高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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ヨーグルトの必要性がわかりません

Posted on: 水曜日, 9月 11th, 2013 in: クリニックより

ヨーグルトが日本に入ってきたころを覚えています。確か、ブルガリアが長寿の国で、ヨーグルトを食べているからだろうってことだったと思います。ところが、その後、便秘にいいとか腸にいいとか表現が変わってきたと覆います。

朝食が洋食に変わり、毎日卵料理とヨーグルトを食べるようになって、何が変わったのでしょうか?便秘や痔疾患は増えています。コレステロールが高い人も増えて、脳梗塞だらけになりました。療養型の病院や、老人ホームでは手足の動かない人ばかり見るようになりました。

乳脂肪が体にいいと思っている方は多いようですが、乳がんが増えたのも乳脂肪のせいだと思っています。昔はこんなに乳がんは多くなかったからです。小麦アレルギーの子どもが増えていることも、何か理由があると思っています。

親の世代が小麦を取りすぎたんじゃないでしょうか?日本人がお米ばなれしだして、何もかも変りました。病気が急増してるってことに気付いてください。日本を守るためにも、米の文化に戻さないとならないんです。

薬の情報が全く入ってきません

Posted on: 火曜日, 9月 10th, 2013 in: クリニックより

処方箋発行に変わり、薬は処方箋薬局で出すようになって、全く薬の情報が入らなくなりました。最初のうちは、薬の卸の会社に文句を言ってたのですが、対応が悪いのでどんどん変えていって、現在4社目です。最初に勉強会などの情報が必要だとかなり話したのですが、全く駄目ですね。

怒るのも疲れて、最近は何も言わなくなりました。新薬の情報は、患者さんから聞いて、製薬会社に説明を求めてひとつづつ知っていくという状況です。バイト先も新薬情報には有用です。最近も、血圧の薬の合剤が出ることが分かり、いい薬なので喜んだのですが、なぜ情報が入ってこないのか疑問に思いました。

製薬会社は、医者とMRが親しくならないように、定期的に担当を変えます。気心が知れて、なんでも聞けるようになったと思ったら転勤。それでも、メールで連絡を取っていると、担当者に言ってあげてくださいと言われます。現在の担当者が使い物にならないから、連絡を取っているのにです。。。。。

昨日は、あるいい薬がなくなっていることを知りました。腫れを抑える薬ですが、外科系ではよく使っていたものです。いつの間に無くなったのかも知りません。どうゆうことだと、切れてしまいました。薬は処方箋薬局が購入するから、いい取引先かもしれませんが、処方をするのは医者であって、薬局ではないのです。

それなのに、MRたちは薬局にはしょっちゅう行って、縫いぐるみなどのグッズも提供したりするくせに、医療機関には呼ばれないと来ないのです。ばかげています。日本の医療がどんどん悪くなっているのは、こういうところからも起こっているのだと思います。

一心寺に行ってきました

Posted on: 月曜日, 9月 9th, 2013 in: クリニックより

一心寺は母方の祖先がまつられています。昔は動物園側に駐車場があったので、行きやすかったのですが、駐車場がなくなって近隣のコインパーキングに停めるようになり、少し行きづらくなってしまいました。平日なら、空いているかもって思って平日で、バイトの移動の途中で立ち寄ってみました。

行く途中に、後輩のクリニックを見かけ、こんなところでやってたんだと思いました。彼は外科医だったのに、今は小児科中心になってると話していました。コインパーキングがかろうじて一台空いており、車を止めて寺に向かいました。

一心寺では、ろうそくと線香を買い、ろうそくに火をつけてから線香に火をつけます。線香の煙をあたまに当てると頭がよくなると、子どものころから親が頭に当ててくれていました。煙のおかげで頭がよくなったかどうかは不明ですが、とりあえず、あたまに当てます。

お参りをして、境内をうろうろして、門のそばの売店できれいな柄の入ったろうそくと一心寺の線香を買いました。次に、墓参りに行くときに持っていくつもりです。お参りをすると、なんとなく心が落ち着くものです。午後のバイトも気持ち良く終えることができましたよ。

テレビでよく見かける寄付について

Posted on: 日曜日, 9月 8th, 2013 in: クリニックより

テレビで寄付してくださいといったものをよく見ます。子どもの映像を出して、この子の命を救うには薬が必要だという説明をしています。そういった映像を見るたびに、疑問を感じることがあります。私たちの寄付で、その子供の病気が治ったとしても、衛生状態が悪いために起きていることで、次起きないようにどうやっているんだろうと。。

助けた子供の、その後の生活、教育、そのために親の経済力も必要です。地域の衛生状態をよくするには、国が動かないとならないでしょう。単に注射を打って、その場しのぎだけしても何の意味があるのだろうと思います。

私も昔、1万円だけ寄付したことがありました。ところが、その後、しょっちゅう寄付してくれと封書が送られてくるのです。カラーで印刷された案内と、振込用紙。簡単に寄付できますよと言わんばかりの案内が来てました。

印刷と郵送代に、いくら使ってるんだろうと、不思議に思うようになりました。無視していれば、送ってこなくなるかと思いきや、何年たっても送ってくるのです。私の寄付した1万円は、これに使われてしまったのかなと思うぐらいでした。

寄付というのはとても曖昧なもので、どう使われたのかわからないことのほうが多いと思います。私も、命を救うために募金活動したこともありますが、集まったお金をどう使ったかの明細など見なかったなあと思います。もらった人は、それでいいのかもしれないけど、寄付した側は知りたいですよね。

それと、今までいろんな人を見てきて思うのですが、お金のない人のほうが寄付をして、たくさん持ってる人は案外寄付などしないものです。お金持ちが寄付するときは、かなりまとまった金額をまとめて寄付して、誰からの寄付かわかるようにしていると思います。

街中で、募金運動している人の中にも、うその募金を集めている人もいると聞きます。良心から募金するのだと思いますが、気をつけたほうがいいと思います。

アナフィラクトイド紫斑というものを知りました

Posted on: 土曜日, 9月 7th, 2013 in: クリニックより

足の発疹で相談されていました。かゆみがないと言うので?だったのですが、とりあえずセレスタミンを出してみました。ところがよくならないし、増えてきたというので、知り合いの皮膚科を紹介しました。発疹の相談の際、足の痛みも訴えていたのですが、すぐ良くなったそうです。

皮膚科受診の報告のさい、再び足の痛みと腫れ、手の痛みやしびれの訴えもありました。リウマチを疑って整形外科を紹介しました。整形外科の先生には、発疹もあるので、自己免疫疾患かもしれないと書いていました。

整形外科からはリウマチではないが、リウマチの初期症状に一致してると連絡が来て、発疹が増えているようだと連絡した皮膚科からは、アナフィラクトイド紫斑だと思うので、急いで受診してもらってほしいと連絡が来ました。

アナフィラクトイド紫斑という病名は知らなかったのですが、調べてみると納得がいきました。関節痛や腹痛も合併するようで、訴えのあった患者さんの症状と合致するのです。

最終的に、皮膚科中心で治療をすることになりました。この話をあるスタッフにすると、私たちが習ったころになかった病名が増えてますよねと言われました。同年代なので、そうだなあと思いました。知らないことは、すぐにネットで調べるようにしていますが、それでも追い付かないこともたくさんあります。

患者さんから学ぶ。それが医者の生涯の仕事だと思います。

眼瞼痙攣の相談を受けました

Posted on: 金曜日, 9月 6th, 2013 in: クリニックより

眼瞼痙攣で、ボトックスを打ちたいから眼科医を紹介してくれと相談を受けました。まずは診断をちゃんと受けてもらわないとならないので、眼科を紹介したのですが、既にある大学病院で診断を受け、ボトックスを勧められていたようです。

私の紹介した眼科医はボトックスはしていないので、別の眼科医を紹介したとのことでした。ただ、その眼科医はボトックスの適応をかなり厳しく決めているので、適応にはならないだろうとのことでした。

眼科医も、私もボトックス治療には反対です。痙攣がなぜ起きたのかを追求することなく、神経をマヒさせて痙攣だけを止めると言うのはどうかと思います。痙攣の多くは精神的なものから起きると思います。ただ、それだけでは解決しないので、鍼灸医を紹介しました。

鍼灸医の治療を受けてきて、本人からはとても納得ができたと連絡が来ました。助けてもらいましたとかなり興奮されていました。それで、鍼灸医にどんな説明をしたのか聞くと、頚椎の形の特徴と枕の話をしただけのようでした。

どうも、高い枕を好んで使っていたようで、それで呼吸状態が悪くなり、眼瞼痙攣を起こしていたようです。原因は意外なところにあったということですね。

忙しい方だったので、とても気を使いましたが、よくなってよかったと思いました。

ペットボトル症候群

Posted on: 木曜日, 9月 5th, 2013 in: クリニックより

糖分の入った清涼飲料水を1日1リットル以上飲んでいるとなってしまう病気です。飲んでも飲んでものどが渇くため、2-3リットル飲むこともあるようです。糖尿病になりやすい体質の人や、太っている人がなりやすいそうです。

糖毒性によるもので、インスリンが出なくなり、体脂肪が分解されて、血液中に大量の脂肪酸が出て、体重が減り、ケトアシドーシスという状態になり、腹痛、嘔気、嘔吐を起こし、意識がなくなってしまいます。

そういう状態で病院に運ばれると血糖値は1000を超えるようなとんでもない値になるようです。私の身近にもそういう経験をした人がいます。そういったことにならないように、日頃から食後1時間の血糖値を測るようにしましょう。

食後1時間とは、正確には食事開始から1時間です。それぐらいのタイミングで、医者に行って、血糖値を測ってもらったらいいのです。クリニックでは自己血糖測定装置の貸し出しもしています。

一人でも多くの方に、糖尿病予防をしてほしいからです。

男性更年期について相談されました

Posted on: 水曜日, 9月 4th, 2013 in: クリニックより

うつの様な症状と、発汗。男性更年期じゃないかと周りに言われたそうです。男性更年期という言葉は最近出てきました。女性の更年期の様に、男性も男性ホルモンが減ってきて、更年期症状が出ると言うのです。

でも、それって病気でしょうか?年とともに、ホルモンが出なくなるのは自然なことなのではないでしょうか?もし、そんな年齢ではないのに、男性ホルモンが減ってきているのであれば、なぜそうなったかを考えるほうがいいのではないでしょうか?

女性ホルモンも男性ホルモンもLDLコレステロール、悪玉コレステロールといわれているものから作られます。食事の偏りで、LDLが減りすぎていれば、原料がないから減ってきても当たり前でしょう。

それでも、治療を受けたい方は、自費診療になるようなので、その覚悟で受診されたらいいと思います。女性ホルモンの補充で乳がんが増えたように、男性ホルモンの補充では前立腺がんが増えるようです。ホルモン補充でがんになっちゃったら、本末転倒のように思います。

管理職への女性の登用について

Posted on: 火曜日, 9月 3rd, 2013 in: クリニックより

5年経っても、女性管理職はあまり増えていないそうです。女性管理職は海外ではたくさんいますが、日本では本当に少ないですね。男尊女卑がいつまでたっても残っているからでしょう。男性側から見たらそんなことないというかもしれませんが、女性側からずっと社会を見てきて、本当にそう思います。

医療の世界では、女性の管理職は当たり前にいます。ただ、看護師の世界だけです。看護部長、看護師長、主任、そのほとんどが女性です。でも、それ以外の部分、事務、検査、薬局、医局、全く女性管理職がいません。

看護師の世界はもともと女性の世界だったから、管理職も女性になってるだけで、もともと男性がいた社会は相変わらず男性優位なんです。看護師にも男性が増えてきたので、男性の主任とかも出てきています。そのうち、男性に乗っ取られるんでしょうね。

医療の世界は特に男尊女卑が厳しい世界だと思います。医療自体が男性目線で作られてきたからです。じっと観察していれば、わかりますよ。

外科医がいない外科

Posted on: 月曜日, 9月 2nd, 2013 in: クリニックより

外科があるのに、なぜ骨折も見れないのだろうか?そんなことを考えていました。”5時までなら、内科の先生が骨折見れるんですが、5時過ぎると外科の先生になるので、骨折が見れないんですよ”。そんな説明を看護師がしていました。あとで考えるとおかしな話です。

私は、外科内科で契約していますが、所属は内科です。それで、内科の先生が骨折見れるってことになるのですが、外科の先生は見れないのだろうかと思ってました。後日、その意味がわかったのです。外科に所属している先生の多くは、形成外科だそうです。

過去にもある病院で文句言ってたことがあります。外科の中で、形成外科の先生ははっきり明記してくださいと。形成外科だとできることがかなり制限されるからです。なぜ、外科が形成外科医ばかりになってきたのか、その理由は外科への入局者がいなくなったからです。

10年くらい前から、大学の外科への入局者はほとんどいません。ほかの大学でも同じなんだと最近知りました。外科医は救急も見て、外傷も骨折も、緊急手術もします。だから、オールマイティなんです。でも、形成外科は、傷を見るぐらいなので、全く違うのです。命にかかわることはしないのです。

外科医としては、形成外科医を外科医と呼ぶなって思います。でも、本当の外科医がもういないんでしょうね。。。。。