頭痛、めまい外来。。。。
Posted on: 金曜日, 12月 16th, 2011 in: クリニックより頭痛、めまい外来を始めてもう1カ月になりますが、まだ患者さんがほとんど来ないので、スタッフはもちろんのこと、クリニックに関係するあらゆる人が、宣伝に大わらわになっています。ネットでの宣伝は、効果が少ないとわかり、アナログの宣伝の準備をしています。まずは、知ってもらわないとどうにもならないからです。
その一方で、減点されたものを異議申請したレセプトの面談の日時を指定されてきました。国保です。向こうの都合だけで、医者の仕事を止めるなど、とんでもないことだと思いませんか?おまけに、減点強化月間があって、私の引っかかった6月は、そうだったそうです。
昨日は、その件で患者さんとも話をしました。検査の必要がないと言ってきてるのですが、検査の結果ひどい耐糖能異常がわかったのです。検査をしてみたけど、問題なかったと言うものではないのですよ。本当にばかばかしい話です。こういったことが、医療をだめにしていってるんです。
一度、検査を減点されたりすると、その検査を出さなくなります。減点されて怒られるぐらいなら、しないほうがましでしょ。でも、そうすることで、見つからなくなった病気がいっぱいあります。保険診療は、病気を見つけてほしくないんですよ。病気が見つかると医療費が上がるからです。本末転倒ですよね。
それに、2か月もかかって、一度審査に通って、料金を支払ってる件ですよ。それを何カ月も過ぎてから、やっぱり払いませんから、払った分は返してくださいと言ってくるんです。普通の世の中にこんなことがあると思いますか?通常、こういったケースは、弁護士を通しますよ。うちでも、払うと決めたけど、最初の約束を果たしてないから払う必要がないと、ある件で弁護士通して話し合いをしています。この場合も、すでに支払ったぶんは、請求していません。
今回の件でも、私は患者の治療で忙しいから、顧問弁護士に行ってくれと言いたいですよ。裁判所などと同じやり方ですよ。日時を指定して呼び出すなんて。まるで犯罪者扱いですよね。いったん支払ったけど、支払いが間違いだったと言うなら、向こうが出向いてきて返金してもらうのが当り前じゃないですか。。。。
国民皆保険とは、国民の病気を見つけない、治さない保険なのです。保険診療で受けられる検査も粗悪なもので、今回金沢大学に依頼した患者さんの特殊検査は、開業医では認められていません。金沢大学だからできる話なのです。どこでも、同じ医療を受けられると思っていると大きな間違いです。いい医療を受けようと思ったら、遠くまで出かけなければなりません。
私自身も、いい医療を受けるために、大阪中を走り回りますし、大阪以外にも出て行きます。日本全体を巻き込まないと、いい医療なんてありえませんよ。
沖縄から仕事の依頼が来ました。困ってる人があればどこにでも行きます。仕事の調整も必要ですが、なんとかなると思っています。