

 婦人科の女医さんが研修にはいられます。火曜日、土曜日で出勤できる日にはいられます。4月から、伊勢志摩の病院で働かれますので、それまでに肛門疾患と乳腺疾患、それ以外の内科疾患を勉強されます。少し慣れてきたら、診療を手分けして行います。

 ご主人がオーストラリア人で、ベトナムに仕事で行ったまま日本に戻ってこないそうで、子供さん3人抱えて、ひとりで大変な環境です。診療中は、子供さんをクリニックの待合で預かりますので、みなさん協力してあげてください。

 4月以降も、伊勢志摩から診療に来てくださるそうです。地方の医療と大阪などの都会の医療は、大きな差がありますので、地方の医療を勉強することも大事だと思っています。都会の医療レベルは高いですが、その分専門化が進みすぎて、人と人とのかかわりも疎遠になっていると思います。その点、地方では専門だけ見ていればいいというわけにはいきません。婦人科の女医さんであるにもかかわらず、伊勢志摩では彼女に乳腺疾患を見るように言ってきているようです。そのために、急いで勉強をしないとならないのです。

 クリニックだけでは、十分な勉強ができないので、他の施設にも協力を依頼しています。医者は、医者が育てるのではなくて、看護師、事務員、ひいては患者さんに育てられます。なので、いろんなことを相談してみてください。大阪から地方に行かれるのですから、恥ずかしくない医療レベルを身につけていってほしいと思っています。

大事な友人が大変なことになっています

Posted on: 土曜日, 1月 29th, 2011 in: クリニックより

 状態が悪いようで、この週末は家族が付き添うそうです。彼はアマチュアバンドのボーカルでした。わたしとはある意味いいライバルでした。とても明るい性格で、肺がんがわかった後も、楽天的な考え方をしていました。

 彼が入院した病院は、昔は肺結核の病院でしたが、今は肺がんの患者さんばかりだったようです。いまどき珍しく、喫煙場所があるので、患者さんたちが集まって情報交換していたそうです。彼は、胸水で見つかったので、最初から末期がんでした。主治医からは喫煙を許可され、会いに行くと喫煙場所に行き、いろいろ話を聞かせてくれていました。

 喫煙が悪いものといわれだして長くなります。受動喫煙は確かによくないと思います。でも、彼がなったのは、喫煙による扁平上皮癌ではなくて、喫煙と関係ないといわれている腺癌です。扁平上皮癌ならもっと早くに見つかるのですが、腺癌は見つけるのが困難です。彼も、腫瘍が限局せず、肺の周囲を広がっただけだったのでしょう、胸水ではじめて見つかりました。

 がんの中で社会的に問題になるのは、罹患者が多いものです。肺がんは比較的少ないし、喫煙によるものはもっと少ないはずなのに、どうして他のがんよりうるさく規制されるのでしょうか?国が敷地内禁煙にすれば、補助金を出すのでしょうか、多くの病院が敷地内禁煙にして、職員にも患者にも禁煙を強いるようになりました。

 でも、余命が短いとわかった人に、強要すべきでしょうか?そういった意味では、友人の入院した病院は寛大だったと思います。

 病気の中で、本当に制限しないとならないものは多いはずです。喫煙なんて、ほんの一部に過ぎません。人の欲が増えた分、食事による病気はものすごい勢いで増えています。生活習慣病というものは、ほとんどが食べ過ぎによるものです。蒂に禁煙するとそっちで大変なことになるので、わたしは無理な禁煙は進めません。

 世の中におかしいと思うことはいっぱいあります。同じように思ってる人がいるのに、みな何も言わなくなったのはなぜなのでしょうか?クリニックに来てくださった方は、わたしと同感してくださる方も多くいます。いろんな形で、クリニックも助けてくれています。それが真実の姿なのではないでしょうか?医療は高圧的なものであってはならないのです。

友人が大変なことになっています

Posted on: 金曜日, 1月 28th, 2011 in: クリニックより

 ある一つの言葉から、診断が遅れいろんな事情が重なり、大切な友人が今大変なことになっています。

 遅れた理由の一つに、フランコの来日があったと思います。フランコのことで大変だろうと思い、私に連絡を取ってこなかったのだと思います。月曜日の朝になって、再入院の報告がありました。ちょうどフランコのことで休みなく動いていたので、休養を取りに行っていた出先でそのメールを見ました。

 状況がよくつかめす、大阪に戻る移動中もあちこちにメールで連絡を取りながら、本人に会いに行きました。メールだけでは分からなかったことも、本人に会うことで少し状況がわかりました。

 脳神経外科病院で勤めていたときに、頭痛があるから、ふらつくから、しゃべりにくくなったからと受診する患者さんが多くいらっしゃいました。でも、その多くは脳ではない症状でした。ところが友人は、脳に行くことはないと聞かされていたために、同様の症状が出たにもかかわらず、脳だとは思わなかったようです。

 その一言さえなければ、もう少し早くに受診してくれただろうと思うと、本当に腹立たしい思いです。医療関係者が発する一言が、いかに影響の大きいものかがわかります。

 資格を持った女性の会を早急に動かそうと思います。そのためには多くの会員が必要です。男性でも女性でもかまいません。年会費が二通りありますが、どちらを選択するかは自由ですし、いちどはいったからと言って、毎年年会費を要求することもありません。続けたければ、続けていただければいいし、必要なくなれば、脱会していただいても構わないのです。

 民意を動かさなければどうにもならない。そういった言葉をいろんな人から聞きました。それを実行するために会を発足させました。今回の友人の件も、会の活動にするつもりです。友人は、医療費の支払いを気にして、いろんなことを先延ばしにしてきたようです。なので、医療費は私に任せて一番いい方法をとるように話しています。

 何があったのかは、会の会員用ブログの中でお話しします。患者側はこういったことを泣き寝入りしてきたと思いますし、そうすることで医療側は何がいけなかったかを知ることもありませんでした。そういった繰り返しで医療は悪化していると思います。何があったのかの事実を広く公表していくことこそが再発予防につながるのだと思います。是非、多くの方の応援をお待ちしています。

卵アレルギー?

Posted on: 木曜日, 1月 27th, 2011 in: クリニックより

 私の母には卵アレルギーがあります。年をとってから、アレルギーが出たようで、今は一切卵の入った食べ物は食べません。旅館に泊まりに行くと、卵の入った料理は避けてもらいます。一緒に住んでいる妹は、母がいる日は、卵の入った料理は作らないようです。料理から卵を抜くとかなり大変なことになるんですよ。バリエーションが限られてきますから。

 ところが、母に血液検査をしてみても、アレルギー反応はないんです。卵白も卵黄も調べました。他にも、いろんなもののアレルギーを調べてみましたが、アレルギー反応はありません。彼女がなぜ卵アレルギーだとわかったかというと、バス停で話をしていた見ず知らずの人の話からだそうです。年をとったら、卵のような栄養の高い食べ物は体に悪いと言っていたようです。

 その当時、からだのあちこちのかゆみに悩んでいた母は、卵が原因だと気付きました。卵を抜いてみたらかゆみがましだったようです。それからは、卵の入ったものは一切口にしなくなったのです。でも、母のかゆみの原因は、老人性の乾燥肌のせいで、水分と油分を補給すれば楽になるはずなのです。それと、かゆいと思いだすからあちこちかゆくなってくるわけです。

 人のかゆみというのは不思議なもので、手の届くところしかかゆみによるひどい皮膚炎は起こさないんですよ。結局、描くからひどいことになるんです。では、どうして描くのでしょうか?描くと気持ちいいからですよね。人は、気持ちがいいことしかしませんからね。

 卵アレルギーが本当にあれば、卵を唇にくっつけるだけで、唇がひどく脹れてしまうそうです。あるいは食べることで、アナフィラキシーショックを起こして、全身のじんましんと呼吸苦、ひどい場合は血圧が下がったりします。アレルギー反応というのは、全身に出ますので、そういったことが起こるのです。一番有名なのが蜂アレルギーです。2度目に刺されたときに起こりますが、事前に蜂アレルギーがあるかどうかはわからないので、ショック症状が起きないとわからないわけです。

 そう考えると母の卵アレルギーは、本物ではないと考えられます。ではなぜ卵を食べるとかゆくなってくるのでしょうか?思い込みですよね。人の気持ちというのは、すごい力を持っていて、何かを思いこむと症状が再現されるのです。実際に、心拍数が上がってきたり血圧が下がることもあります。本人がそうしようと思っていなくても、体が覚えていて同じ症状を再現するのです。

 人間の体にはまだまだ分かっていないことが多くあります。病は気からという言葉はまんざら嘘ではなさそうですね。。。。

薬のアレルギーについて

Posted on: 水曜日, 1月 26th, 2011 in: クリニックより

 少しおかしいことに気が付きました。薬のアレルギーについてです。医療機関では、問診票などで薬のアレルギーについてかなりしつこく聞きます。外科系ではそれに加えて、キシロカインアレルギーがないか詳しく聞いています。アレルギーがわかっていれば、事前に対処できるからです。

 でも、アレルギーがないと書かれていても、まだアレルギーがあるかどうかわからないことと同じ意味ではないでしょうか?アレルギーがあるとわかっている場合は、過去にその薬を使って何か起こしたことがあるわけで、それに対応した医療機関があるはずです。何にアレルギーを持っているかは事前にはわかりませんし、アレルギーを起こしたかもしれないと思っても、本当にアレルギーかどうかを確認するすべもありません。

 多くの場合、症状などからアレルギーがあるのだろうと判断するだけです。

 私も過去にいろんなアレルギーらしい症状を見ました。でも、本当の意味でのアレルギーは見たことがありません。多くは、体調不良の時に薬を使ったために起きているようです。体調不良の時に、食べ物に当たりやすいことと同じだと思います。食べ物にも、いろんな副作用があるので、薬の副作用だけ特別扱いするのもどうかなと思うこともあります。

 キシロカインアレルギーと言われている人の多くは痛みに対するショックだと言われています。局所麻酔が十分聞いていないのに、処置を続けたために痛みに対してショックを起こしているといわれているのです。外科の現場では、予定手術では、キシロカインに対してアレルギーがないか神経質に聞きます。どうやって聞くかと言うと”歯医者で麻酔を受けたことがありますか?その時何もなかったですか?”という聞き方です。

 多くの方が、初めて局所麻酔を体験するのが歯医者なのです。虫歯になって痛んでいきますので、麻酔を打たれます。なので、キシロカインアレルギーがあるかないかは、歯科医がからだを張って調べていることになりますよね。歯科では、局所麻酔をするときにルート確保(事前にショックに備えて点滴をしておくこと)はしていません。でも、医療の現場では、何かあった場合に備えてルート確保が行われます。歯医者で、アレルギーは起こさなかったといってもそうされるのです。

 歯医者で使うキシロカインは4%と高濃度です。神経まで麻痺させないとならないので、高濃度を使う必要があるようです。外科で一般的に使うのが、0.5%とか1%なので、かなり高濃度ですよね。勇気があると思いますよ。逆に、医療の現場のほうはトラブル回避のためにいろいろやりすぎですね。トラブル回避の多くは、自分たちを守ることであって、患者さんのためにということではないと思います。

 とはいっても、医療の現場でもアレルギーを聞かずにキシロカインを使うことがあります。けがをして血を流してきた方には、聞いているひまもないし、キシロカイン以外の局所麻酔の方法はないので、どうしようもないんですよね。もし、指を切って病院に行って、キシロカインアレルギーがあるとわかったら、全身麻酔でもかけるのでしょうか?

 もし、本当にアレルギーが出てショックに陥った場合どうするのでしょうか?ショックを緩和する薬はもちろんありますし、最悪の場合でも、薬の効果が切れてショックから戻るまで、生命維持装置につなげれば大丈夫なのです。病院にはその装置がありますが、歯医者にはありませんよね。そんなこと考えていたら、怖くて歯医者には行けないじゃないですか。。。。 

 いろんなことが、神経質になることで逆に不安を作ってしまっていると思います。特に医療の現場では、書類がどんどん増えています。過去に何かあるたびにサインする書類が増えてきたのだと思います。そのせいで、書類に目を通すほうが忙しくて、患者さんとゆっくり話をする暇もなくなってきています。あれ?って思いません?