高血糖と低血糖のひらいクリニック

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ひらいクリニック

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チラシができました

Posted on: 月曜日, 12月 6th, 2010 in: クリニックより

 シカゴロックでフランコという友人のミュージシャンの演奏があります。ニュージーランド人の友人で、1年半前の約束でした。やっと約束を果たすことができるのです。彼はマオリ人で、オークランドのバーで演奏していました。港に近いそのバーは、オープンバーで、歩道にも机やいすがたくさん出されています。おととしの夏は、東京のカップルと一緒だったのですが、港が見えるレストランで食事をした後、踊りたいなとおっしゃいました。

 男性は結構年配でしたが、彼女づれでした。何度か離婚したようで、もう結婚はしないようなことをおっしゃってました。彼女のほうは、つれそいに早くに先立たれたようです。二人は、本当に楽しそうでした。年配になっても、そんな恋愛ができるんだなあと思っていました。バーは前から知っていたのですが、踊れるかわかりませんでした。現地の方が楽しそうに過ごしていたので、旅行者が入ってもいいのかなと思っていました。

 バーに行きましょうかといって、カップルと中に入ったら、フランコたちが演奏していたのです。フロアーでは踊ってる人もいました。流れている曲は、ニュージーランドの曲かなと思って聞いていました。飲み物を頼んで手元に来たころには、カップルは踊り出していて、来い来いってジェスチャーをしていました。私も、踊るのは好きなので、参加しだすと、現地の方が、こうするんだよって感じで、ふりを教えてくれます。

 知らない曲でも、乗れるものですね。。。気持ちよく踊ってると、今度はコーラスです。何を言ってるのかよくわからないまま、現地の人が、言葉を教えてくれて、一緒に歌っていました。聞いたことがある曲も流れ、たぶんアメリカの音楽だったと思います。有名な曲なので、みんな盛り上がりました。結構長く踊っていたと思います。

 演奏が終わって、バーテンダーさんに、彼らに飲み物をおごりたいと言いました。彼らに聞いてくれて、確かバーボンだったと思います、彼らに届けてくれました。連絡したいからとバーテンダーに言うと、フランコを紹介してくれて、メールアドレスをくれました。

 酔っ払って、連絡先をもらうことは多かったのですが、その後連絡が取れることはめったにありませんでした。ところが、日本に戻ってメールを打つと、彼から返事が来たのです。その後は、ニュージーランドに住む友人を介してメールのやり取りをしていました。私は、英語は苦手なので、友人に間に入ってもらっていたのです。日本に来たいと言っていました。ニュージーランド人は、日本が大好きですからね。。少し待ってて、今忙しいからと言いながら、1年が過ぎ、オークランドで再会できたら話を進めようって伝えてもらっていました。

 オークランドは、乗り継ぎのために立ち寄るだけなので、旅行の最終日になるのですが、フランコは昼間マオリの何かの会に出ていたそうで、それに来てくれないかという話でした。でも、飛行機の時間は遅い目だったので、間に合いません。それならと、夕方にホテルまで会いに来てくれました。再会は短時間でした。でも、必ず約束は果たすからねと別れたのです。わたしは、あのバーで彼らの演奏を再び見たかったのですが、バーを訪れるとつぶれたのでしょうか?閉鎖されていました。

 シカゴロックは、南森町のブルースバーです。私の友人の脳外科医がそこのアドバイザーか何かしています。彼に誘われて、何度かバーに行き、マスター夫妻とも仲良くさせていただいています。それで、彼らのことも早くから話していたら、ライブしていいよと言ってくれていました。シカゴロックでは、いろんな人がやってきてセッションで演奏しています。ライブとして決まったものもありますが、それ以外でも、いろんな人がぷらっと演奏するんですよ。NHKのドラマの撮影にも使われました。大阪ラブ&ソウルというものです。11月6日に放映されたようです。音楽には国籍はないというような話のようです。私はまだ見ていないのですが、今から見てみようと思います。

 是非、シカゴロックに来て、フランコたちに会ってみてください。彼らの音楽は、マオリという民族性もあり、何か日本人にもつながるものを感じます。いい音楽を聴いてほしい、そう思って彼らを日本に呼んだのです。

漢方

Posted on: 日曜日, 12月 5th, 2010 in: クリニックより

 漢方は中国で出来ました。黄河流域の植物がよく育つ地域で、発展したそうです。なので、漢方薬の中には、普段食べている食材も多く含まれています。生姜はそのいい例ですよね。でも、漢方薬だから安心というわけではありません。甘草という成分が含まれているものは、以外と副作用を出すようです。また、元から合剤になっているので、漢方薬を何種類も飲むのは間違いです。主に体質改善に使われますので、症というのを合わせないとだめです。

 ところが、西洋医学に入り込んでしまった漢方は、症状改善に使われるようになりました。確かに、咳止めや、アレルギーの薬、便秘薬など症状に合わせる薬もありますが、それでも、どういう咳か、どう言うアレルギー症状かによって、合うか合わないかかわってくるものです。それ以外の薬は、本来症状名で処方するのではなく、症を合わせて考えないとならないのです。

 最近は困ったことに、市販薬でも、そういったものを見かけます。見た目は、カタカナを使っているので、漢方薬だと気付きませんが、成分を見ると完全に漢方薬です。眠れない方にとか、脂肪が気になる方になどと、コメントが付いているので、これは勘違いして飲んでしまうだろうなあと思っています。

 そう言えば、風邪薬などの市販薬は、ほとんどが合剤です。どういった症状に効くか書いてありますが、しっかり効くようにいろんなものが混ざっているものが多くみられます。成分を見てもわからないからと言いますが、今はネット社会です。インターネットで検索すれば、それぞれの成分についても調べられます。

 わたしは、患者さんによく説明します。何に効くかを理解して飲んでください。そうすれば、必要ない時も自分でわかりますから。薬が治してくれるのではなく、補助にすぎないからです。血圧の薬だってそうです、何種類もあるのですから、効き方も違うのです。飲んでいればいいというものではなくて、季節によっても、体調によっても飲み方を変えなければなりません。でも、医者にそこまで説明を受けていないからとよく聞きます。医者がわもいけないかもしれませんが、そこまで説明できるように保険診療が考えてくれていないからです。

 電子カルテに変わってきていても、厚労省の考えはアナログのまま、なんでも責任は医者に押し付けて、医者の指示のもとでなければ保険診療が認められない状態です。過去の失敗から、作らないとならない書類は、大量になってきていますし、そういったものを始めたらやめることを考えてくれないから、増える一方です。

 日本って、ある意味そういう国ですよね。スタートするまでは、あれこれと慎重になりますが、いざスタートしたら、やめることを考えません。血圧の薬を飲み始めたら、やめられないんでしょ。そういう患者さんをよく見ます。全くそういうことはないのに、日本人の考え方の基本がそこにあるからでしょう。複雑になった制度も、最初から見直ししてみたらどうでしょうか?なんでも意味があって始まったものですが、その意味がなくなってることがよくありますよ。

乳腺と肛門のはなし、聞いてみませんか?

Posted on: 土曜日, 12月 4th, 2010 in: クリニックより

 わたしの一番得意とるす分野が乳腺と肛門疾患です。よく後輩たちには、“これからは、ちちとけつやで”と冗談ぽく言っていました。乳腺と肛門というのは、外科以外の分野では意外と勉強されてきませんでした。内科の先生は、大腸内視鏡検査はできても、肛門鏡検査は嫌がります。おそらく、お尻に顔を近づけるのがいやなのだと思います。乳腺は、婦人科で見ているようですが、意外と知らないことが多いのです。乳がん自体を見たことがない先生が多いからかもしれません。

 医療の分野では、領域が重なっていることがよくあります。甲状腺の手術は、耳鼻科でも外科でも行っています。胃や大腸の内視鏡による手術は、外科でも内科でも行っています。開腹の手術になれば、外科しか無理ですが、今はなるべく小さい処置で終わらそうとしていますので、内視鏡を使って行う手術というようなものもあり、内科の先生がやっていることが多いようです。

 人間の体はつながっているので、科が違うと全くわからないということは、あり得ないと思います。ところが、乳腺に関しては、外科ではあまり興味を持たれる分野ではなかったので、外科の先生でも、乳腺はわからないという人が多くいます。外科に入る人というのは、胃や腸などの手術を覚えたくて入る人が多いので、乳腺という女性特有の臓器には、あまり興味がないのでしょう。一方、産婦人科に入る先生は、最初から女性の病気を扱おうと思っているので、乳腺に対しても、抵抗はないような気がします。

 どうして、乳腺は外科、子宮は婦人科にわかれたのでしょうか?確かにホルモン関係の治療は逆になります。でも、だからこそ同じ科で、見るべきだったのではないでしょうか?一つの原因として、婦人科の診察台があると思います。あれを入れると他にベットは入りませんよね。乳腺は、ベットの上にあおむけに寝てもらって診察しますので、全く別の診察室が必要になります。

 では、婦人科の診察は、どうしてああいった体位になったのでしょうか?普通のベットでは診察が出来ないのでしょうか?肛門疾患も、昔は婦人科と同じ体位を取っていました。特に手術の時には、開脚してもらう方が、操作がしやすいのです。でも、長い時間、あの体位を取ってもらうと、他に不具合も出るようになり、徐々に、シムス体位という方法に変わってきました。

 ところが、婦人科のほうは、あの体位を取るベットが、高価なものにどんどん変わっていますが、一向に体位を変えるということを考えていないようです。あの体位というのは、男性が考え出したものでしょう。男性が女性性器を観ることからあの考え方になった気がします。それで、女性が考えるとどうなるかを今婦人科の女医さんと考え始めています。わたしの考えでは、シムス体位を少し改良すればいいだけのような気がするからです。当然、妊婦さんには無理かもしれません。婦人科でも、病気になった方には無理かもしれませんが、検診だけでも、もう少し恥ずかしくない体位に変えていきたいと考えています。

 いまの医学が、男中心で考えられてきたから、こんな風になったと思います。大学病院ですら、不妊治療の人と、妊婦さん、がん治療の最中の人が同じ待合で待っていますし、病棟では、出産したての人の横で、今から子宮を取られてしまう人が寝かされているのです。本当におかしなことだと思います。女性は、恥ずかしかったから、こういった事実を声に出して言えなかったんだと思います。もう、言ってもいいのよ。わたしは、そう患者さんに話しています。

専門医という資格

Posted on: 金曜日, 12月 3rd, 2010 in: クリニックより

 専門医を探すことが多いと思います。ふつうは、専門医には、かかりつけ医から紹介されます。かかりつけ医が、どういった病気か考えて、どの専門に相談すればいいか考えて紹介するのです。でも、最近は、病気を自分で決めて、その専門の先生を探して、自分で受診される方が多くなりました。

 ところで、専門医ってなんでしょう?いくつもの専門医の資格を持ってる医者がいます。いくつもあれば、どれも専門ではないことになりますよね。学会に入会して、何年間か経って研修指定施設に所属していれば、専門医の受験資格ができます。その分野での発表も必要ですが、些細なものでもいいようです。それで受験して、合格すれば専門医がもらえるのです。

 では、研修指定施設ではないところで、地道に専門分野の患者さんを見ている医者はどうなるのでしょうか?当然、受験もできません。また、研修指定施設で、一生懸命に患者さんを診て、学会発表や論文を書く暇がない医者はどうでしょうか?もちろん、受験資格はもらえません。では、研修指定施設で、論文を書いたりする暇がある医者が、一番とりやすいことになります。働かない医者ですよね。。。

 また、こういった制度ができたときに、ある年代までは、受験することなく書類審査だけで、専門医をもらっています。当然、偉い先生が専門医を持ってなかったら困るからですよね。では、学会は本当に専門医を正しく判断しているのでしょうか?ほかに専門医を持っていれば受験させないようにしているでしょうか?していないと思います。学会とは、任意組織であって、国の機関ではありませんから、専門医も国家資格ではありません。

 専門分野に詳しくても、必ずいろんな病気を抱えています。それがわからないようであれば、病気の悪化を早くに食い止めることはできないでしょう。であれば、何でも知ってる上で、ある分野をずっと続けている医者が専門医といえると思います。

 専門医を持っていてもおかしくない医者が、受験できないでいることを多く知っています。特に女性は、家事をしながら、家庭を守りながら働き、更年期障害にも耐えながら仕事を続けています。そういった女性の環境も考慮したうえで、学会は専門医を作るべきです。

 ここにも、男優先の社会があります。男じゃなきゃ、取れませんよ。こんな制度ではね。なので、私は専門医を信用しないほうがいいと思います。専門医を持ってなくても、ちゃんと見れるだけの能力がある医者はいっぱいいます。逆に、専門医にかかれば、専門しかわからないため、ほかの重大な病気を見逃されることは知っておいてください。大きな病院ほどこの傾向は多く、病院内たらいまわしが多いものです。

 救急の現場でも同じようなことが起こっています。専門病院が増えていく中、専門分野だと思って、搬送受入れした後に、専門じゃないとわかっても、転送先に苦慮します。診断がついたら、逆に転送ができないんですよ。。。びっくりしますよね。。。特に都会でその傾向が強いようです。田舎だと、救急病院が少ないから、自分のところがとらないと、どこもとってくれないと思っているから頑張るんです。都会には、大病院、救急病院が多いので、自分のところがとらなくても、どこかがとるだろうと、簡単に断ってくるんですよ。

 こうなってくると、救急車を使うのも考え物ですよね。病院は、来てしまった患者は必ず診ます。時間外であっても、目の前で血を流していたり、苦しんでいれば、見ないはずがありません。人間ですからね。。。でも、電話による搬送連絡なら、簡単に断るんですよ。とりあえず、行ってみる。。。そういうことも大事かもしれません。

厚労省のHPに意見が乗りました

Posted on: 木曜日, 12月 2nd, 2010 in: クリニックより

 厚労省のHPに国民の声を載せている場所があるって知ってますか?厚労省のトップページの左側にボタンがあります。そこに、私が話したことを載せていただきました。クリニックの開設が不規則だったため、保健認可が下りないと言われ、何度も近畿厚生局に足を運びました。今までないやり方のクリニックだからと、何度も説明に行ったのです。その時に、いろんな医療の不具合の話をしました。そいういうことを是正したいから、クリニックをやりたいことも話しました。

 でも、先生一人の意見じゃどうにもなりませんよと言われました。確かに、同じようなことを多くの人が言わないと、どこでも取り上げてもらえないこともわかっていました。でも、言っても無理とか無駄って言う人が多いですよね。それで私は、”一人でも、何度でもいいますから”と言いました。回数を増やせば、聞いてくれるかなと思ったのです。

 しかし、近畿厚生局の仕事は、医者の話を聞く場所ではないそうです。”僕たちの仕事は、国民の医療に対する不平不満を上にあげることです。”と言われました。私も国民なんですけど。。。税金もちゃんと払ってますよ。。。

 それから、いろんな話を聞いてもらえるようになったのです。20項目の問題点と解決策の案を出しました。説明には、脳外科医の友人と看護師が付き添ってくれました。みな言いたいけど、言いに行ける場所が分からなかっただけなのです。

 近畿厚生局の担当者は取ってもあったかい人です。医療のことがよくわかりませんが、と言いながらいろいろ聞いてくれます。医療のこととなると、誰しも関わりたがらないものです。過去にもいろんな人に話をしに行きましたが、医療のことはねえ。。。とていよく断られたんです。でも、彼は違いました。なにも言わずに、じっと私の話を聞いてくれます。ときどき、○○と○○の違いがわからないんですがと、本当に基礎的なことを聞いてきます。でも、そういう基本的なことを知らないと言えることもすごいと思います。多くの人は、プライドから質問することすらしませんからね。質問されなくても、どの程度しかわかってないなということは、話していれば相手の表情などからわかるものなのにね。。

 火曜日に電話があったんです。一部ですけど、乗りましたよって。。。本当ですか?ありがとうございましたと言いました。でも、3項目については、文科省とか人事院、市町村が担当だから、却下されましたと聞かされました。なら、どこにいって誰に言えばいいか教えてくださいと言いました。それは、わかりません。。。。

 そんなのおかしいですよね。たとえ話をしました。脳疾患と思って、矢木脳神経外科病院に運ばれる患者さんに、脳ではないですよと言って、ほりだすのと同じじゃないですかって。。。脳じゃなければどういう疾患が考えられて、どこに行けば見てくれるか、その場所の地図と診察予約の取り方まで、うちの病院では、説明してくれています。市役所でうちの部署ではありません、どこそこに行ってください、といわれ、そっちに行くとまた違うと言われ、ぐるぐる回って、最初のところに戻って、うちじゃないんですけど仕方ないですね。と言われたことがあります。いわゆる、たらいまわしです。。。

 医療以外でも、たらいまわしはたくさん見かけます。うちじゃないというのは簡単です。そういうなら、最後まで責任を持ってくれって話します。そこまでして、初めてサービスと言えるんじゃないでしょうか?

 国民の声の11月29日公表の地方分のPDFの中の3ページと9ページに載っています。以下がPDFのリンクですが、この機会に厚労省のHPに遊びに行ってみてください。何か新しい発見があるかもしれません。

http://www.mhlw.go.jp/iken/dl/101129b.pdf

ニュージーランドという国を知っていますか?

Posted on: 水曜日, 12月 1st, 2010 in: クリニックより

 南半球にあって、日本と同じような形をしています。四季があり海に囲まれていて、いろんな意味で日本と似ている国です。南半球には、オーストラリアとニュージランドくらいしか大きな土地はないのです。南の果てだから遠い気がしますが、飛行機で10時間くらいでいけるので、ヨーロッパに出かけるのと同じくらいだと思います。

 南の果てなので、文明が伝わってない気がしますが、日本より進んでる部分が多いものです。アジアの真下にあるのに、最初に住みだしたのは、ヨーロッパの人達でした。オーストラリアは言ったことがないので知りませんが、ニュージーランドは、イギリス領だったそうです。なので、文化や習慣はイギリスに似ているようです。イギリスも行ったことがないので、聞いた話だけになってしまいますが。。。

 古い歴史がないせいか、建物なども新しいものばかりで、最初から整備されています。ゴミ箱まで、国で統一されているんですよ。自然を大事にする国で、自然を壊すぐらいなら、人が死ぬのもお構いなしです。切り立った岸壁に作られた道路に、ガードレールがないんですよ。毎年何台も車が落ちていると思います。それでもガードレールをつけると、自然が破壊される、警官が悪くなると、つけないようです。

 当然トンネルもありません。トンネルを掘るぐらいなら、遠回りさせるんです。時間がかかっても何とも思わない国です。無理する必要ないし、急ぐ必要もないんじゃない?そう言ってる気がします。人口よりひつじの数のほうが多く、日本と違って、野菜が育ちにくい環境だからと、放牧で生活してきた国だと思います。

 びっくりすることに、野菜をこれだけ取ることを考えたら、同じカロリーで肉ならこれだけで済みますよといった宣伝がされている国です。おそらく、大陸の狩猟民族が移住したので、体質的にも、あまり野菜を取らなくてもいいのだと思います。狩猟民族は、獲物が取れた時にたくさん食べて、そのあと何も獲物がない日が続くかもしれない生活だったので、からだもそれに対応できるようになっていると思います。だから、もとから体も大きいのでしょう。

 アジアは、どちらかといえば、農耕で生活してきたと思います。農耕であれば、土地にいつきますよね。毎年収穫があれば、安定した生活が出来ます。収穫したものをうまく保存して利用してきたので、乾物なども多くみられます。明日の食事の心配のいらない生活なので、一日3食と10時と3時に軽く間食をしていたようです。漬物とお茶だったり、おはぎだったりします。

 外で汗を流して働くので、塩分も必要だったのでしょう。畑仕事は大変なので、カロリー補給も必要でしょう。そいう行ったことが習慣として根付いてきました。外国のことを知れば、日本のことをもっとよく理解するようになります。海外に出て行ってみてください。新しい日本が発見できると思いますよ。

検診とは

Posted on: 火曜日, 11月 30th, 2010 in: クリニックより

  検診や人間ドックで見つけようとしているのは、早く見つかれば治る病気です。早く見つけても手遅れになるものは、検診などしていません。たとえば、子宮がん検診、乳がん検診はありますが、肝臓がん検診や白血病検診などありませんよね。

 でも、検診や人間ドックを受けていれば、病気にかからないと勘違いしてる人がいます。また、検診や人間ドックを、自分が何ともないことを証明するために受けている人もいます。なので、検診で多少の異常値が見つかっても、放置してる人が多くいます。持病だとか、体質だとか言って、自分は悪くないと思ってる人をよく見ます。

 しかし、病気の大半は、自分が作っているんです。病気のほとんどは、自分の内部からおこっています。外から入ってくる病気は、感染症だけなんです。がんだって、元は自分の細胞です。自分の細胞が、急いで細胞を増やさないと、間に合わないよって思いだして、細胞分裂を早めたことが、がんの最初なのです。人の目に触れるようになるまでに、10年かかると言われています。なので、がんと言われた方は、10年前の生活を振り返ってみた方がいいでしょう。

 検診をどれくらいの間隔で受けたらいいですかとよく聞かれます。ふつうは、1年に一回でしょう。でも、絶対病気を見つけたいのであれば、3カ月に一回、全身くまなく検査受けるしかないと思います。乳がんでも、中間期がんといって、検診で異常ないと言われても、1年後の次の検診までに見つかるがんがあるのです。なので、どれくらいの頻度で受ければ、必ず病気が見つかるという保証はないと思います。

 検診を受けないという手もあります。あるドクターは、人電ドックを受けるのをやめたそうです。人間ドックを受けて、その結果がわかるまでの2週間は不安で仕方ないからだそうです。何か見つかったら、仕事を休まないとならないから、その場合はあれをしてこれをしてなどと、気をもむからでしょう。毎年検診を受けて、10年間、何も異常がなかったとしても、2週間かける10で、20週間は不安な生活を送る羽目になるからです。

  わたしも、最近は何か体調の変化が出るまで、放置することにしました。病気など見つかってから考えればいいかと思うようになったのです。がんがひどい状態で見つかったとしても、それも運命かなと。早期癌で見つかって、治療を受けて治ったとしても、毎年再発の不安にさいなまれます。そういう人を多く見てきたからかもしれません。

 人には寿命があって、必ず何かで死ぬんです。その日が来るまでを楽しく過ごせばいいと思います。なので、検査は採血検査だけ受けて、生活習慣病だけ見ることにしたんです。生活改善で治るものだけを見ていれば、自分の努力だけで、病気を悪化させないで済みますからね。。。

伊丹スカイパーク

Posted on: 月曜日, 11月 29th, 2010 in: クリニックより

 伊丹飛行場の離発着が見える公園です。飛行機がまじかでみられる以外にも、子供向け遊具も充実していて、日曜日などはとても賑わっています。空港に隣接して作られているので、端から端まではかなり長い距離です。公園内の売店では、飛行機の形のパンも売っていますし、駄菓子屋さんもあります。駐車場も3か所にあるようですが、近所から歩いてこられている方も多いようです。

 ただ、飛行機を眺めてぼーっと過ごすにはいい場所だと思います。情報社会の世の中なので、いろんな刺激が多い日常ですが、そういうストレスを発散するのに、ぼーとして何もしない時間が必要な気がします。飛行機の爆音と、こどもがきゃっきゃとはしゃぐ声は、なんとなくミスマッチな気がしますが、合っている気もします。

 鉄の塊の飛行機がなぜ空を飛ぶのかは、まだちゃんと解明されていないそうです。理由がわかっていないのに、使われているのは不思議な気もします。医学でも同様のことがあります。なぜ効くのかわからないけど、効いているから使っているというものも多く存在します。結果よければすべてよしってとこなのでしょうか。

 よく患者さんに話をするのですが、電化製品は10年しか持たないのに、50年も60年も使っていれば、そりゃどこかつぶれてくるでしょうって。。。。人間には、自分で修理する機能があるから、何十年も生きていられるのですよね。その修理する機能は、自分の中の力であって、外からはどうすることもできません。生きる気力を失った人は、傷の治りさえ遅くなってしまいます。元気でいることが、一番病を早く治す薬なのだと思います。

不眠の原因ってなんでしょう

Posted on: 日曜日, 11月 28th, 2010 in: クリニックより

 不眠症に、睡眠導入薬が良く処方されます。でも、眠れない原因ってなんでしょう。たとえば、歯が痛くて眠れないとき、睡眠導入薬を飲むのでしょうか?違いますよね。鎮痛剤を飲みますよね。薬が効いてきて、痛みが消えてくれば、自然と眠ってしまうでしょう。痛みを我慢していたため、疲れているのかもしれません。ほっとして、眠ってしまった、そんな経験があると思います。

 気になってることがあれば、眠れないのは当たり前ですよね。翌日の準備が気になっていれば、準備をすれば眠れるかもしれません。何かで興奮しているのであれば、あったかくしたミルクを飲むといいそうです。カルシウムが精神を安定させるそうです。からだががちがちになってるようなら、ゆっくりお風呂に入るのもいいでしょう。アロマも、リラックス効果があるので、寝室に焚いておくのもいいかもしれません。

 人は必ず眠ります。眠っていないと言っていても、周りの人に聞くと眠っていると聞くこともよくあります。眠ったかどうかは、脳が一番よく知ってるはずです。眠らなければ、脳が整理整頓できないからです。

 最近になって、睡眠時の低血糖が不眠の原因になってるかもしれないと思うようになりました。しんどくっておきてしまう人は、そうかもしれません。何か食べることは、不安を取り除く効果もあり、血糖もあげるので眠りやすくなるかもしれません。一度、試してみるといいかもしれません。

 睡眠導入薬を飲む前に、考えてみることはたくさんありますよね。安易に薬に頼るのではなく、自然に眠る方法を考えるほうがいいように思います。

インフルエンザの予防接種

Posted on: 土曜日, 11月 27th, 2010 in: クリニックより

 病院のスタッフがぼちぼち打ち出しています。私の場合なるべく二人など複数で話を聞いてもらいます。予防接種についてどのくらい知っているかまず聞きます。予防接種をしても、感染はします。それはすんなり答えてもらえます。では、感染予防のためにどうすればいいでしょうか?手洗いとうがいです。何回ぐらい?

 この辺で、回答があいまいになりだします。その先いろんな話をします。マスクを着けている意味、正しい付け方、予防に必要な加湿と保温のこと、どこを保温すれば、体温が下がりにくいかなど、いろんな話をします。そのうち、質問が出だします。しょうが湯って聞くんですか?

 質問が出るようになれば、考えることを始めているので、いい効果が出たわけです。効くかどうかは、自分で考えてみるのもいいかもしれません。日本で古くから言われ続けたことには、必ず意味があります。なぜだろう、そう思いだすことが重要なのです。情報社会なので、入ってくる情報は多いですが、すべてがあってるとは限りません。一番大事なのは、なぜだろうと考えることなのです。