高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

   外科OGTT脂質異常症甲状腺消化器総合診療科

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喘息の原因が逆流性食道炎かも

Posted on: 金曜日, 9月 20th, 2013 in: クリニックより

のどの痛みの原因が逆流性食道炎かもしれないということはよくあります。でも、喘息の原因が逆流性食道炎だったりするようです。喘息では気管支拡張剤を使うのですが、それが食道と胃のつなぎ目を緩め、逆流がひどくなり、喘息もひどくなることがあるようです。

喘息の治療をしているのに、喘息が悪化するなんて、とんでもないことですよね。逆流性食道炎は、消化器内科。喘息は呼吸器内科。別々に見てもらっていたら、とんでもないことになります。

心臓の痛みを訴えてくるひとの中にも、逆流性食道炎は意外と多いです。前胸部をなでるようにさすって、心臓がいたいといえば大概は逆流性食道炎です。しかし、握り拳を前胸部に押しつける場合は、非心臓性胸痛と言って、カルシウム拮抗薬という血圧の薬が効くそうです。

でも、逆流性食道炎のひとにカルシウム拮抗剤を投与すると、食道と胃のつなぎ目を緩め、逆流がひどくなり症状が悪化するようです。心臓と言えば、循環器内科、消化器内科と両方にまたがります。

からだは、一つにつながっているので、専門性で分けてみてはいけないんです。逆流性食道炎は増えてきていますから、身近な病気になってますが、一歩間違うと怖いですよね。

医師等資格確認検索について

Posted on: 木曜日, 9月 19th, 2013 in: クリニックより

厚労省の医師等資格確認検索が新しくなって、医師免許が本当のものかどうか検索できるようになったようです。一般の方なら、医者のフルネームを入れると資格取得年がわかりますので、何歳ぐらいの先生かわかります。

一方で、医療関係者向けには、医師の生年月日、医師免許の番号と取得年月日を入れれば、その免許が存在するかどうかわかります。でも、他人の免許を複製していれば、わかりませんよね。

医師免許には、顔写真はありません。いくら、厚労省のHPで確認しても、持ってきた本人が本物かどうかわからないわけです。医師免許は多くの場合、金庫など隠れたところに保管してありますが、クリニックの待合などに飾っている先生もいます。

アルバイトだけでも、履歴書に医師免許の登録番号と取得年月日は書かされるので、私の情報もあちこちにばれているわけです。どうやって、その免許証が本物かどうか見分けるのか、保健所で聞いたこともあります。明確な回答はありませんでした。だって、透かしもないんですよ。

一つだけ、良いことを考えました。免許証に書かれている交付者の名前です。その当時の厚労省の大臣の名前ですが、結婚などで再発行された場合、大臣の名前も変わってしまいます。そこまで一致すれば、本物かもしれません。

政権が変わってから、いろんなことがありますね。

Posted on: 水曜日, 9月 18th, 2013 in: クリニックより

政権が変わってから、運気の流れが変わったのかして、富士山が世界遺産に登録されたり、オリンピックが東京に決まったり、良いことばかり続いているような気がします。

東北の震災は前の政権の時だったので、政権が変わるとこれほどに違うものなのかと思います。オリンピックが決まったことで、増税も反対する人が減るでしょうから、すんなり法案が通るでしょうし、リニアモーターかも一気に開発が進むでしょう。

でも、政権が良いからでしょうか?世界遺産も、オリンピックも何年もの間、がんばってきた人たちがいたわけで、政権のおかげではないはずです。消費税の増税も誰しも必要だと思っていますが、反対したいものです。

反対派を丸め込めるぐらいのまとまった意見があれば別ですが、そうではないようです。でも、オリンピックが決まったから、棚からぼた餅で話は進みますよね。

歴史には、いまの政権中に行われたことは記録されるでしょう。でも、いまの政権の実力ですか?政治って結局、棚からぼた餅なんですよね。ひとの力をうまいこと使って自分たちがしたように見せかけるマジックなんでしょうね。

かかりつけ医って何なのでしょう?

Posted on: 火曜日, 9月 17th, 2013 in: クリニックより

左下腹部の腹痛でおばあさんが夕方に運ばれてきました。昼ご飯を食べてから、左下腹部の痛みが出て、かかりつけ医に連絡したけど、見てくれなかったので、夕方まで様子見たけどよくならないからと。。。

左下腹部の痛みなので、便通による痛みだと予測できます。かかりつけ医が開業医なら、時間外対応できないのも仕方ありません。それで、救急を受けたのですが、来てからびっくりしました。かかりつけ医は入院施設のある病院だったのです。

午後の診察がなかったとしても、複数の医者がいるわけで、通院患者さんを見てあげないとはどういうことでしょうか?運ばれてきたときは、血圧も80台まで下がり、ぐったりしていました。

先日に排便があったと言うことでしたが、レントゲンでかなりの便がたまっているとわかり、まず点滴で腸の動きを抑える薬を入れて脱水解除です。便が出なくていたいのに、動きを押さえるというのは相反する治療ですが、とりあえず痛みを取らないとなりませんから。

点滴が半分ほど入った頃、血圧が140まで復活したので、浣腸をしました。大量の便とガスが出たそうです。血圧を上げてから浣腸したのには意味があります。急激に腸が動くと迷走神経反射が起こり、血圧が下がるからです。

高齢者の場合、意識を失ってしまうこともあります。その予防のために、先に脱水を改善するのです。

便を出してあげるだけですむ話を、なぜかかりつけ医が対応しないのか。。。一人暮らしで、足も悪いお年寄りに対してひどいですよね。かかりつけの患者さんの診療依頼を断った病院にはペナルティを科しても良いんじゃないでしょうか?

米粉のパンを焼いてみて。。。。

Posted on: 月曜日, 9月 16th, 2013 in: クリニックより

小麦アレルギーのある子供が、米粉でパンを焼いたけど膨らまないと相談されました。それで、米粉でパンを作ってみることにしました。jhcという製菓材料の店で、パン用の上新粉があるので、予約して買いに行きました。ところが、成分を見ると小麦グルテンが入っているのです。小麦アレルギーの人はだめですと書いてありました。

店の人に相談したのですが、小麦グルテンが入ってないと膨らまないとのことです。仕方ないので、ケーキ用の上新粉を買ってきました。レシピはネットで調べて、片栗粉を使うものを選びました。片栗粉で小麦グルテンの代わりをするのだと理解しました。

生地にイーストを入れるのですが、片栗粉と砂糖と塩を溶かした液を火にかけて十分とろみをつけてから、45度まで温度が下がってきたら、イーストを入れる。。。。これ、つきっきりになりますわ。高い温度でイーストを入れると死んでしまいますから、かなり慎重になりました。

生地はまとまりが悪く、最後はかなり硬いものになり、60分発酵させて、35分間焼きました。でも、ほとんど膨らむことはありませんでした。味見をすると、それなりに美味しいのですが、おかきの中にご飯を団子にしたものが入ったようなものになりました。

そこで、思ったのですが、米をパンにする必要があるのだろうかと。。。確かに、小麦アレルギーの子どもはパンが食べてみたいんだと思います。でも、作ってみてもパンにはならないんですよ。それなら、別の考え方をしたらいいんじゃないかと思いました。

宗教によっては、豚肉は食べられないなどの制約がありますよね。日本でも、精進料理があるように、すべての人がすべての食材を食べられるわけではないのです。それなら、子どもに宗教上の理由で小麦は口にできないと思わせてはどうでしょうか?口にすると、神様からばつを受けるって考えれば、ほしがらないと思います。

食物アレルギーは本当に難儀な病気です。なぜそんなことが起こりだしたのか。。。戦後の食糧不足のころなら、そんなこと起きなかったと思います。飽食になりすぎて、神が警告を発しているのかもしれません。

最近、食後2時間の血糖値が気になっています

Posted on: 日曜日, 9月 15th, 2013 in: クリニックより

最近、食後2時間とかそれ以降の血糖値が気になりだしました。正常であれば、食後2時間で空腹時と同じ血糖値まで下がるはずです。糖尿病になりかけていれば、2時間では下がらなくなって3時間くらいかかってきます。それで、食後2時間以降の血糖値が100以上あれば、何かおかしいと思うようになりました。

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この方のデータで食後150分の血糖値が114もあることが気になりました。それで、糖負荷試験を受けてもらったのです。その結果が以下です。

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しっかりと糖尿病になってました。毎年検診を受けていて、特に問題はなかったとのことです。しかし、このデータを見ても空腹時血糖が112なので問題ありです。おそらく、去年までは空腹時血糖は109までで、引っかからなかったのだと思います。1年の間に血糖値が3だけ上がったってことになります。

ここで問題なのが、血糖値であってもちょっとした値の増加がかなりの意味を持つってことです。経過を見ないとわかりませんが、何年か前から、正常値であっても少しずつ上がってきていると思います。

同様のことが、LDLコレステロールでもありました。ある医療機関のスタッフですが、かなり高いLDL値になっていた方がいたのです。毎年受けていた結果を見てみると、おととしぐらいまで、総コレステロールではかられていて、若干高い程度でした。

ところが、去年からLDLになり結構高い目だったのですが、食生活を改善するように言われただけだったようです。それで、今年は、かなり高くなっていました。

医療関係者だから、わかっているだろうと栄養指導もされていなかったようで、食事内容を少しチェックしただけでもコレステロールの高いものばかり食べていました。本人は体にいいと思っていたようです。

運動も始めていたようですが、筋トレなので、水中歩行に切り替えるように言いました。有酸素運動じゃないと効果が出ないからです。頸動脈エコーではプラークは認めなかったからよかったものの、危ないところでしたよ。

意外とわかっていないのは、医療関係者のほうです。最初のデータも医療機関に勤めている方ですから。医者含め、医療関係者はあまり信用しないほうがいいでしょうね。

オリンピックが東京に決まって、複雑な思いなのは私だけでしょうか?

Posted on: 土曜日, 9月 14th, 2013 in: クリニックより

確かにいい点もたくさんあります。福島の原発の問題は国が真っ先に解決するでしょう。被災地の問題もそうです。これらは、常に海外から見られているからです。でも、他はどうでしょうか?インフラが進むと言っても東京だけです。地方はどんどんさびれていく一方です。

大阪万博の時、公団がたくさん作られました。核家族化が急速に進み、日本の伝統はどんどん置き去りにされてきました。そのせいで、増えた病気も数知れません。その間違いにも気付かないまま、欧米化はどんどん進んでいます。

医療は専門化が進みすぎて、総合病院内でのたらいまわし、専門病院間でのたらいまわし、救急車のたらいまわしが進んでいます。分野が違えば、全く情報もなく、処方箋薬局に薬が出されるようになって、処方する責任も薄れました。

そんな、医療になってしまった日本で、海外から多くの選手を迎えるオリンピックなんてしていいんでしょうか?それに、わたしは経済の中心を大阪に持ってこようと活動してきました。政治と経済が東京に集まっているからおかしなことになるからです。

ところが、東京でオリンピックが開催されてしまうと、経済の中心も東京ですよね。関西空港はますます放置されていくだろうし、東日本にはいい話でも、西日本にはあまりいい話だと思えません。

医療では一部の専門分野は関西主導で動き出しています。東京中心から、少しずつ地方中心に変わってきています。経済の中心を関西に持ってこれないのなら、医療の中心だけでも関西に持ってきたいと思います。

先生一人の意見では通りませんよと言われたことがあります。でも、何度も言い続けることで通してきました。私は、一人になっても言い続けます。

朝食の重要性がわかっていない人が多すぎます

Posted on: 金曜日, 9月 13th, 2013 in: クリニックより

朝食がいかに重要かわかっていない人が多すぎます。朝食は和定食が理想的です。洋食はおすすめできません。パンかご飯かどっちが良いかの話ではないのです。パンとご飯では副食が変わってしまうのです。

パンは、ぱさぱさするので、バターを塗って、副食も脂っこいものになります。ご飯だと、魚と豆腐、味噌汁におしたしと動物性脂肪が減ります。魚は動物性脂肪と要ってもいい方の油になります。

しっかりとした和食の朝食を朝日を浴びながら食べることで、体内時計がリセットされ、副交感神経から交感神経にバトンタッチが行われ、便通もよくなり、代謝もよくなるんです。

朝食をしっかり食べて、夜は軽めにするだけでダイエットにもなるし、良いことづくしです。

病気を治すにも、食事を整えてもらわないと治せるはずないんです。私は、食をおろそかにする人の治療はする気になれません。

特定健診が全く機能してません

Posted on: 木曜日, 9月 12th, 2013 in: クリニックより

特定健診は、糖尿病になりやすい人を見つけて、早めに食生活指導をすることで、糖尿病になるのを食い止めようとするとても価値のある検診なのです。ところが全く機能していません。理由は医療現場の人間が意味をわかっていないからです。

特定健診の診断基準を取り入れた人間ドックや、検診施設は増えてきました。ところが、血糖値100、HbA1c5.2、LDLコレステロール120で引っかけて、食生活指導を受けないとなりませんと通知しても、医療機関に行ったら検査値としては正常値になるから、大丈夫と言われます。

医療機関に来る検査結果の基準値は血糖値109,HbA1c6.2、LDLコレステロール140だからです。ちゃんとわかっている施設であれば、特定健診の基準値を超えていたら、食生活指導をしようとするでしょうけど、患者さんというのは指導というものが嫌いです。

糖尿病や、高血圧、高脂血症になっていて、治療を受けている人に栄養指導を勧めても、ほとんどはいやがります。ちゃんとやっているというのです。病気にもなってないのに、指導を受けるなんて、誰が喜んでするでしょうか?

特定健診の間違いは、指導に持ち込む段階で問題があるのです。引っかかった人に、糖負荷試験をして、その結果を説明すれば、どんな食べ方をしたらいいのか、何に気をつければいいのかが理解しやすいから、検査結果の説明がそのまま指導につながります。

ところが、糖負荷試験は、うちでも何度も保険請求を却下されています。ある施設の事務長に調べてもらうと、なぜその検査を行ったかコメントが必要になってきているとの話です。ちゃんと疑い病名をつけているのに、その上で何をコメントするというのでしょうか?

国が糖負荷試験をやめさせてきたから、糖尿病が増えたのです。50年前の40倍ですよ。40倍に増やしたのは、国なんですよ。どう責任取ってくれるんでしょうね。

 

 

患者さんからのメール

Posted on: 水曜日, 9月 11th, 2013 in: 患者さんの声

私は、関節痛があり、平井院長より整形外科を紹介して戴きました。
また、皮膚の状態に気になる点もありましたので、関節痛と併せて平井院長に相談をしていました。
その後、紹介先の整形外科の先生からお聞きしたのですが、平井院長はお知り合いである皮膚科の先生に私の皮膚の状態について相談し、そのご意見を整形外科の先生にメールで報告して下さっていたそうです。
私の父は、原因不明の病気になっており、かかりつけ医から総合病院を紹介されましたが、医師同士が相互で相談・連携されておらず、病院内の色んな診療科をあっちこっちとたらい回しにされた苦い経験がありましたので、この度は、先生同士が相談・連携をして私の治療を行って下さった事、本当に感謝しています。
平井先生のようなお医者さまに出会えてよかったと思いました。
ありがとうございました。
40歳代女性