高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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不幸で死亡率は増加しないそうです

Posted on: 木曜日, 1月 21st, 2016 in: クリニックより

幸せだと長生きするのかどうかを調べた研究がありました。結果は、幸せでも寿命は延びないとのことです。ただ、不健康は不幸をもたらすそうなので、要注意です。

幸せの概念をどうとらえるのかは難しいと思います。私は、不幸だと感じなければ幸せなんだと思います。ところが、何でも不幸に感じる人がいるので、物事のとらえ方なんだと思います。

お年寄りで、何かにつけ”ありがたい、ありがたい”とおっしゃってる方は不幸を感じないと思います。結局、幸せも自分自身が作り出すものなのだと思います。

たくさんお金があっても不幸な方はいっぱいいます。お金がないほうが幸せそうな方もいっぱいいます。私は、どんな状況でも、毎日を楽しく過ごしていたら、幸せと感じるんだと思います。

体調が悪いので、受診できませんという連絡

Posted on: 水曜日, 1月 20th, 2016 in: クリニックより

体調が悪いから病院にいけないって、なんかおかしくないですか?もちろん、高血圧、糖尿病など慢性疾患でかかっている人のことです。

普段は元気だから通院できるけど、調子が悪くて行けませんということならなんとなく納得です。でも、やっぱりおかしいですね。持病の悪化かもしれないから行った方がいいと思います。

慢性疾患ならともかく、急性疾患でもこんなことがあります。風邪で受診するつもりでしたが、ひどくなって動けませんといった感じです。

病院は病人が行く場所のはずですが、少し具合が良くなってから行く人がほとんどでしょう。本当にひどい場合は救急車でどこかに受診するのでしょうね。

具合が悪い人ほど病院を受診してほしいのですが、待たせる病院にはいきたくない気持ちもわかります。どう解決したらいいのか、ずーーーっと悩んだままです。

いい一日だったと思える出来事

Posted on: 水曜日, 1月 20th, 2016 in: クリニックより

今日はいい一日だったと思う日がありますよね。思わぬプレゼントがあったとき、うれしい知らせを聞いたときなどいい日ですね。

私は、いい日だと思うのは誰かが喜んでくれた日だと思います。プレゼントをして喜んでもらっても、ものに対しての喜びよりも、プレゼントを考えてくれてたんだということに喜んでくれたときなどです。

些細なことでも調べてきて印刷して持っていってあげても喜んでくれます。何か些細な情報でも、伝えておいたほうがいいなと思って連絡したときも、そういう情報がほしかったといってもらえます。

そんな、相手が喜んでくれたことが3件あると、いい日だなって思います。宝くじに当たるとか、自分だけがいい思いをすることは喜びが広がりません。周りに喜びが波及するようなことのほうが、長い目で見ても世の中が良くなるでしょう。そんな日を”いい日”ということにしましょう!

シックデイ=食べられない日と覚えましょう!

Posted on: 火曜日, 1月 19th, 2016 in: クリニックより

糖尿病の方が病気になったとき、薬はどうしたらいいのかを”シックデイ対策”といいます。病気というのは、嘔吐下痢、高熱などのことなのですが、検査で絶食の日も含まれます。

それだったら、わかりやすく”食べられない日の対策”にしたほうがいいと思いました。薬の種類によってさまざまな対策が書かれているのですが、原則は”糖尿病内服薬は中止する”です。

インスリンに関しては、持効型と呼ばれるランタス、レベミル、グラルギンは中止にせず普段の半分にして注射しないとなりません。それ以外は中止でもいいでしょう。

指導書を見ると半分食べられるなら薬も半分にしましょう、まったく食べられないなら中止しましょうなどとややこしいことが書いてあります。

普段の半分の量なんて、元気なときでも判断できませんよ。それなら、一旦中止、体調が悪いならすぐに医療機関受診でいいと思います。

どんな人でも1日100-150gの糖質が必要です

Posted on: 月曜日, 1月 18th, 2016 in: クリニックより

糖質抜きダイエットがよくないと以前から書いていますが、糖質を抜くと必然的に蛋白質と脂質の摂取量が増えるからだめだと書いていました。

それ以外に、糖質が入ってこないと脂質が利用されて、ケトン体が増加します。糖尿病の人であれば、毛とアシドーシスになって状況が悪化します。

脂質からエネルギーを作らないようにするには一日100-150gの糖質が必要だそうです。500mlの点滴でという分が入ったものは50-100calなので、1-2本は必要だということになります。

また、体は酸に傾くよりアルカリのほうがいいようなので、ケトン体によるアシドーシスは健康な人でも良くないでしょう。

断食的なダイエットでは尿中ケトン体が増えるといわれます。これはテステープでもわかるので、ダイエットされている方は調べてみたほうがいいと思います。

どちらにせよ、無理なことはいけません。

脳梗塞が起きやすいのは月曜日だそうです

Posted on: 日曜日, 1月 17th, 2016 in: クリニックより

京都の研究で脳梗塞が起きやすいのは日曜日より月曜日だとわかったそうです。確かに、日曜日に飲みすぎや食べすぎで脱水傾向になり、月曜日に脳梗塞が起きると納得できます。

脳出血は曜日による差はないそうですが、日曜日にゴルフに行って月曜日に脳出血を起こした人もいます。血圧が高いのにゴルフに行ったためでしょう。出血は血管がもろくなっているところに高い圧がかかって生じます。

血管がすでにもろくなっていないと出血は起こらないので、若い人は問題ないでしょう。ただし、血管奇形などがあると若くてもおこします。どちらにせよ、普段から血圧を管理していれば大丈夫です。

冬場は脱水から、脳梗塞、心筋梗塞が増えます。急に血圧が上がって脳出血も増えるので、用心してください。普段から、心を落ち着かせてかっかしないことも重要です。

穏やかな心でいることが、病気予防には一番いいのでしょうね。

肺炎で搬送されても、心不全。。。。

Posted on: 土曜日, 1月 16th, 2016 in: クリニックより

肺炎という連絡で搬送された方が実は心不全でした。続く日は続くもので、同じような患者さんが二件続きました。呼吸困難の訴えの割に、呼吸音があまり悪くなく、その割に酸素濃度が低い。

状況から、心不全だと思いました。レントゲンを取れば一目瞭然、バタフライシャドウが見られます。こういった場合、ニトログリセリンの吸入をまずするようです。これは、何かの勉強会で聞いていました。

心不全だと確認後すぐにニトログリセリンを吸入させて、フロセミドという利尿剤を静脈注射。それだけでも、一気に症状が緩和して、3時間後には自分で動けるようになっていました。

ニトロの吸入は私も知らなかったのですが、一般救急では知られていないようです。ところが、循環器内科の救急室には当たり前においてありました。

耳学問も、幅広く持っていると意外なところで役立つものです。

骨粗しょう症に月一回飲んだらいいだけの薬

Posted on: 金曜日, 1月 15th, 2016 in: クリニックより

骨粗しょう症の薬って、山ほど出ています。作用機序の異なるものがいっぱいあって、選択に迷います。ビスフォスホネート製剤は、胃への影響があるので、空腹時に飲んで30分座っておかないとなりません。

ところが、そういう説明を受けず飲まされているお年寄りの多いこと。びっくりしますよ。おまけに、座ることができないような人にも投与されています。いい加減にせいって思います。

製薬会社の人から月一回になる話を聞きましたが、相変わらず座っていないとならないんです。それなら、クリニックに来てもらって、飲んでから30分いてもらって帰らせないとなりません。

飲んでから30分は飲み食いもだめで、横になってもだめなんて、若い人でも守れませんよ。私自身、できそうにありませんもの。それより、骨折したことがない人に飲ませるのはどうかと思います。

製薬会社の方は、その辺を質問しても答えが出てきませんでした。私が聞きたかったのは、糖尿病で起きる皮質骨の骨粗しょう症に聞くのかということだったのですが、全く情報を持っていませんでした。

薬剤費膨張が医療崩壊を招くという記事

Posted on: 木曜日, 1月 14th, 2016 in: クリニックより

薬剤費膨張が医療崩壊を招くという記事を読みました。確かにそうなんです。今までも、抗がん剤は思いっきり高いし、一本が7万円する注射を一回に日本使うリウマチの治療薬などありました。

今回は、C型肝炎の治療薬で、1クール12週間で550万円から670万円ですよ。これは、薬局が悲鳴を上げています。一人の治療で200万の仕入れになるからです。支払いもばかになりません。

普通の業種なら半値以下の仕入れなのに、95%の仕入れ値を強いられているからです。薬局もそうですが、医療機関としては投与したのに、あとで保険で切られてくると、薬剤費もこちらもちになります。

これでは、やっていけないので、大きな病院にお願いするしかありません。弱小のクリニックでは到底無理です。その一方で、湿布が出せなくなるだろうという話ですから、本当に困ったことです。

だれか、止めないと、とんでもない世の中になってしまいますよ!

異常値になったら治療が必要だと思うのですが。。。

Posted on: 水曜日, 1月 13th, 2016 in: クリニックより

コレステロールの場合、悪玉が140を超えたら内服薬の治療が必要だといわれています。食生活の改善は指導しないとなりませんが、薬も始めたほうがいいようです。

ところが、血糖値に関しては正常値を超えても境界型とつくだけで、治療が必要だということにはならないようです。

空腹時血糖は110未満が正常値ですが、異常と扱われるのは126以上になってからのようです。126を超えるようになって初めて糖尿病と言われるようです。

110から126の間は境界型糖尿病となって、治療は必要ないのでしょうか?境界型糖尿病に使える薬は現在まだ1種類のみです。でも、境界型とはいえ、糖尿病なんですよね!

ある数字を超えたら病名がつくものがほとんどだと思うので、血糖値だけなぜグレーゾーンがあるのか私には理解できません。