喘息の原因が逆流性食道炎かも
のどの痛みの原因が逆流性食道炎かもしれないということはよくあります。でも、喘息の原因が逆流性食道炎だったりするようです。喘息では気管支拡張剤を使うのですが、それが食道と胃のつなぎ目を緩め、逆流がひどくなり、喘息もひどくなることがあるようです。
喘息の治療をしているのに、喘息が悪化するなんて、とんでもないことですよね。逆流性食道炎は、消化器内科。喘息は呼吸器内科。別々に見てもらっていたら、とんでもないことになります。
心臓の痛みを訴えてくるひとの中にも、逆流性食道炎は意外と多いです。前胸部をなでるようにさすって、心臓がいたいといえば大概は逆流性食道炎です。しかし、握り拳を前胸部に押しつける場合は、非心臓性胸痛と言って、カルシウム拮抗薬という血圧の薬が効くそうです。
でも、逆流性食道炎のひとにカルシウム拮抗剤を投与すると、食道と胃のつなぎ目を緩め、逆流がひどくなり症状が悪化するようです。心臓と言えば、循環器内科、消化器内科と両方にまたがります。
からだは、一つにつながっているので、専門性で分けてみてはいけないんです。逆流性食道炎は増えてきていますから、身近な病気になってますが、一歩間違うと怖いですよね。