覚悟はしていた。でも急変は受け入れられないと言う家族
Posted on: 水曜日, 10月 21st, 2015 in: クリニックより施設から救急搬送された高齢者はその日の朝までお元気だったようです。搬送されたときは心肺停止で、心臓マッサージなどをしていましたが、胃の中から大量の血液が出てきました。
静脈血で、まだ新しいものでした。予想されたのは、胃潰瘍か静脈瘤からの出血で、血圧が下がり意識がなくなり心肺停止になったんだと思います。
90歳を超えていた方だったので、心肺蘇生を続けるべきなのか疑問に感じましたが、家族と連絡が取れず、延命処置に関する意思も聞いていないとのことでした。
日本の病院では、いまだに延命処置をするのが基本で、延命を望まないばあい、書類にサインをしてもらうシステムです。でも、高齢者の場合、基本は延命はしないほうがいいと思います。
結局、家族に連絡がついたのですが、少し前入院して精密検査を受けた時に覚悟はしていたが、急変は予測していなかったとのことでした。でも、人がなくなるときは、ほとんどが急変なんですよ。