高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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消毒用アルコールについて初めて知りました

Posted on: 土曜日, 5月 16th, 2020 in: クリニックより

消毒用アルコールはエタノールを70%に薄めないと100%では効果がないようです。昔は60%ぐらいで使ってたと思いますが、それではウイルスに効かないからと70%に変わったと思います。薄めるとしたら、精製水になります。薬局で売ってます。水でもいいと思いますが、ちゃんとしようと思ったら精製水を使うべきでしょう。

イソプロパノールも消毒薬だと思っていたら、おもに、エタノールに混ぜて、酒税がかからないようにする目的で使われていました。イソプロパノールもそのままで消毒薬になるようですが、ウイルスには効果がなくて、毒性が強く、脂を落としてしまうので、手があれるようです。

消毒用アルコール綿の成分を見てみると、エタノール83ml イソプロパノール3.7ml 精製水適宜となっており、エタノールは何パーセントなんだろうと疑問に思いました。

手術に使うイソジンは乾かないと消毒効果が出ないことは以前より知っていましたが、一番身近な消毒用アルコールに関しては知らないことが多かったようです。

なお、イソジンはその昔、乾く前にハイポアルコールで色を透明にしていました。今考えると、消毒効果が出る前に、消毒効果を消していたようで、そんな環境で、手術をしていたとは。。。抗生物質の進歩がばかな医者をサポートしてくれていたんですね。

電子カルテの打ちすぎで五十肩になりました

Posted on: 木曜日, 5月 14th, 2020 in: クリニックより

両肩、特に右の肩の三角筋の上腕骨付着部に痛みがあり、動かし方によっては激痛が走ります。整形外科で見てもらったのですが、診断としては50肩でシップぐらいしかないとのことです。MRIを勧められましたが、取ったところで、治療方針は変わらないから、遠慮させていただきました。

原因はわかっています。電子カルテで、過去のカルテの記事を探すのに、マウスでスクロールを繰り返し、別の日を見ようと思ったら、その日をクリックしてまたスクロール。それを何日も前まで調べて、過去の経過を把握してから患者さんと会うからです。

患者さんはカルテを見ればすべてわかると思っておられますが、さっと見ただけでは、何もわかりません。経過を書いてくれているドクターもいますが、その経過が詳しすぎて把握できない場合もあります。紙カルテでも、過去にずっとくって行かないと薬がわからない場合もあります。

カルテには何も書かれていないと思ってもらうほうがいいと思います。自分の病気は自分で記録して残してください。それが一番確実です。カルテは5年間しか保管の義務がありませんので。

肩が痛いので、ブログも少し休憩するかもしれません。

糖尿病治療にかかる費用がネットで公開されていました

Posted on: 水曜日, 5月 13th, 2020 in: クリニックより

糖尿病で内服ならいくらかかり、注射療法ならいくらかかるかを患者さん説明用に計算して作成していました。ところが、今は糖尿病情報センターで詳しく公開されていました。内容を見ましたが、とても詳しく書かれており、参考になりました。

医療の現場では料金を提示しないで、検査を受けさせられます。私は、出来る限り、検査にかかる費用は説明しますが、病名によっては、加算がついて、詳しい値段は医者にはわかりません。クリニックではORCAの電子カルテで、受付から会計までやっていたので、いったん会計までやってみて、金額を説明したりしていましたが、病院の電子カルテではそれは出来ません。

CTやMRIでも、設置されている装置のグレードによって、値段が変わりますので、非常に難しいです。オーダーしたときに料金がわかるようにしてくれたらいいのにって思います。電子カルテはコンピューターなので、出来るはずなのです。でも、コンピューターと言うにはほど遠いもので、素人がアレンジできないようにされているんですよ。

いろんな規制の中で、診療をしているわけで、そんな医者の後ろ側の話、誰も知りませんよね。医者の仕事って、診療以外に雑用とか、医学の勉強以外に保険請求の勉強とか、書類書き、ひどい場合には接遇マナーまで学ばされますよ。

いつか、医者が診療だけに専念できる世界が来ますように、切に望みます。

 

 

無意味な聴診はやめてしまったらいいと思います

Posted on: 火曜日, 5月 12th, 2020 in: クリニックより

コロナの影響で、聴診も控えるようになっています。患者さんに触れるのも必要最小限です。もともと、聴診って必要だったのでしょうか?高齢者の患者さんは医者の前に座ると胸をはだけてくれます。聴診は後に証拠が残らない診察手技なので、とてもあいまいです。聴診するぐらいなら、心エコーを定期的にしているほうが確実です。

聴診器は短いので、真正面から聴診しようとすると相手の吐く息が顔に当たります。私はそれが嫌なので、横や後ろから聴診器を当てます。これは、コロナが流行るずっと前からしていることです。尿検査も必要でしょうか?トイレしてきましたと言ったら、じゃあいいですと言われます。そんな簡単にキャンセルできる検査、必要ですか?内科では常習的にされていますが、何の情報を得るためか聞きたいです。

乳がん術後の手術創の触診も必要だろうかと30年以上前から思っていました。局所再発はめったになかったし、再発すれば本人でも十分判断できるからです。ただ、創部を見たくないとおっしゃる方もいたので、仕方ないことだったのかもしれません。

コロナの影響で、ガソリンスタンドではサインを省略しだしました。前から必要ないと思っていたので、すっきりしました。スーパーでは人が集まるセールを止めています。月曜の朝はスーパーAが混んでて、水曜の朝はスーパーBが混んでいたので、私は外して空いているスーパーに行ってました。セールが無くなったのでほっとしてます。

今までやってきた、いろんな無意味な作業を見直すいい機会だと思います。

 

怒りのピークは6秒だそうです

Posted on: 月曜日, 5月 11th, 2020 in: クリニックより

アンガーマネージメントという考え方があるようです。ちょっとしたことで起こりっぱなしの人、根に持つタイプ、文句ばかり言うタイプ、攻撃するタイプがあるようです。私の場合は、どれにも当てはまりません。怒りがないわけでは無くて、怒るんですが、グーを握って、一瞬で通り過ぎます。

相手が無知の場合、説明しても無駄ですし、次に反映しないシチュエーションなら、かかわる必要がないからです。そういったことがあるということをスタッフに教育することのほうが重要だと思っています。

昔から、救急の現場にいたので、自分が冷静でいないと、指示が飛ばないのです。看護師のミスは後で説明します。その場では、手を引かせてできる人に変わらせるか、自分でやります。救急の現場では医者が一人とは限らないので、だれが中心で支持するか、その場の雰囲気で、察知します。私の場合は、他にドクターがいれば裏方役に回ります。

そういう世界にいたからでしょうか?怒りなどの負の感情は出さなくなりました。いつも笑って、現場を盛り上げるほうが多いです。だって、職場は楽しいほうがいいじゃないですか!

2週間の寝たきりで、7年間の筋肉が失われる?

Posted on: 日曜日, 5月 10th, 2020 in: クリニックより

最近気になった言葉が、”2週間の寝たきりで、7年間の筋肉が失われる”と言う言葉です。フレイルという、高齢者の寝たきりにつながる言葉の説明に出てくるようです。調べてみると”フレイルになると2週間の寝たきりにより失われる筋肉量は7年間に失われる筋肉量に匹敵する”と言うことのようです。動かないとフレイルになって、筋肉がなくなっていきますよと言うことでしょうか?

確かに、風邪をこじらせただけで寝たきり状態になり、口から食べ物も受け付けてくれなくなった高齢者を見ていましたが、介護職の懸命な努力で、液体の栄養剤を飲ませて、最後には車いすで食堂に行き、乳ボーロを自らの手で食べておられた姿を思い出します。

7年間に失われる筋肉量の意味がいまいちわからないのです。7年間、筋トレとかウオーキングしてためてきた筋肉が2週間で失われるということでしょうか?私自身、1年以上、寝てばかりいた生活から、1か月で計画的に筋肉を戻しました。でも、いつものようにスノーボードのシーズンが終わるとさぼりだし、現在に至るのですが、肩と上腕の筋肉が予想外についていて、不思議です。上腕の筋トレはしてないので、パソコンの入力でついたとしか考えらえれないからです。

INBODYがあれば、最低まで落ちたときの筋肉量と1か月でどれだけ戻せたかわかったのに、もったいないなあって思います。普段、肩を出すような服は着ていませんが、ノースリーブになることがあると、スタッフでもびっくりしていましたよ。だって、外科医ですから。。。。腕力はありますよ!

強風や悪天候の時の飛行機の着陸の映像を見ました

Posted on: 土曜日, 5月 9th, 2020 in: クリニックより

強風や悪天候の時の飛行機の着陸の映像がユーチューブで見れるようです。伊丹とか成田が撮影しやすいようです。強風にあおられながら必死に着陸しようとして、タッチアンドゴーした姿はすごいです!タッチアンドゴーって聞いたことありますが、見たことは無かったです。

パイロットの一瞬の判断ってすごいなあって思います。強風の時は、着陸時まで機体が斜め向いたまま、下りてくるのです。下りた瞬間に滑走路に合わせてまっすぐにするようです。管制官とパイロットのやり取りがわかる映像もあり、管制官と一緒にはらはら見てる感じがしました。

外科手術の際も一瞬の判断に迫られますが、助手とか周囲に同意を求めます。なので、一瞬の判断ではないような気がします。パイロットも副操縦士とかに同意を取ってるのでしょうか?同意とってたら、間に合わない気がします。本当にすごい職業だと思います。

サミットが大阪であったときに、たまたま、エアフォースワンを肉眼で見ることが出来ました。テレビで、エアフォースワンが生駒を超えたことを知り、上空に来ると判断して、空を見上げていたのです。そしたら、本当に巨体が飛んできました。写真など取る余裕もありませんでした。感動で、涙が出そうになりました。当日、多くの人が空を見上げてエアフォースワンを見たと思いますが、みんな同じ気持ちだったと思います。

パイロットも夢見たことがありますが、視力が悪かったことと、当時は女性は難しいと聞いて諦めましたけどね。。。代わりに船舶免許を持っています。

”自分探しの旅”には疑問を感じます

Posted on: 金曜日, 5月 8th, 2020 in: クリニックより

自分探しの旅をするために、バックパッカーになって世界中を回る若者が増えている気がします。でも、自分探しは旅の中にあるのではなくて、自分自身の中で探さないとならないって思います。海外へ留学したために、日本に戻ってから土方の仕事しかなかった人も知っています。土方をしてから、臨床検査技師の学校に行ったそうです。

高校の時にけがをして、レントゲン技師に出会って、放射線技師の専門学校に入った人もいます。その人は、とても高い技術を持っています。技術職は若いうちに始めないと、身につきません。医者でも技術系は年取って医者になった人には難しいです。

私は、中学2年の時には自分のやりたいことが決まっていましたから、成績もよくなかったし、進学校ではなかったから、苦労はしました。でも、予定どおり、医者になることが出来、望んでいた外科系で人の命を助ける仕事が出来ています。でも、俗にいう青春はありませんでした。医師免許を取らないと医学部を卒業しても保健の先生の資格試験しか受けられないからです。なので、成人式もなかったし、医者になってから5年ぐらいは仕事について行くのが精一杯でした。

でも、青春は、それからでも遅くないわけで、十分楽しんでいます。今は、コロナで海外に出られませんが、自分探しの旅を計画している方はもう一度、何をしたいのか考え直してほしいと思います。

形成外科ではシリコンを貼るようです

Posted on: 木曜日, 5月 7th, 2020 in: クリニックより

形成外科はきれいに傷を治してくれる分野ですが、縫い方も独特ですが、抜糸後のケアが重要になります。昔はテープを貼って創部に負担をかけないようにしたり、分厚めのクッション素材のついたものを貼っていたときもあったと思います。現在は、シリコンを貼るようです。

シリコンは、洗ってまた使えるので、自費で高価ですが、テープのように使い捨てじゃないところがいいかもしれません。一日中貼らなくても、昼間だけとか、夜だけとか時間を制限して貼ることもできます。少なくても3か月は傷を保護しないといけないと聞いたことがあります。

ゼット縫合とか習ってみたかったのですが、傷をきれいにするのは形成外科の先生にお願いして、私は自分ができることをやればいいと思います。

父親の写真がネット上で見られるとは思いませんでした

Posted on: 水曜日, 5月 6th, 2020 in: クリニックより

父親の仕事を医者仲間に説明するのに、父がやっていた会社の名前で検索したら、今の会社名で引っかかってきました。もう、父が付けた名前は存在しないのかと思いきや、会社の歴史として残されていたのです。

そこには、若いころの父の写真があり、会社の社員さんも写っていて、見たことある顔もありました。私の手元にはもう写真は残っていないのです。度重なる引っ越しで、ほとんど処分してしまったのです。過去は振り返らない、そう思って生きてきたので、残す必要もなかったのです。

でも、ネット上で自分の親の写真が見れる人は世の中にほとんどいないと思うので、ありがたいことだと思いました。ご興味ある方は、”近畿油化株式会社”で探してみてください。門田照和が私の父親です。