高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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汗でかぶれる理由がわかりました

Posted on: 木曜日, 7月 16th, 2020 in: クリニックより

自分の汗でかぶれる方はよく見てきました。汗の中の塩分も刺激になるのだと思いますが、真っ赤にただれてしまう方もいるので、それだけでは説明が付きません。

臨床経験の中で、汗の中のたんぱく質にかぶれていると思っていました。その考えを裏付ける記事を見ました。汗の中のカビのたんぱく質に原因があったようです。カビは常在菌なので、誰の皮膚にもいるタイプのようです。

アレルギーはたんぱく質が起こすものなので、カビのたんぱく質が原因であれば納得できます。汗に反応しているかどうかはヒスタミン遊離試験(HRT)でわかったようですが、検査は終了してしまったようです。

どんな病気でも、原因がわかれば納得できますね。でも、原因がわからない病気のほうが多いのが現実です。

皮膚科で血液検査が有用だと知りました

Posted on: 水曜日, 7月 15th, 2020 in: クリニックより

皮膚科で血液検査が行われるというイメージがありませんでした。アレルギーのことを調べていて、好酸球は上がるだろうというところから、アトピー性皮膚炎の診断治療に血液検査が有用だと初めて知りました。

TARC(Th2ケモカイン)検査(Thymus and activation-regulated chmokine)タルクとかタークと言われる検査は初耳でした。アトピーがよくなってきたら検査値が下がってくるようです。

びっくりしたのは、LDHという古くからある検査です。LDHには1から5までの分画があります。LDH1,2増加は悪性貧血, 心筋梗塞, 溶血性貧血、LDH2,3増加は悪性リンパ腫, 筋ジストロフィー, 肺癌, 白血病, 膠原病、LDH5増加は肝炎, 肝癌, 骨格筋の損傷を考えるのです。はっきり言って覚えられません。

多くの医者はLDHの増加というと肝臓か心臓と思っています。少しぐらい上がっていても無視してしまう検査項目です。これがアトピーがよくなっていく過程を見る指標になってることは知ることができてよかったと思います。

オンライン診療に変わる方法

Posted on: 火曜日, 7月 14th, 2020 in: クリニックより

オンライン診療の問題点を考えていた時、問題は待ち時間じゃないかって思いました。コロナが流行っているから病院に行きたくないのは、たくさんの人が待っている中で自分も待ちたくないってことだと思います。

確かに、医療機関は平気で人を待たせます。待たなくていいように順番が来たら携帯電話を鳴らしてもらうとか、ほかに手段があるような気がします。

薬だけの人で、症状が変わってない人、検査も必要ない人は処方箋だけ出してくれと言いたくなりますよね。オンライン診療にしたとしても、自宅でモニターの前で待ちぼうけを食うかもしれないのだから、ほかの方法を考えたいですよね。

ビデオメッセージを事前に送るっていうのはどうでしょうか?何を話してもらうかは事前に伝えておけばいいと思います。ビデオと血圧などのバイタルの情報、お元気そうな姿がわかれば、処方箋だしていいと思いますよ。

オンライン診療を始めたら大変みたいです

Posted on: 月曜日, 7月 13th, 2020 in: クリニックより

オンライン診療を始めたクリニックの記事を読んでいました。対面での診療しかしたことがなかったようで、そこにオンラインを導入するとどういうことになるのかがわかりました。

オンライン診療の曜日と時間は決められていて、昼の1時間だけでした。その間はいつ電話がかかるのかわからないようです。5分なので、準備して電話の前で待っていないとならないようです。当然、予約が要ります。予約時間までにファックスなどで保険証が確認できなければ予約はキャンセルになるようです。

問題なのは、オンライン診療の場合、すべての人に900円かかることのようです。いろんな諸費用が含まれているそうです。生活保護や母子家庭の方でも900円は支払わないとならないようです。保健外併用療養費として、医療機関ごとに設定できる額のようです。

結局、導入したクリニックではオンライン診療を選択した場合、患者さん側も医療機関側もメリットは少ないと述べていました。今回、zoomを使ってみて、映像がしょっちゅう途切れたり、止まったりして使うほうが時間がかかっていました。そう考えると、オンライン診療の方法を考えるべきかもしれません。

大阪府のICUセンターの考えに賛成

Posted on: 日曜日, 7月 12th, 2020 in: クリニックより

大阪府が国立のICUセンターを作るべきだと言っている意見に賛成です。日本にICUが少ないのは、使わないときは赤字ベットになるため民間では維持できないからです。海外がどうなっているのかわかりませんが、国立でICUは作るべきだと思っていました。

仮設でICUセンターを作るのも可能だと言われているようですが、酸素などの配管はどうするのか、私にはわかりません。使う機械類は今でもレンタルがほとんどのようなので、作っている業者からレンタルしてもらったらいいのだと思います。

医療関係者はどうするのか?。。。。DMATなどの災害時派遣のチームに出てきてもらったらいいのじゃないでしょうか?私も、以前は災害の際のチームに所属したいと思っていました。大きな病院に所属している若い先生なら、一時的なICU勤務を喜んでやってくれると思います。

医療を崩壊させないためと、住民が安心して暮らせるように国主導で対策をしてほしいと思います。

糖尿病が血管病だと言い出しているようです

Posted on: 土曜日, 7月 11th, 2020 in: クリニックより

糖尿病は全身の血管病だということをずっと言ってきたのですが、最近になってやっと血管病だということを説明するサイトもできたようです。でも、そのサイトを見るためにも糖尿病と血管という2つのキーワードが必要なので、誰もが気が付いてみるわけではないと思います。

調べてもらってみてほしい情報までたどり着いてもらうのは本当に困難を要します。なので、糖尿病という病名をやめて、全身血管病などとわかりやすい病名に変えたほうがいいと思います。どういう病気なのかを理解してもらうには、病名を変えるのが一番いいと思うからです。

ただ、全身血管病というと治らない病気のようなイメージがあるので、ちゃんと治療をすれば治る病気だということも名前に盛り込めたらと思います。糖尿病という病名は過去の悲惨な合併症から”なりたくない病気ナンバーワン”だと思います。それも払しょくしたいですね。糖尿病になる前は脂質の取りすぎなので、そのことも含められたらいいなと思います。

全部含めたら”脂糖血管病”ってなってしまいました。かっこよくないですね。ネーミングって難しいと思いました。次は、糖尿病の段階によって表現方法が変わらないか考えてみようと思います。

血糖のスパイクは体に良くないのです

Posted on: 金曜日, 7月 10th, 2020 in: クリニックより

血糖値が上がったり下がったり乱高下することが血管内皮細胞を傷害していると言われています。こういったスパイクは肝臓が悪い人に起こりやすいそうです。肝臓は血管内の血糖値を安定にするために緩衝材のような役目をしているようです。うまく働かなければ、糖分がすべて血管内に流れ込み高血糖を起こすそうです。

また、絶食中はグルカゴンの働きで、肝臓に蓄えていた糖分を放出して低血糖にならないようにしているようです。その蓄えも48時間しか持たないため、それ以降は低血糖に陥りやすいようです。肝臓が悪かったら、余力がなくなるって感じですね。

血糖値の変動が大きいと全身の血管を傷害するので、肝臓が悪い方は血糖値を時々測るほうがいいと思います。特に食後血糖が重要です。

味がしないのは唾液のせいかもしれません

Posted on: 木曜日, 7月 9th, 2020 in: クリニックより

食べても味がしないと訴えられる場合、唾液が少なくなっている可能性があります。では、なぜ唾液が出なくなるのでしょうか?薬によるものかもしれません。血圧の薬、消化器の薬、アレルギー、不安、睡眠などの薬は自律神経に影響が出るため唾液にも影響が出る可能性があるようです。

唾液が出なくなったら、出す練習をするようです。大き目の昆布に切り目をいっぱい入れて、一晩水に漬けた昆布だしで唾液を出す練習です。一日10回、口をすすぎ唾液を出す練習です。早ければ2週間で唾液が出てきて、2-3か月で回復するそうです。

唾液って、何気なく出ているように思いますが、食べ物を口に入れたときに唾液が増えないとパサついてしまって咀嚼できないのです。ものを食べるとき以外にも唾液が出ないと口が乾燥してしまって、何度も水分を取らないとならなくなります。唾液がないと口の中の粘膜も傷んでしまいます。

食べ物の味がしないというのはれっきとした病気だと思います。気になったら耳鼻科に行かれるといいと思います。唾液腺の病気もあるので、調べてもらったほうがいいと思います。

スタチン(コレステロールの薬)が腎臓を守ってくれるようです

Posted on: 水曜日, 7月 8th, 2020 in: クリニックより

スタチンはコレステロールの薬の一つのグループです。肝臓でコレステロールが合成されるのを阻害するので、強力にコレステロール値が下がります。そのスタチンが、腎臓にいいようです。腎臓の機能を見るのにアルブミン尿を測るのですが、そのアルブミン尿が減るようです。

スタチンだけじゃなくて、フェノフィブラートという中性脂肪を下げる薬でもアルブミン尿が減るようです。腎臓機能の評価はアルブミン尿という見えない蛋白尿から、顕性アルブミン尿と言って、試験紙で陽性になるので見える蛋白尿もあります。両方とも改善するようなので、スタチンやフェノフィブラートが腎臓にいいのは確かです。

腎臓に聞く薬はないのですが、血圧の薬で腎臓にいい薬ができて、糖尿病の薬でも腎臓にいい薬ができました。コレステロールや中性脂肪の薬も腎臓にいいわけで、腎臓にもいいものがたくさん出てきたと思います。ただ、残念なのは、腎臓だけが悪い人に効く薬はいまだにないのです。

七夕の日ですね

Posted on: 火曜日, 7月 7th, 2020 in: クリニックより

七夕のころには梅雨が明けている印象があります。夜空を眺めたことはないのですが、七夕の笹に願いをかいた札をかける習慣はいつまでも続いていますね。笹に願いをかいた記憶はかなり昔にさかのぼってみても思い出せないので、小学生の時に書いたぐらいなのでしょう。

浴衣を着て、線香花火もしてみたいですが、都会では花火は難しいですね。浴衣も、昔より気温が上がってきているので、着て歩くと蒸し暑いと思います。結局、何もせずにクーラーの中で過ごすのが一番いいのかもしれません。熱中症予防のために、夜間もクーラーをつけましょうって今年も言い続けないとならないのかなあって思います。