高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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効果的な節電方法は何でしょう?

Posted on: 火曜日, 5月 15th, 2012 in: クリニックより

連日、テレビで夏の節電の報道がされています。一番大変なのは、電力使用量が多い工場なのだと思います。大阪は中小企業が多いそうですから。でも、工場の中で、クーラーを節約すると熱中症が気になります。特に、年齢が高くなると脱水になってることにきずかなくなりますから。熱中症予防には、お茶やお水ではなくて、スポーツドリンクを飲んでください。電解質バランスが悪くなってしまうからです。汗をかいた分、補給する必要があります。

節電を一番実行してしまうのが、ご老人だと聞きます。一番脱水に弱い人たちです。それ以外にも、地方から出てきた若い人たちが、大阪の暑さを分からずに、節電されて脱水を起こします。地方より都会のほうが暑いと言うことを理解していないのだと思います。

何をすれば一番節電になるのでしょうか?そう考えるとき、思いだされるのがオイルショックの時のことです。考えれば簡単です。昼間はテレビを放映しなければいいのです。みんなが昭和初期に戻って、ラジオで過ごせばいいのです。でも、そんな提案、テレビが言うはずありませんよね。。。。。

資格を持っているために損をする。。。。

Posted on: 土曜日, 5月 12th, 2012 in: クリニックより

資格を持っているために、給料の安い仕事を無理やり頼まれて損をする事があるのです。その資格を取るのはとても大変で、更新試験では、3割がおとされます。そのため、施設によっては、有資格者がいたのに、更新できなくて有資格者がいなくなると言うはめになります。そのため、資格を持っているととても重宝されます。

ところが、そのためにどうしてもとお願いされる仕事は、他の仕事よりも安いのです。入ってくる収益が少ないため、高い給料が出せないんです。そういった事情もわかっているので、安いことを承知の上で仕事を受けましたが、やはり納得がいかないので、資格更新をやめようと思いました。

資格がなくても、給料の高い分野があります。婦人科検診の分野です。産婦人科医が少ないことがニュースで何度も流され、だれしもが知っているために、そうなってきたのだと思います。一般的な給料の1.2倍から1.4倍です。それでも人が不足していたので、ある大学の准教授をしている先輩に頼んだことがあります。若い先生でもいいので、女医さんを出してもらえないかと。そしたら、相場の倍と言われました。それでも、派遣しないことのほうが多いとも言われました。

大学からの派遣であれば、バイト代の一部は大学や医局にとられてしまうから仕方ないとは思いますが、経験の少ない医者にその給料はないでしょうと思いました。婦人科検診には、高い給料を出すのはなぜでしょう。婦人科検診がセットで受けられるとなると、検診の受診者をたくさん集められるからだと思います。ところが、乳がん検診は、単独で行われるために、収入と支出が明らかになり、医者への報酬も下がるのだと思います。

検診の仕事は、診断をすることではなくて、異常を発見することだとある先生に教わりました。確かに内科検診の現場では、聴診で雑音があれば、内容を明記することもなく要医療にチェックするだけです。ところが、乳がん検診や子宮がん検診の現場では、異常と思えば、病名を書かされます。診断などできるはずもの無いのに、そういう慣習なんだと思います。もっとひどいのは、乳がん検診の触診です。異常だと思えば、20項目以上の所見を取らされます。でも、それは精密検査の施設でするべきで、検診の現場でする必要はないはずです。

なぜ、そんなことになってしまったのか?理由は簡単です。内科検診は、どんな医者でもやってきた仕事ですが、子宮がん検診と乳がん検診は、専門の医者がやってきたためでしょう。なぜ専門医がやってきたのかというと、婦人科検診はクスコで膣を開いて、子宮頸部を探すという技術が難しいからのようです。私は、2-3日で会得したのですが、普通は1年かかると言われました。でも、解剖を理解して、おなかの中の状況を想像すれば、簡単なはずなんです。乳がんについては、元々内科の先生や小児科の先生が触診を行っていました。ところが、マンモグラフィー検診が導入されて、そのどくえいも同時に必要になったために、資格を持った医者しかできなくなってしまったのです。

おかしな話ばかりだと思います。女医のニーズはどんどん高まっているのに、乳がん検診や子宮がん検診ができる女医がものすごく少ないのです。何かの女医でもいいんです。乳がんや子宮がんは見れるようになりましょうよ。そのための教育ならいくらでもやりますよ。女性特有の病気くらいは、女医ならだれでも見れるようになりましょうよ。

検査結果について

Posted on: 金曜日, 5月 11th, 2012 in: クリニックより

血液検査の結果を聞きに来られない方があります。手元に残したままにしているときになるので、これまで郵送してみたり、メールで連絡してみたりしてきました。正常値の間から、検査の読み方を知ってほしいと思って、来られた方には検査結果の読み方を説明してきました。検診や、人間ドックでは、異常値にならないと説明がないため、クリニックでは異常値にならないようにするにはどうしたらいいのかを説明してきました。

検査結果は、個人情報になるため、基本的には来院されないとお伝えできないのですが、長期間保管しても結果の意味合いが薄れてしまうので、3カ月過ぎたら、破棄することにしました。食事の偏りなどの指導に使っているので、3カ月以上前のデータでは、参考程度にしかならないからです。

よく、結果が悪ければ連絡してくるだろうと思っていたと聞きます。でも、それはまずないと思ってください。特に、個人情報保護法ができてからは、電話やメールでは本人確認ができないため、医療機関側から連絡することが難しくなったからです。また、紙カルテの時代は対応できましたが、電子カルテに変わってからは、カルテを開けてみないとわからない状態に変わりました。本人が来て、カルテを開けて初めて結果がわかるという状況です。

昔は通用したことでも、どんどん状況は変わってきています。そういったことも踏まえて、医療を受けてほしいと思います。

雇用形態が変わってきたようです

Posted on: 木曜日, 5月 10th, 2012 in: クリニックより

派遣とかパートタイマーがふえてきた一方で、新たな雇用形態が出てきたようです。勤続年数に関係なく、同じ時間同じ仕事をするのだから、同じ給料が支払われるようになったそうです。でも、これって、私がやってきたことですよ。クリニックでは、事務員でも、看護師でも医者でも同じ時給です。同じ時間、一緒に仕事をするのだから、給料も同じと考えました。時給計算は、めんどくさいので、そのうち、月の固定給になります。診療時間以外でもやらなければならないことはいっぱいあるからです。月に何時間ぐらい費やしているかを自分で考えてもらって、給料も自分で決めてもらっています。厚生年金や保険が必要な人は、クリニックから。他でもらっている人は、給料だけ。そういった考え方でやっています。

そのため、給料はすべて公開しています。私がバイトで稼いでくる給料も公開しています。みんなの給料を公開することで、それぞれ責任持って仕事をしてくれています。給料は、固定ではないので、何かで頑張ってくれて、収益が増えればその分を上乗せしていきます。その場合も、みんなが納得すればの話です。いくら仕事を頑張ってくれても、収益に反映できなければ、給料を上げることはできません。そういったことも、公開することでみんなが安心して働けると思っています。

クリニックでは、いまだスタッフ不足に悩まされています。やる気のある方なら、誰でも歓迎です。一緒に楽しい職場を作ってみませんか?

目のかゆみには要注意。。。。

Posted on: 水曜日, 5月 9th, 2012 in: クリニックより

花粉症でしょうか?最近、やたら左目がかゆかったんですよ。抗アレルギーの点眼薬もしていましたが、かゆみがきつくなってからではあまり効かないこともわかってました。眼科に行かないとならないなと思いながら、炎症も出てきたので、抗炎症薬の点眼薬と、抗生物質の点眼薬も使いだしていました。

でも、間に合わなかったんですね。昨日、眼科医に診てもらったら涙のう炎を起こしていて、抗生物質を飲まないと治らないと言われました。少し前まで、インプラントを入れたために抗生物質を飲んでいて、やっと終了したところです。抗生物質を飲むとおなかの具合が悪くなるので、飲むのは嫌いなんですが、仕方ないですね。

私自身、化膿しやすい体質なので、目や耳、副鼻腔や歯科領域でたびたび抗生物質を飲まないとならない羽目になります。炎症を起こすたびに、普通こんなところに炎症は起きないんだけどなあと医者に不思議がられます。私としては、そんなこと言っても炎症が起きるんだから、なぜ起きるのか考えてよって思います。

医者であっても、自分の治療は他の医者に相談して決めます。ひとりの医者で納得がいかなかったら、他の医者にも診察してもらいます。かといって、一回きりではありません。ひとりの医者と何度か話をしながら、他の医者にも行って何度か話をします。些細なことでも、納得がいくまで、そういうことを繰り返します。

医療機関とは思えない空間を提供しています

Posted on: 月曜日, 5月 7th, 2012 in: クリニックより

医療機関は、医療機関専門の設計技師によって作られることが多いです。待合のいす一つとっても、医療機関向けのいすを使っていたりして、どこでも同じような空間になっています。待合のいす一つでも、医療機関向けのものを使うことには意味があります。患者さんの具合が悪くなったとき、ベット代わりに使えるようになっていたり、足が不自由な方でも立ち上がりやすい高さになっていたりしています。健康な人だけを対象と考える一般の店とは考え方が違うのです。

しかし、それを重視するためにどこでも同じような待合室になりますし、診察室や処置室も同じような空間になります。医療機関向けのものを使わないと医療はできないのでしょうか?医療機関向けのものがない時代でも診療所はありました。診療所の待合が畳敷きだったこともあったようです。

クリニックでは、医療機関にありがちな常識を全く無視して空間を作っていますし、具合の悪い人が平気で待たされるというおかしな常識を変えるために、待たさない医療を行っています。そうするために、初診の人数も制限し、患者さんが集中しないように予約時間も分散しています。

遠方から来られた方にも、心地よく医療を受けてもらえるように配慮していますので、受診者にも協力を求めています。予約時間は必ず守ってもらうこと、連絡なしのキャンセルは、キャンセル料を頂くことにしています。キャンセルは医療機関側にも迷惑をかけるだけではなく、その時間に受診したかったのに予約が取れなかった方にも迷惑がかかります。人に迷惑をかけたのだから、支払いをしても当たり前だと考えています。

再診で、検査結果を聞きに来られなかった方にも、連絡を入れたりして再診を促して、どうしても都合がつかないとおっしゃった方には、郵送で検査結果を送っていましたが、これに関しても自己責任をとってもらうことに変えました。検査結果の保管期間は、3カ月までとし、それを超えれば破棄することにしたのです。私たちは、3度足を運んでもらうことで、治療が完結すると考えているので、初診のみで再診をされない方は、クリニックの患者としては認めないことにしています。人と会う時でもそうですが、一度ですべてがわかるはずないからです。

当クリニックに予約を入れられる方は、こういったことを十分理解したうえで、予約をしてください。どこの医療機関でもかまわない人は、うちが見る必要はないと考えています。医療機関側が患者を選ばせてもらう、そういった新たな考え方を実行しているのです。

ライブを見に行ってきました

Posted on: 日曜日, 5月 6th, 2012 in: クリニックより

何年かぶりに再結成した友人のバンドのライブを見に行ってきました。メンバーの転勤が原因で消滅していたようですが、GWでメンバーが集まったようです。そのバンドを見に集まった連中も、音楽仲間ばかりだったようで、最後にはセッションに変わっていました。久しぶりに、バンドをつくろいうかなと思いました。秋に向けて、ぼちぼちと計画していきます。

祝日に診療する困難さ(処方箋薬局の問題)

Posted on: 土曜日, 5月 5th, 2012 in: クリニックより

祝日に診療をするには、祝日でも勤務してくれるスタッフが必要です。子供が小さい家庭では難しいことです。でも、それ以上に困難なのが処方箋薬局の問題です。昔は、院内薬局だったので、スタッフだけ揃えれば日曜や祝日の診療は可能でした。でも、医薬分業が進み、多くの医療機関が処方箋薬局に調剤を頼むようになりました。ほとんどの処方箋薬局は、平日の昼間しか開いてないので、診療しても処方が出せないという事態になります。

夜間についても同じことが起こります。救急病院などは、処方箋薬局が閉じる時間以降は、院内薬局から処方します。入院患者さんを抱えているので、処方箋薬局と同じ薬はそろえているからです。夜間と日曜、祝日は院内薬局から薬を出さないとならないので、そのための人員も必要になります。

ある裁判で、薬のインターネット販売を許可する判決が下りました。現在は、整腸剤程度しかネット販売できないそうです。風邪薬でさえ、薬局まで行かないと買えないのです。でも、風邪引いてる時は、出歩かないほうがいいし、薬局まで行くのも大変ですよね。今回の判決が、処方箋薬についても認可されれば、24時間やってる薬局からその日のうちに宅急便で届いて、代引きで支払うってことができるようになると思います。薬局では、服薬指導をしていますが、当然医療機関でも薬の飲み方は、しっかり説明しているのですから、服薬指導も書面で構わないと思います。むしろ、書面で残ったほうが、説明を聞いたけど忘れたって事態にならないと思います。

こういった、薬の販売制限が強いから、サプリメントに頼る人がたくさん出るのだと思います。サプリメントなら、ネットで簡単に買えますもの。私自身にも持病があるので、毎月処方箋薬局に薬をもらいに行かないとなりません。医療機関に行って処方してもらって、処方箋を持って処方箋薬局に行かないとならないから、忙しい時は大変です。国は、オンライン請求で、インターネットを使いだしています。自分たちだけ楽をするのは、おかしくないですか?

紹介してほしいという問い合わせ

Posted on: 木曜日, 5月 3rd, 2012 in: クリニックより

いい医者を紹介してほしいとか、どこの病院に行ったらいいのかなどの問い合わせがよくあります。めまいがするから、脳外科を紹介してほしい。間違いですね。めまいは本来耳鼻科の分野です。けがの跡が気になるので、皮膚科を紹介してほしい。これも間違い、形成外科です。腹部大動脈瘤の治療で腕のいい循環器を紹介してくれ。これも間違い。ステントを入れるのは、心臓外科になります。

なぜ、こんなことになるのでしょうか?私たち医者でも、どこに腕のいい医者がいるのかわかりませんし、どの病院が接部を整えているのか情報を集めるのも大変です。こういった相談が来るたびに、友人の医者、看護師、あらゆる人に問い合わせています。耳鼻科や眼科についても、外科系の先生と内科系の先生では、治療方針が異なるので、本人がどういった治療を望むのかによって、紹介先を変えています。

なぜ、情報が少ないのかと考えた時に、テレビの宣伝がないことに気づきました。サプリメントなどは、健康維持をうたって、嫌というほど宣伝しているのに、医療機関は規制があるから宣伝できないんです。ところが、インターネットではまだ規制がないので、いろんな宣伝ができます。しかし、インターネットでは、検索サイトで上位に上がってこないと人の目につかないので、まだまだ十分な宣伝ができません。

地域性もあるので、テレビの宣伝は難しいかもしれませんが、ケーブルテレビなどで、その地域の医療機関の紹介なども行ってほしいと思います。どんな器械をそろえていて、何が得意か、ドクターも出てきて話してもらえれば、一般の人にもわかりやすいと思います。とくに都会では、総合病院が消えて行き、専門病院に変わってきているので、こういった情報が必要なんです。

血糖値が気に出したら。。。。。。それは、病院に行かないとならない問題ですよ。

薬の一般名表示が始まりました

Posted on: 水曜日, 5月 2nd, 2012 in: クリニックより

このことは、現場ではかなり前から望んでいたことです。特に、医者は習うときは一般名だったのに、現場に出ればすべて商品名だったので、医師免許を取ってから大変です。学会や、研究会に行けば、発表は一般名でなされるので、知らない分野の勉強会に行くと、ちんぷんかんぷんになるんです。おまけに、海外では一般名でしか通用しない国もありますから、海外へ旅行される方には、一般名を教えていました。特に、糖尿病の患者さんは注意が必要でした。

商品名での混乱は、ジェネリックが増えたことで、一段とひどくなりました。先発品と呼ばれる薬の商品名をもじったような名前を付けてくるので、薬剤名は多種多様になってしまったのです。商品名だと似た名前のものを間違って使うこともありました。特に、抗がん剤の分野では、体表面積当たりの使用量が違うので、名前を間違えただけで、死にいたることもありました。

長く、一般名表示に変わることを望んでいた現場では、今回の改正は本当に待ち望んだものでした。ところが。。。。

クリニックでも、早速処方箋を一般名表示に変えました。厚労省が推奨する薬品リストはごく限られたものでしたが、医師会はすべての薬の一般名表示を推奨していたからです。ところが、オンライン請求する段階で不具合がわかったのです。データはエラーになり受け付けてもらえません。何がおかしいのか、事務が必死に調べていました。

結局、薬価の高い薬で、ジェネリックが出ているものしか、一般名表示は許可されていないのです。それなら、処方箋は、一般名と商品名の入り混じったものになり、ますます混乱を起こします。おかしな話です。

それ以外にも、おかしな話はあるのです。今までごく一般的に使われてきた薬が、特許が切れてジェネリックが認可されるころになると、なぜか製薬会社から新薬が出ます。新薬のほうが、よく効くし副作用も少ないと、今まで使っていた薬から新薬への変更をすすめられます。新薬が出るころには、著名な先生を呼んでの講演会もたくさん行われます。そこでは、必ず新薬がいかにいいのかが話されます。講演に呼んでもらったから、新薬を否定するはずもありません。また、開発に携わっている先生である場合もあります。

どんな世界でもそうですが、新しいものがいいとは限りません。医療の世界でもそうです。古いもののほうが優れている場合もたくさんあります。でも、医療ではどんどん新しいものが出てきます。検査も技術も何もかも新しいものだらけです。その中で、どれが本当にいいものなのか見極めていく必要もあるのです。

今回の一般名表示の改正は、まったくもって改悪だったと思います。