高血糖と低血糖のひらいクリニック

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内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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昨日は、妹の誕生日でした

Posted on: 日曜日, 12月 4th, 2011 in: クリニックより

それで、いろんなことを思い出していました。妹が生まれたのが、私が2歳8か月の時です。でも、その日の産婦人科の病院の待合室の風景をさっきのことのように覚えているんです。幼稚園以前の記憶があるのは珍しいそうです。きっと、衝撃的な出来事だったんだろうねと言われましたが、そうでもなかったようです。大人たちが、名前をどうするかともめていたことを遠巻きに見ていました。興奮してるなどといった感情もなかった気がします。でも、妹ができると言う初めての体験は、興奮していたのかもしれません。

ところが、下の妹が生まれた時のことは全く覚えていません。8歳ぐらいでした。たぶん、ペットが家に着たぐらいにしか思ってなかったんだと思います。下の妹は、おむつを替えたり寝かしつけたりと、いろいろ面倒を見ていましたが、生まれたての時のことは全く記憶にないんです。

下の妹は、家が裕福になってから生まれたので、昔のひどい生活を知りません。兄弟でもそんなものなのでしょうね。お金がなくて、荒れている家の中、いいあいの声、蒸気を吹き上げている夜間。。。。いろんな光景が頭に残っています。いつか幸せになろう、それは3歳までに心に焼きついたのだと思います。

でも、下の妹ができたころには、裕福になっていましたが、仮面家族に変わっていました。お金があるっていうことは何なんだろうと思っていました。お金がなかった時のほうが楽しかったと思っていました。

幸せの基準は、人によって違いますが、笑って毎日過ごせたら、それが一番かもしれません。

事務系のスタッフが不足していたのですが。。。

Posted on: 日曜日, 12月 4th, 2011 in: クリニックより

事務系のスタッフ不足で、ずっと募集をしていたのですがなんとなく人が集まりだしました。元々、医療事務をしていた人は、固定観念が強いからあまり好みではありませんでした。医療事務と言うものも、保険制度が崩壊すれば、一気に必要なくなる分野だからです。でも、今回は医療事務経験者が本当に役に立ちました。保険制度がある限り、しかたのないことですね。

でも、その一方で、今から勉強しようと言う人も見つかりだしています。勉強してくれるなら、講習会の参加費用も負担しますし、教育できる人も紹介します。そうやって、新たな技術を身につけて、これからの世の中でも生きていけるようになってほしいと思っています。

クリニックの改良も進み、皮膚疾患での予約も入りました。ところが、頭痛、めまい外来の予約が入らないので、脳外科医は少し焦っています。。。。地域によってニーズも変わるので仕方ないことだと思っています。

呼吸器疾患の専門医は少ないのですが、理由として患者さんが集まりにくいと言うことがあります。ところが、これも地域によっては事情が変わります。私の後輩は、お父さんの代から引き継ぎましたが、呼吸器疾患の多い場所で診療しています。うちのスタッフも、患者としてお世話になっています。

心斎橋の立地は、女性の患者さんにとって生きやすい場所として選びました。レディースクリニックではありませんが、まずはいろんな意味で、ないがしろにされてる女性を救いたかったのです。そういった意味では、場所選びは成功でした。でも、治したいのは糖尿病。いろんな疾患のスペシャリストのネットワークを持っています。ところが、糖尿病だけは、いい先生を見つけることが出来なかったのです。それで、自分で勉強して、専門になっていこうと思いました。

学会に入れたことがまずスタートラインです。でも、すでにたくさんの糖尿病患者さんを見てきましたので、専門的な知識は持っています。学会に入ったことは、そうすることで患者さんが安心するからだけでした。すでに、日本の学会はあまり関心がなくなっていますから。。。これから、もっと海外の学会に出て行こうと思います。

感想をお寄せください

Posted on: 土曜日, 12月 3rd, 2011 in: クリニックより

御意見箱ではないので、何がよかったかの感想を募集しています。なぜかと言うと、クレームを集めて改善する方法はすでに古いからです。何がよかったかをスタッフが知ることで、やる気につながります。どうしてほしかったと言う話は、人によって違いますし、システム上できないことも多いものです。クリニックでは、患者さんに聞きながらいろんな改善は行っています。

一度来られたことがあっても、時間がたてば全く変わっていることもたくさんあります。何度も来てほしいから、いろいろ変えていることも確かです。常に成長していることが重要だと思います。ゴールはないんですよ。まだまだ、成長途中。

どんな企業でもそうですが、成長し続けないと意味がないと思います。楽できるようになるとたぶん終わってるんだと思うのです。化粧品類がその典型だと思います。はじめは、からだにいいものをと思って作り出します。それで評判がよくなって、売れだしたら今度は、楽して儲けようとします。それで、大量生産して、ネット販売して。。。。そんなことして、いいものが作れるはずないんですよ。

ひとりひとりにあったものを作らないとなりません。医療でもそうです。ひとりひとりに合った治療があるんです。でも、同じことの説明は疲れますから、勉強してもらいます。クリニックでは、勉強しない患者さんは、受け入れないことにしています。私たちは、一緒に直していきましょうと言うスタンスです。なので、患者さん側にも、治してくださいとは言わせません。治すのはあくまで自分です。私たちは、それを手助けするだけです。そう話しているんですよ。

薬はからだを治してはくれません。そのことをまず知ってください。

糖尿病学会に入会できました

Posted on: 金曜日, 12月 2nd, 2011 in: クリニックより

糖尿病学会に入会できました。学会に入ることがこれだけ大変だったのは初めてでした。入会申し込みを書くだけで入れる学会もありますが、外科系の学会は、評議員のサインが必要です。評議員に推薦してもらえないと入れないのです。外科系は、技術を伴うのでそういうシステムになってるのだと思いますが、糖尿病学会と言う内科系の学会のハードルが一番高かったのです。

まず、入会申し込みの書類作成の段階でも、他の学会に比べて詳しく書かないとなりません。様式の指定もありますし、興味や仕事の中心になっているテーマまで書かないとなりません。糖尿病関連の学会発表や論文も必要です。もちろん評議員の推薦のサインも必要で、そのうえで、年に二回ある理事会で審査に通らなければなりません。私の場合、キャリアが外科系ですし、糖尿病の論文はありません。評議員のサインはもらえたものの、理事会で通るかどうか不安でした。

ところが、先日、入会の許可が下りたと書類が届いたので、ほっとしました。学会に入らないととっていけない資格もありますし、論文を投稿するのも学会員じゃないとできないのです。論文の場合、共著と言って、名前を連ねる人の入会まで必要な場合があります。そうなってくると、会費集めのためにしてるんだろうなと思います。

学会に入れたことで大きなことは、うちで2年以上の栄養指導の経験があれば、糖尿病療養士と言う資格を取ってもらえることです。これは、栄養士でなくても看護師でも取れます。うちでは、栄養士にも栄養指導をするという独自の方法をとっているので、是非資格を取ってほしいものです。

看護師にいろんな技術を身につけてもらおうと、クリニック内に学校を作る計画もあります。看護師で臨床経験さえあれば、かなり幅広い知識を持っているので、その上に特殊技術を身につけてもらおうという企画です。看護師は、現在病院勤めや診療介助など医者の指示のもとでしか働けない資格です。訪問看護ステーションは、看護師が立ちあげられますが、やはり医者の指示のもとでしか動けません。

指示がなくても動けるような、そういった技術を身につけてもらって、そういう資格と言うものを作っていきたいと考えています。そのために、今回の入会許可は、本当に深い意味を持っていました。

入会案内などは、学会のホームページでだれでも見ることができます。この機会に、いろんな学会の入会案内を見て、比較してもらうのも面白いかもしれません。そういった目で医者を見ていけば、どういった人が優秀なのかもわかってくるはずだと思います。

患者側が医者を選んでいく時代です。医者のいいなりにならずに、どんどん意見を言わないとならない時代です。そのためには、患者側にも勉強が必要なのです。今一番知ってほしいことは、医者のかかり方かもしれませんね。

リハビリが思いのほか効果ありました

Posted on: 水曜日, 11月 30th, 2011 in: クリニックより

介護保険のリハビリは足をさするだけだと言う家族の話から、自費のリハビリを手配しました。寝たきりだった人を筋肉を伸ばすストレッチから始めて、ベットから起きる練習、座る練習から、最後は自力歩行まで持っていけました。たった1時間で、7ヶ月間寝たきりだった人を動かしたのですから、すごい話です。

保険診療でのリハビリは15分しか認められてないと、理学療法士から常々聞かされていました。15分では何もできないことは、母のリハビリの時にも聞きました。実際、運動でも30分はウオーミングアップです。15分では、ウオーミングアップもできませんよね。国の方針は、リハビリをする気がないとしか思えません。

それで、今回は自費でのリハビリの提案をしました。仕事の合間なので、理学療法士も大変です。でも、よくなってほしいという思いが強いので、本当にいい仕事をしてくれました。

保険診療で認められていることが、いかに無意味かということを再び証明できたと思います。

インシュリンが要らなくなりそうです

Posted on: 火曜日, 11月 29th, 2011 in: クリニックより

インシュリン注射で治療中の患者さんがいます。5年ほど前にインシュリンに変わったと話されていました。でも、その時インシュリンじゃないとだめなのか説明がなかったから、自分はインシュリンじゃなくてもいいような気がするとおっしゃっていました。糖尿病になってから、仕事が忙しいために15年ほど放置されていたようです。10年ほど前から、ちゃんと治療をするようになったのですが、入院をきっかけにインシュリンに変わって、今まで続けておられます。

私も、インシュリン開始が早かったのではなかったかと思いました。もしそうだとすれば、自分のインシュリンが残っている可能性があるのです。内服での糖尿病治療でも、行ったんインシュリンに変えてから、内服に戻すと薬の量が減らせる場合があります。糖毒性を切ると言う方法です。それで、今のインシュリン治療が効いているのかどうかを調べるために、糖負荷試験と24時間血糖測定を行いました。

結果は驚くものでした。今行われている強化インシュリン療法は全く聞いていなかったのです。毎食前の注射は、食後血糖の上昇を抑えるはずが、糖負荷試験の直前に売ってもらったにもかかわらず、血糖は300を超えました。また、Cペプタイドを図ると十分内因性のインシュリンが残っていたし、糖負荷試験でも、ゆっくりではありますが、遅れて出てくることがわかりました。

これだけ情報があれば、インクレチン治療に変更ができます。そうすれば、低血糖を起こすことがなくなるので、本人も楽になります。現在、BOTと言って、インシュリンの基礎分泌の補充だけ行っています。一日4回だった注射は、1回で済むようになりました。ご本人も面白い方で、食べ方や食べた内容によって、血糖がひどく変動することをご存じだったので、自分で食べ方を変えられていました。

一日2食にして、間で少し間食を取るようにしました。勝手にそうしましたが、いいでしょうかと言う質問でした。ところがこれが理にかなっているのです。糖尿病の方は、3食食べると前に食べた食事による血糖値が下がりきってないときに、次の食事が始まります。そのせいで、段々高い血糖値になってしまうのです。ところが、2食だと前の食事による血糖値が十分下がってから、次の食事が始まります。大変理にかなった方法なのです。

基礎インシュリンは10単位ととても少ない量なのに、ご本人の機転がよかったために、空腹時血糖は、130代に収まったのです。本当にすごいことです。血糖値の不安定さから起こっていた起立性低血圧も、起床時だけに減っているそうです。

そういえばと、昨日はなされたことがとても面白かったんです。インシュリン治療が始まったのは、足の親指が黒くなったから壊死になってるとの判断で、切り替わったそうです。ところが、ご本人が、あれは壊死ではなかったといいます。当時、犬を足でけっていたそうです。それで、血豆ができていたんじゃないかと。黒いものは、何日かしてぽろっと取れたそうです。

もし、壊死であれば、インシュリンに切り替えても治るはずがありません。だって、すでに腐っていると言うことですから。治ったこと自体が、判断ミスだったと言えるでしょう。でも、早めにインシュリンを使いだしたことは、結果的にはよかったと思います。当時はインクレチンが開発されていなかったのですが、今ならインクレチンが使えますから。。。

医者任せの医療ではなくて、病状を一番よく知っている患者参加型の医療、それが功を奏した例だと思います。これから徐々にではありますが、リハビリをして歩けるようになっていただきます。彼にはまだしなくてはならないことがたくさんあります。寝たきりにはさせられないのです。

異業種の会に参加してきました

Posted on: 日曜日, 11月 27th, 2011 in: クリニックより

ある歯科医が中心になって開いた、異業種の会に参加してきました。年齢もまちまち、職業も出身地もまちまちでしたが、それでも面白い話の展開になり、楽しいひと時でした。歯科医のほかに、内科の女医さんもいました。私と看護師を入れても、医療関係者は4人、かばん屋さん、本屋さん、スパイ。。。。それ以外の人の職業は、聞いたのかもしれないけど忘れてしまいました。

集団生活をされている方もいました。地方から出てきた方、地方へ戻られる方、いろんな方がいましたが、政治の話にもなりとても面白い会話になりました。

実は、私のほうでも異業種の集まりの会を計画中です。こっちは、医療を取り巻くほかの業種を集めて、医療をどうしていったらいいかという、ビジネス中心の会になります。かなり前に、企画をしたのですが、忙しくてほったらかしになっていたので、なんとかしないとならないなと思いました。

私の交友関係は、医療以外の分野の人のほうが多いです。医療関係者が集まると話す内容が大体同じことばかりなので、面白くないんですよ。その点、他業種の人の集まりは、いろんな観点から医療についても意見が聞けるので、大変面白いです。

そういった集まりの中で、新しいビジネスの話も持ち上がり、進みだしていくのを見ているととても楽しいです。

今日は、大阪の知事選と市長選。。。。

どうなっていくのでしょうね。。。大阪は。。。

ま、政治には何も期待はしていませんけどね。。。

骨盤底筋群の体操を始めました

Posted on: 土曜日, 11月 26th, 2011 in: クリニックより

昨日、ひとりの患者さんを迎えて、骨盤底筋群の体操を始めてみました。体操の前後で、膣内圧を測定したのですが、明らかな変化が出ました。ピーク値が上がったことはもちろんのこと、少し落ちてからの持続時間が長くなったのです。本人からは、どこを締めたらいいか実感できるようになったと感想をいただきました。これから、毎週金曜日の午後に続けて行こうと思っています。

骨盤底の緩みは、径膣分娩された方の半分に及ぶそうです。若い間はあまり症状は出ませんが、年齢が高くなると子宮脱や膀胱脱として症状が出てきます。出産後3カ月目から鍛え始めたほうがいいようなので、まだ症状の無い方も是非受けていただきたいと思います。

子宮がん検診をしてると、子宮脱にはなっていないものの、将来なりそうだなと思う方は多く見られます。病気になってからしか医者は話をしないので、是非ご自分から、聞いて見られたらいいと思います。”将来、子宮脱になりそうですか?”と。。。。

なってからでは大変なんですよ。それを見てきているので、早めに気付いてほしいと思います。

健康維持のためにも言いたいそうなので、是非受けてみてください。

介護保険が寝たきりを増やしているとわかりました

Posted on: 金曜日, 11月 25th, 2011 in: クリニックより

最近は、長期入院ができないので、早めに退院させてリハビリは自宅で行うようになっています。そうなった際、医療から介護にバトンタッチされます。ところがここでびっくりすることがわかりました。ケアマネージャーなど介護の人たちは、要介護度が高いほうが点数が高く取れるので、要介護度を低くしようとはしないのです。患者さんには、要介護度が高いほうがたくさんサービスが受けられますよと説明されます。でも、患者負担も増えるんですけどね。。。

事業として考えれば当たり前のことです。儲かるように仕組んでいかないと、事業としては成り立ちませんから。ところが、同じことが、生活保護の分野で役所がやっていることがわかりました。こっちは、経費を少なくするためです。リハビリをすれば歩けるようになりますと申請しても、歩けたからと言って何が変わることもないから必要ないと却下されるそうです。確かに、生活保護の人が歩けるようになったからと言って、急に元気に働きだすとは限りません。

でも、歩けると言うことが人間にとってどれだけ重要かわかっているのでしょうか?ある高齢の女性の方は、リハビリで歩けるようになるかもしれないとわかり、生きる気力を取り戻し、隠してきた乳がんを打ち明けて、手術を受けられました。彼女は、生きる気力を失っていたから、人に迷惑をかけたくないと乳がんができていることが分かっていて隠していたのです。3年以上前から気づいていたようなので、とても辛く不安だったと思います。でも、高齢なのに乳房切断という方法をとり、早く家に戻ってリハビリを始めたいとおっしゃってたそうです。

歩くと言うことは、自由を得る最初の手段です。歩けないと、どこにいるか決めることすらできません。動かしてくれる人の意思で居場所も決められます。自宅にいるのか、施設に入れられるのかすらも、本人の意向が後回しにされます。ところが、歩くことができれば、自宅内でもリビングにいたければそうしますし、ベットに戻りたければそうできます。ほんの少しのことでも、自由が取り戻せるのです。

介護保険も生活保護も見直しが必要だと感じました。寝たきりにだけはなりたくない。それは税金を納めてきた国民としての権利だと思います。

Tシャツがなかなか見つかりません

Posted on: 木曜日, 11月 24th, 2011 in: クリニックより

Tシャツのいいものを探しているのですが、なかなか見つからないのです。と言っても、あまり洋服を買いに出かけることがないので、それもいけないのですが。。。元々、縫製の問題などから、男性ものの小さいサイズを好んできていました。スポーツ用品店で、買うことが多かったのですが、最近行くことが難しいのです。

昨日は、近くのショップで見てきましたが、少し大きすぎたようです。今は長袖を主に探しています。なぜ女性ものを着ないかと言うと、最近は細身に作られていることも理由ですが、乾燥機にそのままほりこむとちじんでしまったりして、着られなくなるからです。

多少荒っぽい扱いをしても、痛んだりしにくい男性ものがいいわけです。

どこか、いいショップをご存じの方は、教えてくださいな。。。。