医療の専門家が進んだ影響
現在私の友人は、肺がんの髄膜播種のために全能照射を受けています。ところが、主治医は脳の専門家ではなくて、肺の専門家です。照射は放射線科の医者が当てますが、これまた脳の専門ではないのです。一体脳のことはだれが見てくれているのでしょうね。脳の専門家がいないのであれば、専門家のいる施設に転送すべきなのではないでしょうか?
オールマイティで見れる医者が減りだして久しくなります。患者さんからのニーズが専門の先生にということなので、仕方ないことです。でも、それでいいのでしょうか?私は、クリニックに来られた患者さんに、肛門を治そうと思ったら、まず口から直さないとなりませんと話します。消化管としてつながっているから当たり前なのです。消化管というのは、連動して動いています。
自分が知らない間に、からだの中ではいろんな協力をしています。胃も腸も自分にとって良かれと思って動いているのです。歯を食いしばれば、肛門が締まる、それすらわかっていない人が多くおられます。自分でやってみてください。肛門に意識を集中させれば、動きもわかるはずです。
物事には必ず意味があります。それを無視したまま生きていくことはできないんですよ。
是非とも自分の体のアラームを聞いてやってください。