高血糖と低血糖のひらいクリニック

アクセス
内科/外科/糖尿病・内分泌内科/消化器内科/肛門内科/形成外科/ (予約優先) ひらいクリニック 大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館 B-1号室 TEL06-6125-5350 FAX06-6125-5351

ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

Home >> クリニックより

手術跡を見ただけでどんな手術をしたのか予想ができます

Posted on: 日曜日, 2月 9th, 2014 in: クリニックより

消化器外科で行っている手術であれば、手術跡を見て患者さんに少し話を聞いただけで、どういう手術がされたのか予想できます。そういうことが現場で役に立つと考えたことはなかったのですが、意外なところで役に立ったのです。

転院を繰り返してきた患者さんの情報があいまいになってしまっていることがよくあります。病名から予測できることもありますが、保険的に必要ない病名は消えてしまっていることもよくあります。

ある病院で、内科の先生方がどういう手術だったのか分からずにもめていたんです。腹部のCTで脾臓がないことはわかっていたようですが、患者さんの話もあいまいで、食道の手術を受けたということしかわからなかったようです。

脾臓を取る病気と言うと特発性血小板減少性紫斑病なのですが、患者さんがそんな病気になったという記録もないし、患者さんの話にも出てきません。何人かの先生で、話し合ってたようですが、つじつまが合わなかったようです。

話のつじつまが合わないと、患者さんが疑われます。高齢者ならそれだけで認知症と思われたりました。ところが、つじつまの合う話だったのです。

患者さんの体には首や胸に手術跡はなく、腹部にたくさんの傷跡がありました。たくさんの傷跡というのは、かなり大変な手術になったということです。ブジーというものを何度も受けたという話から、食道狭窄が疑われました。

食道狭窄を繰り返して、ブジーをしているときに食道に穴が開いたのでしょう。穴を縫合するために開腹手術をしたようですが、その際に脾臓が邪魔になったのか、脾臓を損傷して出血が止まらなかったのかもしれません。

手術の目的とは関係なく、脾臓が取られて、食道を縫合したようです。脾臓を取ってしまっても合併症というものはあまりありませんので、外科手術ではよく行われることなのです。そういったことは、内科の先生にはわかりませんね。

結果、患者さんの話はつじつまが合い、治療のためには大きな病院へ転院してもらうのが得策だということになりました。今まで、外科のキャリアが別のことで役立つと思ったことはなかったのですが、意外なところで役に立ちました。

実際に見たことがあるかどうかということはとても重要なことです。内科の先生でも、手術見学に入られる先生もおられますが、ほとんどの先生は手術には立ち会われません。診断した内容が、実際はどうだったか知りたくないのかなと思ったこともあります。

私は、何でも見てみたいので、いろんなところに見学に行きます。何にでも頭を突っ込むのは医者としてより、性格なのかもしれませんけど。。。最近は心臓関連の手術が見たいのですが、なかなか時間が取れなくて、延び延びになってます。

協力してくれる先生もいらっしゃるので、そのうち見学に行こうって思っています。

糖尿病性網膜症と認知症の勉強会に行ってきました

Posted on: 日曜日, 2月 9th, 2014 in: クリニックより

糖尿病性網膜症のことは、眼科まかせであまり詳しくなかったんですが、昨日の勉強会でよくわかりました。今後の診療に役立ちますね。認知症については、以前から血糖変動との関連があると思っていたのですが、その考えを裏付けしてもらえました。

でも、新たに知ったのは高インスリン血症が認知症にかかわるということと、発症までに20年の経過があるということでした。ということは、40歳から50歳でインスリンの状況を調べないとならないということです。

ますます、糖負荷試験が重要だと知りました。中央区の医師会の先生方が多数集まっておられたのですが、中央区で糖尿病協会療養指導医を持っている開業医は、私含めて4人だけだということも改めてすごいことだなあと思いました。

糖尿病はどこの開業医でも扱っている病気です。でも、資格を持っていない先生がほとんどだということに改めて驚きました。オリンピックで、選手の方たちが頑張っています。私も頑張らないとなあ、、、って思いました。

糖尿病協会療養指導医

Posted on: 木曜日, 2月 6th, 2014 in: クリニックより

糖尿病協会の療養指導医を持っている医者は大阪で216名、中央区では5つの医療機関です。1件は総合病院なので療養指導医がいてあたりまえなので、開業医では4医療機関で4名と言うことになります。

それほど少なかったんだと改めて思いました。療養指導医ができた理由が、専門医だけでは糖尿病患者を診ていけないからだと聞いています。専門医は4500名だったと思います。狭き門ですね。

糖尿病は、心臓や腎臓、眼科も歯科も関わる分野で糖尿病だけわかってもだめなんだと思うので、専門医より療養指導医の方がわかっているような気がします。

専門医には、コントロールが不良な人とか、合併症がひどい人を紹介するのですが、大病院がほとんどで平日しかあいてないのが難点です。大病院も土日や祝日にあけてほしいと思います。

ウオーターピックの意外な効用

Posted on: 水曜日, 2月 5th, 2014 in: クリニックより

ウオーターピックと言って、水圧で歯の隙間の汚れをとる機械があります。歯科医に勧められて最近使っているのですが、十分歯ブラシをした後でも、結構細かいごみが出てきます。そういったごみが歯周病の原因になるし、糖尿病の悪化にもつながるので、使ってほしいとお勧めしたい機械です。

ところが、この機械、掃除にもいいんです。石鹸かすが隅にたまってしまって取れないものや、手が届かないところの掃除に使ってみると、汚れがきれいに取れるんです。ものすごい水圧なので、気をつけないとそこらじゅう水浸しになってしまいますが、とっても重宝します。

そういえば、水圧で洗浄する機械もありますよね。ベランダの掃除などには水をたくさん使わなくてもいいので重宝します。でも、細かいところの清掃には使えないですが、細かいところはウオーターピックが向いています。

身近なもので、別の使い道を発見した時はとても楽しくなります。私は、シャワーキャップをボールのラップ代わりに使っていますし、旅行先で使った使い捨ての歯ブラシは持って帰ってきて、サッシの溝掃除などに使っています。

何か面白い使い方を発見したら、是非教えてください。

糖尿病にとって難しい時期が終わりました

Posted on: 火曜日, 2月 4th, 2014 in: クリニックより

糖尿病にとって、コントロールが難しい時期がやっと終わりました。忘年会シーズン、クリスマス、年越しそば、おせち料理、節分。。。。この時期は、カロリーの取りすぎで糖尿病の患者さんはみな悪化します。

特に節分の恵方巻きは最悪です。巻きずしだけでも糖尿病にはよくないのに、一本丸かじりするなんて最悪です。食事時間は少なくても15分はかけてほしいのですが、丸かじりを15分もかけて食べるでしょうか?

豆まきの豆を年齢の数だけ食べる習慣ももってのほかです。大豆ならまだましですが、最近は殻付きピーナッツで代用することも多いようで、そうなると最悪ですね。年齢の数だけ食べるのは、成長盛りの子どもだけにしてください。

高齢の方は、豆をのどに詰めることも多いようです。気管に入るとふやけて膨張しますので、それだけでも命取りです。子どもでも吸いこみがあるようで、注意してくださいというニュースも見ました。恵方巻きも豆を年齢分食べることも、小学生から中学生までにしてほしいものです。

それだけじゃなくて、冬場は運動量が減るので、いろんな病気が悪化します。血圧は高めになり、コレステロールも上昇してきます。糖尿病も悪化します。ところが、雪国ではそうではないそうです。雪かきがかなりのエネルギー消費になるようで、冬場に病気は良くなるそうです。

雪のない地域で、冬場の運動量を増やすには何をすればいいんでしょうね。やらなきゃ生活ができない雪かきのような運動が一番いいと思うんですけどね。

年のせいなのか、症状なのか?

Posted on: 月曜日, 2月 3rd, 2014 in: クリニックより

更年期だからとか、年だから、運動不足だからとすまされている些細な体調不良が症状であることがよくあります。一般に症状だと思わなければ、病院に行くことがないのですが、本当に症状じゃないのかどうかは、相談してもらわなければわかりません。

ちょっとふらついたと言うだけで、血糖値を測ると210もあった方もいます。気候が不安定なので、めまいの起きやすい時期だから、季節のめまいでしょうで済まされることもありますが、症状かもしれないととらえれば、高血糖によるものだということもわかります。

ちょっとした体調の不良は、説明することが難しいから、相談しない方も多いと思います。でも、些細なことも病気の初期兆候かもしれないので、相談してほしいと思います。また、症状がないからと、検診の結果が悪いのに放置している方はもっと問題です。

特にコレステロールは放置されていることが多いようですが、脳梗塞で半身不随になっても知りませんよ!と話します。症状が出た時には手遅れなので、いち早く治療を受けてほしいものです。高血圧や、高血糖に比べると放置されている率が高いと思います。

また、ちょっと血糖が高めと言われている方も要注意です。食後血糖を測ってもらってください。空腹時の血糖値が1でも高ければ、食後高血糖になってるかもしれないからです。その場で血糖がわかる検査があるので、ちょこっと見てもらったら済む話です。

自己判断での放置が一番危険です。医者にちょっと悪い程度と言われて放置されているのもどうかと思います。ちょっと悪い時点から直さないから、大きな病気になってしまうんだと思うからです。

微量元素と糖尿病の関係

Posted on: 土曜日, 2月 1st, 2014 in: クリニックより

微量元素と糖尿病も関連があるそうです。身近なものでは、鉄ですが、過剰になると糖尿病を悪化させるようです。貧血で鉄のサプリメントを飲んでいる人は注意が必要です。

鉄過剰になっていれば、フェリチンの値が高くなるので、鉄をたくさん取っている方は調べておいた方がいいでしょう。鉄が身体に良いと思って、なるべく鉄分の多い食べ物を食べている人もいました。それも間違いですね。

鉄以外にマグネシウム、銅、クロム、亜鉛も関係があるようです。これらは、少なくなると良くないようです。一般の採血では調べない項目なので、難しい問題です。

以前、マグネシウムを多く取っている人は糖尿病になりにくいと発表があったので、あながちうそでもなかったようです。便秘薬で使う酸化マグネシウムは糖尿病にも良いのかもしれませんね。

アロマの講習会を始めています

Posted on: 水曜日, 1月 29th, 2014 in: クリニックより

アロマの講習会のお知らせです。2500円で40分程度です。参加ご希望の方はリーフレットのアドレスへメールしていただくか、クリニックにご連絡ください。

aroma

インフルエンザの流行について。。。

Posted on: 火曜日, 1月 28th, 2014 in: クリニックより

病院の外来をしていると、インフルエンザの方がなんと多いこと。。。結果が出たら、急いで薬を出して帰ってもらってます。だって、他の人に移されるとかないませんから。インフルエンザにかかった人が、自宅から出てこないようにするにはどうしたらいいのか考えていました。

流行するのは、患者さんが自宅から出てくるからですよね。では、自宅で妊娠検査薬のようなキットで検査ができて、検査陽性なら、タミフルなどの抗インフルエンザ薬が手に入ればいいわけです。

でも、休むのに診断書が必要だから、病院に来なければならないようです。それなら、検査キットを見せれば、学校でも会社でも休めるシステムにしたらどうでしょうか?持っていかなくても、写メールで送ればいいじゃないですか。

それよりも問題なのは、予防接種を打ってるから、症状がはっきり出ないで感染を起こしている人が、街中をうろついていることでしょうか?ノロウイルスも不顕性感染の人が集団感染を引き起こしたわけで、インフルエンザでもあり得ますよね。

どちらにせよ、この時期は感染しても自分の免疫力でやっつけられるように、あったかくして十分睡眠をとるべきでしょうね。自分の身は、自分で守る!!

大阪女子マラソンを見ました

Posted on: 月曜日, 1月 27th, 2014 in: クリニックより

見に行こうと思っていったのではないのですが、たまたま昼ご飯を食べに出かけた時にマラソンを見ました。選手たちがとても小柄だったのが印象に残りました。それより、報道のためにたくさんの車に挟まれて走っていたことに驚きました。

マラソンって、健康的なスポーツだと思っていたのに、都会の車道を車とかバイクに先導されながら走れば、たくさんの排気ガスを吸ってるんじゃないかと思って、心配になりました。先導者は、電気自動車にするべきなんじゃないでしょうか?

私自身は、マラソンは大嫌いで、高校の時はよくさぼっていました。丘の上にあった学校なので、坂を下ってマラソンに出て、戻ってきた最後にまた坂を登らないとならないのです。それで、出かけるのですが、先頭集団が戻ってきたら、そのままUターンしてました。

運動としては、バスケットボールなどの瞬発力で動くものが好きで、マラソンのような同じ動きの繰り返しは、好きではありませんでした。水泳は何時間でも泳げるのですが、陸上を走るのは、いまだに苦手です。

2時間以上走り続けるマラソン選手は、根気があって粘り強いんだろうなと思いました。