肺炎で搬送されても、心不全。。。。
肺炎という連絡で搬送された方が実は心不全でした。続く日は続くもので、同じような患者さんが二件続きました。呼吸困難の訴えの割に、呼吸音があまり悪くなく、その割に酸素濃度が低い。
状況から、心不全だと思いました。レントゲンを取れば一目瞭然、バタフライシャドウが見られます。こういった場合、ニトログリセリンの吸入をまずするようです。これは、何かの勉強会で聞いていました。
心不全だと確認後すぐにニトログリセリンを吸入させて、フロセミドという利尿剤を静脈注射。それだけでも、一気に症状が緩和して、3時間後には自分で動けるようになっていました。
ニトロの吸入は私も知らなかったのですが、一般救急では知られていないようです。ところが、循環器内科の救急室には当たり前においてありました。
耳学問も、幅広く持っていると意外なところで役立つものです。