無意味な聴診はやめてしまったらいいと思います
コロナの影響で、聴診も控えるようになっています。患者さんに触れるのも必要最小限です。もともと、聴診って必要だったのでしょうか?高齢者の患者さんは医者の前に座ると胸をはだけてくれます。聴診は後に証拠が残らない診察手技なので、とてもあいまいです。聴診するぐらいなら、心エコーを定期的にしているほうが確実です。
聴診器は短いので、真正面から聴診しようとすると相手の吐く息が顔に当たります。私はそれが嫌なので、横や後ろから聴診器を当てます。これは、コロナが流行るずっと前からしていることです。尿検査も必要でしょうか?トイレしてきましたと言ったら、じゃあいいですと言われます。そんな簡単にキャンセルできる検査、必要ですか?内科では常習的にされていますが、何の情報を得るためか聞きたいです。
乳がん術後の手術創の触診も必要だろうかと30年以上前から思っていました。局所再発はめったになかったし、再発すれば本人でも十分判断できるからです。ただ、創部を見たくないとおっしゃる方もいたので、仕方ないことだったのかもしれません。
コロナの影響で、ガソリンスタンドではサインを省略しだしました。前から必要ないと思っていたので、すっきりしました。スーパーでは人が集まるセールを止めています。月曜の朝はスーパーAが混んでて、水曜の朝はスーパーBが混んでいたので、私は外して空いているスーパーに行ってました。セールが無くなったのでほっとしてます。
今までやってきた、いろんな無意味な作業を見直すいい機会だと思います。