エアロスミスのコンサートに行ってきました
Walk This Wayと言う曲が大好きなので、コンサートに行ってきました。アーティストによって、お客さんの雰囲気が違うものですが、今回は若い人から、かなり年配までおられました。エアロスミス自体は、かなりハードなロックだし、ローリングストーンズなどとともに、彼らが若いころは大人たちに批判的な評価を受けていたので、年配の方がいらっしゃったのは不思議でした。
30分ほど前に会場に入ったのですが、閉じた幕の向こうで、演奏を始めたり、チューニングしてみたりと、お茶目なバンドでした。ツエッペリンの曲も演奏していましたが、昔ツエッペリンのチープなコピーだと批判されていたと、後で知りました。会場が暗くなり、いよいよ演奏が始まると思ったら、残念なことに、全員立ちあがってしまいました。まだ、幕も開いてないのにです。私は、スタンド席だったので、やめてくれよって思いました。
お隣に年配の女性の方がいて、始まるまで疲れて眠っておられました。どうしてひとりで来られているのか不思議でしたが、最初からスタンディングになってしまって、彼女も立ってしまいました。2時間くらいはかかるだろうから、大丈夫かなと心配し、途中でわざと座って、座っていてもいいよと見せるようにしました。なので、わたしは最後にWalk This Wayがかかるまでは、ずっと座って演奏を聞きました。
ボーカルバンドだと思っていたのですが、ギタリスト中心のバンドだったようです。大半の曲が、ギタリストの演奏が中心で、ドラムソロもかなり派手にやっていました。音的には、ベースの音があまり聞こえなかったので、迫力には欠けました。しかし、ライティングはかなり凝っていて、さすが世界的なバンドだと思いました。お隣の年配の方は、手拍子もあまりうまくなく、ぼんやり見ておられました。どうしてこんなハードロックに来たのだろうと不思議でした。
後半でアルマゲドンと言う映画のI Don’t Want To Miss A Thingと言う曲が始まると、年配の方が本当にうれしそうな表情をされ、手でゆっくりと拍子をとっておられました。その拍子の取り方は、民謡とか昔の日本の音楽を聴くときにお年寄りがされるやり方です。ゆっくり波打つように、手を左右に動かす姿は、祖母が音楽を聞いていた時とそっくりでした。
なるほど、この曲が聞きたくて来られたんだと思いました。I Don’t Want To Miss A Thingが始まったあたりから、ボーカル中心の曲が連続し、舞台も雰囲気が変わりました。彼らは、30年以上バンドをしているのですごいことですよね。若いころと体型も変わってないし、年齢も感じさせませんでした。ボーカルの人の動きは独特で、ローリングストーンズのミックジャガーと似ているところも、気に入っています。同じイギリス出身だから、似たところがあるんだと思います。
今回、コンサートに行ってみて得た情報は、来日予定の二つのバンドの情報でした。それが一番の利益だったかもしれません。春ごろ、再びコンサートを見に出かけようと思います。